【目次】
・おみくじの無料サイトはたくさんある! あの愛宕神社も
・無料おみくじを引いた時に心掛けたいこととは?
・無料おみくじの魅力とは?
・おみくじの意味も知ろう! 待ち人や恋愛について
・最後に
おみくじの無料サイトはたくさんある! あの愛宕神社も
最近では、インターネット上でおみくじを引ける無料サイトが多くなっています。下鴨神社京都学問所の新木直安研究員に教えていただいたことをもとに、無料おみくじを引く時に心掛けたいことやその魅力をご紹介します。
無料のおみくじは、若い世代におみくじを知ってもらうための活動の一環として行われ、現代人にもわかりやすい言葉で書かれているものが多いです。
内容も、境内で引くものと変わりはありません。無料おみくじを実施している有名な神社として、東京都の愛宕神社が挙げられます。必要な内容はしっかりと押さえつつ、平易な言葉でアドバイスが記載されているため、親しみやすいです。
他にも大分県にある金剛宝寺の運営する無料おみくじは、恋愛、金運、健康、仕事など項目ごとに分けられています。関心のある分野に特化したおみくじを引けるのが特徴です。
無料おみくじを引いた時に心掛けたいこととは?
指先一つで気軽に引ける無料おみくじは、とっても魅了的。とはいえ、簡単だからこそ、次のことを心掛ける必要があります。
◆おみくじの持っている意味は何かを考える
おみくじは、あくまでおみくじです。書かれている内容を読んで、結果を受け止めて、これからの生活の進むべき方向に活かすことが大切。そして、神様への日々の感謝の気持ちを忘れないようにしましょう。
◆結果を気にしすぎない
吉凶の結果ばかりを気にしていては、のびのびと生きることはできません。「今日はどんな日なのかなあ」と気になったときに確認するにはぴったりです。一種の占いとして頭の片隅に置いておく、という向き合い方をしましょう。
◆自分から積極的に動くことも大切
無料おみくじに限らず、おみくじの結果にとらわれすぎずに、自分から積極的に行動していくことも大切です。一歩を踏む出す勇気や何かを変えるきっかけとして、人生を前向きに生きる為に、無料のおみくじを活用していくのもいいですね。
無料おみくじの魅力とは?
検索をすると、たくさんの無料おみくじサイトが出てきます。では、その魅力とはなんなのでしょうか?
◆気軽にくじが引ける
先ほども伝えたように、無料おみくじはインターネット上で気軽に引くことができます。特に寺社が運営しているサイトでは、細かな解説の載ったおみくじが指先一つで引けますよ。おみくじを引くワクワク感を、どこでも味わうことができますね。
◆わかりやすい
無料おみくじは、若い世代に関心を持ってもらうために作られた背景があることから、現代人にもわかりやすい言葉で書かれているものが多いです。古語や漢文で書かれた寺社のおみくじに比べて、すんなりと結果を受け入れることができます。
◆1年に1回というワクワク感も
無料おみくじには、何度も引けるものもあれば、1年に1回しか引くことができないという本格的な無料おみくじもあります。初詣でおみくじを引かなかった時には、ぜひ試してみてくださいね。
おみくじの意味も知ろう! 待ち人や恋愛について
おみくじの中でも特に気になるのが「待ち人」や「恋愛」について書かれた項目です。ここではその項目の意味を詳しくご紹介します。
◆「待ち人」の意味
おみくじにおける「待ち人」は、「自分の人生に大きな影響を与える人」を指します。自分の道を選ぶきっかけになる人であるため、異性に限らず同性でも、年上に限らず年下でも、はたまた家族でもあり得ます。“私の人生のキーパーソン”と捉えるとわかりやすいでしょう。
◆恋愛の項目は「待ち人・恋愛・縁談」
恋愛に関係する項目には「待ち人・恋愛・縁談」の3つがあります。そのひとつひとつをチェックしていきましょう。
「待ち人」は、先ほど述べたように、恋人や結婚相手に限りません。恩師や親友、家族、良い上司などとのめぐり逢いを示してくれます。
「恋愛」は、文字通り恋心・恋愛のことが書かれています。「あきらめなさい」、「まずは安定をはかれ」、「誠意をつくせ」など具体的に書かれていることもあります。
「縁談」は、結婚相手・結婚に関する出会いについて書かれています。その内容は「よし」や「うまくいく」などの他に、「自分で探せ」、「年上に話を進めてもらうと良い」、「他人の言葉を信ぜず自分で考えよ」などの言葉があります。
おみくじは「恋愛」や「縁談」の他にも、「商売」「転居」「旅行」など様々な項目に分けているのが一般的です。それぞれ、書かれている内容をストレートに受け取りましょう。好ましくない内容が出たとしても、言葉に込められた意味まで深く考えて受け止めることが大切です。
また、現実の状況(未婚・既婚など)と書かれている内容が違っても、これから内容の状況になる可能性があります。それを期待しながら過ごすのが良いでしょう。
最後に
いかがだったでしょうか? インターネットの登場という時代の変化とともに、おみくじも変化しています。ちなみに兵庫県の生田神社は、なんとQRコードで引けるおみくじがあります。感染症対策など、世の中に合わせて変化するおみくじに今後も注目です。
TOP画像/(c)Shutterstock.com
教えてくれたのは…… 下鴨神社京都学問所研究員である 新木直安氏
昭和50年生まれ。下鴨神社京都学問所研究員、下鴨神社資料館館長。最近は、下鴨地域の歴史を研究中の研究に力を入れている。