【目次】
・メリハリをつくるだけ【コーディネートの基礎】
・色の組み合わせ方【配色と抜け感の基礎】
・中級編【テイストを変えるメリハリ】
・最後に
メリハリをつくるだけ【コーディネートの基礎】
「“コーデのバランス”と言われても、何をどうすればいいの?」… ファッションセンスは人それぞれ違いますが、今どきの着こなしに取り入れられている【コーディネートの基礎】をご紹介します。
【CHECKポイント】
・基礎が分かればアレンジ自在
・統一しなくていいから、むしろラクチン
・「分からない」が減ると、ストレスも減る
・「分かる」ことで自信につながる
・自分らしさや魅力が開花する
■おしゃれコーデの基本は『メリハリ』
≪コーディネートとは?≫
・洋服の着こなしのこと
・着る服の組み合わせを考えること
・組み合わせをアレンジして着ること
・ファッションの全体を調和させること
・略して『コーデ』と表現することが多い
≪ファッションの教訓≫
・「完璧にしなきゃ」と力むとシンドくなる
・大人は“遊び”もコーデの一つ
・楽しむことで、リラックス感のある大人の着こなしに
※毎日の洋服に少しずつ取り入れて、感覚をつかんでいきましょう。
≪ファッションで言う“メリハリ”とは≫
・強弱のこと(大小・太い細いなど)
・違いのこと(素材の違い・カジュアル×きれいめ・男×女など)
・コントラストのこと
・立体感があること
全部を取り入れる必要はなく、意識してるか否かで『雰囲気やバランス』が変わっていきます。
【1】コンパクト×ボリュームのメリハリコーデ
≪メリハリ 01≫
華やかな印象のフレアスカート。トップスをコンパクトにすることでメリハリが叶い、スカートのボリューム感も鮮やかカラーも際立ちます。
【2】オーバーサイズ×スリムのメリハリコーデ
≪メリハリ 02≫
ゆったりしたオーバーサイズのシャツに、タイトなスキニーパンツの【太×細】コーデ。重たい印象の黒コーデも、シャツやニット帽の明るい配色で軽やかに。
【3】異素材を強調したメリハリコーデ
≪メリハリ 03≫
ふわもこニット×ツヤ感のあるエコレザー。異素材MIXでメリハリをつくったコーデです。また、ビッグニットとタイトなパンツで、シルエットにもメリハリが◎
【4】立体感のあるメリハリコーデ
≪メリハリ 04≫
カーディガンやニットを肩掛けして立体感をプラス。いつものボーダー×パンツスタイルがぐっとおしゃれに。ゆるっとラフに巻くのがポイントです。
カジュアルすぎない【ボーダートップスコーデ】はリンク配色で叶う!
【5】トレンドの“きれい色”でメリハリコーデ
≪メリハリ 05≫
色の系統が異なるトップスとボトムの組み合わせ。色のコントラストでメリハリをつけた着こなしです。
色の組み合わせ方【配色と抜け感の基礎】
この冬トレンド! 鮮やかな“きれい色”は、女性がウキウキするドレスコード。「ワンピースならラクチンだけど、色の組み合わせはどうしたら?」… そんなコーデの色について、これまでの復習もまじえながらチェックしていきましょう。
【CHECKポイント】
・きれい色との組み合わせは?
・きれい色じゃなきゃダメなの?
・色を統一したいときは?
【1】深みのあるきれい色ならトライしやすい
≪配色 01≫
“きれい色”には、ぶつかり合わないベーシックカラーを合わせるのが正解◎ メリハリもつくれます。
こっくりとしたきれい色ニットと相性良し♡【ニュアンスカラーデニム】
【2】コーデの色を統一するときは?
≪配色 02≫
ニット×エコレザースカートの異素材MIX。ストールの立体感など、同系色でまとめる場合は特に【メリハリ】を効かせて。
【3】パステルカラーの場合は小物も活用
≪配色 03≫
淡色のワントーンコーデ。ぼんやりしないように差し色をプラスしたり、インパクトのある小物で引き締めを。
こっくりとしたきれい色ニットと相性良し♡【ニュアンスカラーデニム】
【4】メリハリに貢献するツヤボトム
≪配色 04≫
系統が近い色と合わせる場合も、サテンなどのツヤスカートでメリハリをつくって上級者風に。
華やかカラー【ナローフレアスカート】で冬のおしゃれを楽しく!
■冬のコーデに“抜け感”は必須!
