【目次】
・お年寄りから若者まで!「クチャラー」とはどんな人のこと?
・「クチャラー」本人の原因や心理とは?
・「クチャラー」が生む悲しい事態
・逆ギレされた人も…「クチャラーの人に対する注意の方法」とは?
・「自分がクチャラー」と自覚したら直す方法はコレ
・最後に
お年寄りから若者まで!「クチャラー」とはどんな人のこと?
「クチャラー」って知っていますか? もし、あなたの彼が「クチャラー」だったり、あなた自身が「クチャラー」だったなら、これは大問題! 「クチャラー」になる原因や対処法を解説しますので、ぜひやってみてくださいね。
「クチャラー」とは、クチャクチャと音をさせながらものを食べる人のことを言います。「クチャラー」などと命名されたところで、これはかなりの印象の悪さです。時にふられてしまう原因にすらなるという「クチャラー」について解説しますね。
「クチャラー」本人の原因や心理とは?
「クチャラー」に年齢や性別は関係ありません。老若男女「クチャラー」になり得ます。そもそも、食べるときにクチャクチャと咀嚼音がするのはなぜなのでしょう。
1:食事のマナーに無頓着
クチャクチャと音を立てながら食事をするのは、ほぼ万国共通でマナー違反。食事のマナー違反の中でもワースト1と言ってもいいほど、人を不快にさせます。それに気がつかない人というのは、そもそも食事のマナーに対する意識が低いのでしょう。その原因は育ちにあるかもしれませんし、性格的なものかもしれません。
2:鼻呼吸が苦手
通常、食べるときの呼吸は鼻で行います。無意識にできる人が多いので、改めて考えたことがないという人も多いと思います。「クチャラー」はこれが苦手。食べるという行為と呼吸を同時に口で行うので、クチャクチャと音がするのです。小さな子どもや鼻炎を患っている人に多いパターンです。
3:歯並びが悪い・噛む力が弱い
歯並びが悪いと上下の噛み合わせが悪くなり、食べ物を噛むときの動きが独特になりがち。上下運動だけでなく、上あごと下あごをずらした形で噛むようになると、クチャクチャと音がしやすくなります。
また、咀嚼力、つまり噛む力が弱い場合にも音がしがちです。長い時間をかけてクチャクチャと噛むので、音がする時間も長くなりますね。
4:一度にたくさん頬張るクセがある
食べるときに、食べ物を一度にたくさん口に入れると、咀嚼音も大きくなります。たくさんのものを噛むのですから当然ですね。一度にたくさんの食べ物を口に入れること自体がマナー違反です。マナー違反がマナー違反を生むという負のスパイラルです。
「クチャラー」が生む悲しい事態
食べるときの“クチャクチャ音”について「たかが音じゃん」と軽く流してはいませんか? 「クチャラー」にはこんな悲しい事態が起こることもあるのです。
◆周囲に白い目で見られる
食事会や飲み会など、人と食事をするというのは、コミュニケーションを深めたり、仲良くなるために行う場合が多いですね。こういうときに「クチャラー」は白い目で見られます。本人だけが“クチャクチャ音”に無頓着、周囲は辟易… ということが多いのです。仲良くなるための食事会なのに、知らないうちに、避けられてしまう原因になるなんて悲しいですね。
◆好きな人に振られる
デートに食事はつきものです。「クチャラー」はここで嫌われてしまうことも…。どんなに楽しい時間を過ごしていても、食事の段になると、その度に不快な思いをさせられるとしたら、あなたならどんな気持ちになりますか? たかが食事、されど食事です。
◆大人としてどうかと疑問を持たれる
食事のマナーは大人として最低限のマナーのひとつと言っても過言ではありません。それができていないと、ほかの面がどんなに素晴らしくても「大人」として認められないことも。職場やビジネスシーンでは、食事によって関係を深めることも多いと思います。そんなとき「クチャラー」は、仕事内容ではなく、振る舞いで悲しい判断をされてしまうのです。
逆ギレされた人も…「クチャラーの人に対する注意の方法」とは?
自分の子どもならともかく、恋人や同僚に「クチャラー」であることを注意するのはちょっと気が引けますよね。悪くすると、逆ギレされたりもします。スマートな注意の仕方をご紹介しましょう。
1:恋人には「真剣に注意する」
大好きな彼が「クチャラー」だったら残念ですね。おたがいに大切に想える人に出会えたのに、食事マナーが関係を悪くするというのは悲しいことです。こんなときは、誠心誠意、困っていることを伝えましょう。「あなたのことを大切に思っているからこそ、言いにくいことも言うのよ」ということを前置きとして伝えれば、彼も真剣に聞いてくれることでしょう。
2:友人や同僚には「にこやかに促す」
もし、仲の良い友人が「クチャラー」なら、「あれ? クチャクチャ、音がするけどなんだろう」などと、軽い感じでにこやかに注意してみましょう。「笑いながら」がポイントです。そもそも「クチャラー」には自覚がありませんから、突然、みんなの前で不快そうに注意されたら、逆に怒ってしまうこともあります。友人や同僚には、できるだけソフトに注意するように心がけましょう。
また、職場の歓送迎会や飲み会などなら、さりげなく、席を「クチャラー」から遠くに設定すれば安心ですね!
3:親戚などは「避けられるなら避ける」
義両親や年配の親戚など、注意しにくい相手が「クチャラー」の場合は、我慢するのがいいでしょう。食事を勧められたら「家に用意してあって」とか、「今日はちょっと時間が…」などとさりげなく断れるといいですね。どうしても断れないときには、諦めて、食事中は違うことを考えるなど、なんとか乗り切りましょう。
「自分がクチャラー」と自覚したら直す方法はコレ
この記事を読んで「もしかして私、クチャラーかも…」と気づいてしまった人はいませんか? 「クチャラー」から脱するには、まず自覚することが大切。自覚することができれば、ほとんどは気をつけることで対処できます。そのほかの対処方法も考えてみましたので参考にしてくださいね。
1:一度に口に入れる食べ物の量を減らす
先にも述べたように、たくさんの食べ物を口に入れて噛むと、どうしても口が開きやすくなり、クチャクチャと音がしてしまいます。ですから、意識的に口に入れる食べ物を減らし、口を閉じたまま噛むようにしましょう。
2:動画撮影をしてみる
思い切って、自分が食べている様子を動画に撮ってみましょう。自分がどんなふうに噛んでいるか、口にものを入れてすぐに話をし始めていないかなどを確認することができます。
3:歯医者さんに相談する
咀嚼音があまりにひどい場合には、歯並びが深刻に影響しているのかもしれません。一度、歯医者さんに相談してみましょう。噛み合わせは、いろいろなことに影響するので、「クチャラー」対策以外にも有益なアドバイスが得られるかもしれません。
最後に
毎日の暮らしにも、人とコミュニケーションを深めるにも欠かせない食事。同じテーブルを囲む人が全員楽しいときを過ごせるように、食事のマナーには気を配りたいものです。「クチャラー」にならないようにするのはもちろん、大人としてその他のマナーも知っておけるといいですね。
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