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2020.12.14

できる大人として知っておきたい!「はたまた」の正しい意味や使い方とは? 語源や例文、類語も合わせてご紹介

「はたまた」という表現は、どのような意味で使われるのかご存知ですか? 小説や舞台などで使われる「接続詞」のひとつです。本記事は、少し古めかしい響きのする「はたまた」の意味や使い方を、例文を用いて解説していきます。

【目次】
「はたまた」の意味・漢字表記・語源とは?
「はたまた」の使い方を例文でチェック
「はたまた」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?
最後に

「はたまた」の意味・漢字表記・語源とは?

(c)Shutterstock.com

日本語には、様々な接続詞があります。接続詞の中でも、日常で使い方を意識しなくても使えるものから、使い方がわかっていないと正しく使えないものまで幅広くありますよね。

今回ご紹介するのは、そんな接続詞のひとつである「はたまた」。この少し古めかしい響きのする「はたまた」は、使い方にちょっとしたコツがあるんです。今回はそんな「はたまた」の正しい意味や使い方、語源についてご紹介したいと思います。

◆はたまたの意味

先述の通り、「はたまた」は、接続詞のひとつです。「それとも」「あるいは」「なお又」といった意味があります。「はたまた」はあまり日常生活では使われませんが、小説や舞台などの台詞では「よく使われる表現のひとつです。実際に、そういった作品で「はたまた」という表現を知った、という人もいるのではないでしょうか。

◆はたまたの漢字表記

(c)Shutterstock.com

「はたまた」は、漢字で書くと「将又」と書きます。通常、文書や書籍では、平仮名表記で用いられることがほとんどです。

それでは、何故漢字だと「将又」と表記をするのか。続けてご紹介していきたいと思います。

◆はたまたの語源

「はたまた」は、同じ意味の言葉を組み合わせることで、強調をする役割を持つ表現です。

元々、「将又」の「将」は、副詞の働きを持っています。その働きは、「他のことと関連させて、羅列して述べること」。「将」自体に、「もしくは」という意味があるんです。

そんな「将」に、同じく「もしくは」という「又」を足すことで、前後に置かれた内容を強調することができます。つまり、「将又」は、「もしくは」を強調した表現とも言い換えることができますよ。

「はたまた」の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

「はたまた」の意味や語源についてのご紹介でした。続けて、実際に「はたまた」とはどのように使うことができるのか、例を挙げてご紹介したいと思います。

1:「本当に進むべきは右の道だったのか、はたまた左の道だったのか」

基本的な「はたまた」の使い方です。「はたまた」の前の文章とは別の選択肢を提示するために使われています。「はたまた」は、「選択肢が複数あるとしても、基本的に答えはひとつである」という状況で使われる表現です。

2:「彼女が髪を短くしたのは、元々そうしたかったからなのか、はたまた失恋をした悲しさからなのか」

「はたまた」の基本的な使い方は、もうひとつあります。それは、「はたまた」の前の文章の内容に、後の文章の内容を付け加えるというものです。

1つ目の文章の場合は、「右の道か左の道か」のどちらかを選択するものでしたが、この使い方の場合は選択をしません。一体どちらの意味で使われているのかは、文脈から読み取る必要がありますよ。

3:「彼女が好きなのは犬か、猫か、はたまた河童か」

こちらは、「はたまた」の少々応用的な使い方になります。「はたまた」は、語源で紹介をした通り、同じ意味の言葉を重ねて強調した表現です。そのため、「あるいは」「それとも」よりオーバーな言い回しになります。

また、「はたまた」は3つ以上選択肢がある場合に使用すると、最後の選択肢を強調したり、ダメ押しとして使ったりすることができますよ。

ダメ押しとして「はたまた」を使う場合は、ダメ押しの選択肢と、それ以外の選択肢にギャップがあればあるほど、「はたまた」が効果的になります。

「はたまた」の類語や言い換え表現にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

最後に、「はたまた」の類語や言い換え表現についてのご紹介です。「はたまた」の言い換え表現を覚えておくことで、日常会話など様々な場面で「はたまた」に近いニュアンスを伝えたりすることができますよ。

1:もしくは、または

「もしくは」は、「前述の内容に、別の選択肢を提示するための接続詞」としての「はたまた」の言い換え表現になります。

文書やビジネスなどの場では「もしくは」、日常生活では「または」を使うことがおススメです。

2:その上さらに

「その上さらに」は、「前述の内容に、後述の内容を付け加える」際の「はたまた」と同じ意味を持つ表現です。主に日常会話で使うことのできる表現ですよ。

3:翻って

「翻って」は、「ひるがえって」と読みます。「並行して出した話題の片側に言及する表現」として使われる「はたまた」の類語です。

「翻って」には、「その事柄とは反対、もしくは別の立場や方向から物事を見る様子」を表していますよ。

最後に

(c)Shutterstock.com

「はたまた」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? 「はたまた」はやや古風な言い回しのため、日常会話ではあまり使いませんが、小説や舞台などではよく使われる表現です。正しい使い方や意味を理解しておくと、より作品の世界観を楽しむことができそうですね。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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