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2020.11.16

ニューヨークで「私ってこんなに素敵なんです」と大声で叫んだら…<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#16>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。今回は、セルフブランディングの重要性の話。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

これからの時代、自分をもっとアピールしていけ!

これまでの連載はこちら

私は日本の外に出て気がついた。自身の自意識の高さは世界基準では一般レベルだと。日本にいた35年間は、自意識過剰の代表のような人だと周りから思われていた気さえするのに。

そんな今回はセルフブランディングの重要性について独自論を語りたい。

◆多くの日本人に気づいてほしい、セルフブランディングの重要性

(c)Shutterstock.com

日本で会社員をやっている人は、大抵セルフブランディングは自分には必要ないと思っている気がする。SNSを使うとき、プライベートを楽しんでいる様子をあげるだけで、そこに意識的な戦略はなく、気の向くままに、大きな目的もなく、自己満足の域でストップする。自分がどれだけ有能で、魅力的な人なのかを公にアピールする事に必要性を感じていない。

なぜなら、日本企業はいまだに副業を認めていないところも多く、会社の仕事が、“自分の仕事の全て”という感覚の人は多数存在しているだろう。

そうなってくると、会社の商品やサービスをブランディングする事はあっても、自分自身を戦略的にブランディングする事は二の次になる。

終身雇用なんていうユートピアが存在していた時代にはそうであっても、さほど問題ない。しかし、ここまで時代が変動すると、今いる場所が永遠なんて事はあり得ないわけだし、面白いチャンスがたくさん生まれているこの瞬間に、自分をアピールしないなんて勿体ない! と私は思うわけだ。

◆惜しげもなく発信したからこそを知った、セルフブランディングの価値

(c)Shutterstock.com

私がなぜこの話をするかと言うと、この1年でセルフブランディングの面白さや効果を絶大に感じたからだ。

大企業の会社員ではなくなった私は、「自分の名前で仕事が来る人」になろうと思うようになった。経営を任された小さなweb会社にしても、その先の将来にしても、全ては自分次第。私が持てるアセットは私でしかない。そんな想いもあり、1年前からインスタグラムへの投稿に力を入れた。

リアルなN.Y.生活を日々発信していくと、徐々にフォロワーが増えていき、色んなフィードバックもいただけるようになり、SNSを通してのコミュニケーションの威力を感じるようになった。

私という人がどんな人なのかを、偽らずに、惜しげもなく発信することに努め、共感してくれる人、魅力をそこから感じてくれる人が現れるのを信じて待った。

応援してくださる人が増えると、勇気と自信がついて、そこからキャリアに悩む女性のためのオンラインサロンを開設した。自身のHPも立ち上げた。

私から発される“新しいことをスタートできるエネルギー”を少しでも感じてもらいたいという想いが強かった。そして、そのエネルギーを感じてくれた人が、このコラム連載に繋げてくださった。

セルフブランディングをしようと決めて1年で、見える景色が変わった。新しい人やモノと出会うことが一気に増えて、ブランディング中に自身も変わっていった。

私はこれからも自分をアピールする場をどんどん増やしていきたい。その場所が増えるほど、人の目に触れるチャンスが増し、また次のチャンスに繋がっていくからだ。

出る杭は打たれるなんていうけど、出過ぎる杭は打たれない。打とうとしても、杭がどんどん上に上がっていくので、うまく打てなくなる。そんな感覚で私はセルフブランディングしている。

最近は驚いたことに、日本人以外の方からも仕事のオファーをいただけるようになって、自己アピールがうまくいっていることを痛感しないではいられない。

◆恥ずかしがらずに自分をアピールしまくれ!

(c)Shutterstock.com

これからの時代、手を挙げていないと、誰にも気づいてもらえない、厳しい世界になっていく気がする。そして、躊躇なく手を挙げる人が増えていくことで、より激戦の時代になる。自分をアピール出来ない人には、どんなにチャンスがあっても回ってこなくなる。

アメリカでは、フリーランスで働いている人が5割くらいいると聞く。まさに、アピールしまくらないと、食っていけなくなるサバイバルだ。

その厳しさの中を生きている人たちを毎日目の当たりにするおかげで、私もこのマインドセットに変われたのだとも思う。

(c)Shutterstock.com

私は経済評論家でも、占い師でもないが、これから10年で日本人の仕事の仕方は大きく変わっていくと思っている。大企業への所属に依拠せず、自身がやりたい事を、自身のやり方で実現できる人生を選択する人が増えるはずだ。

出社することが美徳ではなくなり、オンラインでのビジネスがより簡単に、利便性高く出来るようになり、新しい仕事が生まれていく。そんな時代の変化にさっさと適応出来た人が楽しくなる時代なんだろうなと。

自分という最も大事な資産の存在をいかに誰かに知ってもらうか。そのパイプを増やすことが、時代に乗り、予想出来ない刺激的な人生に向かう第一歩だと信じて、恥ずかしがらず、「私ってこんなに素敵なんです!」と大声で叫んでいこう。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
HP

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