ダークな配色や重ね着で“重たい印象”になりがちな冬コーデ。“抜け感”をプラスして、軽やかさを意識しましょう。
≪抜け感とは?≫
・コーデに軽さを出すこと
・ワンポイントとして白を取り入れる
・足元や腕・デコルテなど、肌を見せる
・透け感のある素材で軽やかな印象に
※上のコーデも、インナーの白をチラ見せすることで、重たさを排除しています。
【1】コーデにワンクッションおく肌見せ
≪抜け感 01≫
黒のワントーン×きれい色ブルー。スカートからのぞく肌見せで、重たさを払拭しています。
小粋で女っぷり抜群の組み合わせ【きれい色ニット×長めタイトスカート】
【2】きれい色ともなじみやすくなる“つなぎ色”
≪抜け感 02≫
引き締め色と言われている黒ですが、重たくなりがちなので、白やベージュで和らげると◎
【3】明るくリッチな同系色トーンのコーデ
≪抜け感 03≫
肉厚タートルニットも、スリット入りタイトスカートで抜け感をゲット。シルエットや配色のメリハリもつくっています。
小粋で女っぷり抜群の組み合わせ【きれい色ニット×長めタイトスカート】
中級編【テイストを変えるメリハリ】
きれいめなの? カジュアルなの? あえてハズす・あえて崩すのが今どきのコーデ。トップスとボトムでテイストを変えれば、おしゃれ度がぐっと上がります。
【CHECKポイント】
・メンズ×レディース
・きれいめ×カジュアル
・ハンサム×フェミニン など
■テイストMIXコーデにチャレンジ
ハンサムなブルゾンに、レーススカート&パンプスを合わせた“かっこいいお姉さん”コーデ。テイストを統一しすぎて、古見えしないよう注意しましょう!
■メンズライクなアイテムでかっこよく
トレンチコートやジャケットなど、もともとは紳士用だったアイテムを、今では女性もかっこよく着こなしていますよね。ここで大事なのは、ただ男っぽく着るのではなく「女らしく着る」こと。女性が男性ものをまとうことで、より女らしさが引き立つのです。
≪メンズライクなアイテム≫
・ビッグサイズのトップス
・ジャケットやパンツ
・ローファーやサングラス・キャップ
・スポーティーなアイテム など
■女らしさを象徴するアイテム
とても「女らしい」デザインのスカート。そのポイントはどこに? 大人のきれいめコーデに欠かせない、レディライクなアイテム。「女らしさ」を際立たせるテクを確認しましょう。
≪女らしさを印象づけるポイント≫
・パンプスや上品なバッグ
・赤やピンクなどの華やかな色
・デコルテなどの肌見せ
・レースなど、透け感のあるシアーな素材
・ウエストやヒップなど、体のラインを強調するデザイン
それでは、定番【メンズ×レディース】のMIXコーデからチェックしていきましょう。
きれい色ボトムの足元をブーツで繋げるなら… 正解はコレです!
【1】デニムジャケットを味方につける着こなし
≪テイストMIX 01≫
メンズ×レディコーデ。キャミの色っぽさとベリーカラーのパンプスで女らしく。ばさっとはおったジャケットも、ラフな雰囲気のコーデュロイパンツも、プラスに転じます。
【2】華やかなスカートとの好バランス
≪テイストMIX 02≫
ハンサムなジャケットを、ツヤっぽいナローフレアスカートでまろやかに女らしく。肩に掛けたざっくり編みのニットで、立体感をプラス。
【3】小物も効かせた甘×辛コーデ
≪テイストMIX 03≫
ボーイッシュなパーカー&サングラスに、女らしさ満点のスリット入りタイトスカート。濃グレー×淡ピンクの配色も好相性で、都会的な着こなしに。
【4】きれいめ×カジュアルなコーデ
≪テイストMIX 04≫
ツヤ感のあるきれいめなナローフレアスカートに、カジュアルなアイテムをMIXしたコーデ。ハイテクスニーカーやハットでパンチを効かせているのもポイント。
【5】スポーティー×フェミニンコーデ
≪テイストMIX 05≫
風に揺れるフェミニンなスカートと、アスレジャーなパーカーのMIXコーデ。上質なプリーツスカートだから、カジュアルアイテムをぶつけても大人の品をキープ。
【6】大人の甘辛ミックスコーデ
≪テイストMIX 06≫
スウェット&サングラスと、ほどよく重さのあるエコレザースカート。広がりのあるプリーツながら、フェミニンになりすぎない甘×辛コーデに。
最後に
ファッションの苦手意識を払拭! 2020年冬編【コーディネートの基礎】をコーデとともにご紹介しました。季節柄、重ね着が増えるからこそ取り組みやすいタイミング。手持ちの服でトライしたり、次に服を購入する際の参考にしてみてくださいね♪