「寒中見舞い」を送るときに切手は何を選ぶ?
年賀状を出しそびれてしまった方や喪中だった方に送る「寒中見舞い」。
どんな切手を貼るのか知っていますか?
そもそも「寒中見舞い」とは?
寒中見舞いとは、「寒の入り(1月5、6日ころ)から寒明け(2月4日ころ)までの約30日間に葉書などを出して相手を見舞うこと。喪中などで年賀状を出さなかった人に対する挨拶状としても用いる」というものです。
寒中見舞いは挨拶状とある通り、寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣い送るものなんですね。
ちなみに2021年の寒の入り(小寒)は1月5日(火)、寒の明け(立春)は2月3日(水)ですので、その間に投函します。
「寒中見舞い」は慶弔用の切手を使う?
寒中見舞いは季節の挨拶状ですので、慶弔用の切手は使いません。喪中だった方に送る場合であっても弔事対応をする必要はないんですよ。
慶弔用の切手以外であれば、普通切手でもグリーティング切手でも問題ありません。たくさんの種類の切手がありますので、送り先の方のご年齢や関係性を踏まえてデザインを選ぶのも素敵ですね。
寒中見舞いをおくるときの注意点
これまでに何度か郵便料金の改定があり、手元にある切手を組み合わせて現在の郵便料金額にすることで使うこともできるのですが、複数の切手が貼ってあると、“手持ちの切手をかき集めた感”が出てしまいますので、特に目上の方にお出しする場合にはぴったりの金額の切手を準備して貼ると安心です。
年賀状が余ってしまっている場合であっても、お年玉付きであったり宛名を書く表面のデザインから年賀状だと一目でわかり、“使い回し感”が否めませんので、年賀という文字を二重線で消したとしても使うのはやめましょう。
いかがでしたか? 喪中で新年のご挨拶を失礼したときに、寒中見舞いを受け取るととても嬉しいもの。せっかく寒中見舞いを出そう! と思い立ったからには、より気持ちよく受け取っていただけるように準備して出したいですね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!