【目次】
・「独りよがり」の意味とは?
・独りよがりな人の特徴
・「独りよがり」のデメリットは?
・「独りよがり」な人にならないためには
・最後に
「独りよがり」の意味とは?
「キミは本当に独りよがりだ!」と、もし、彼に言われてしまったらショックですね。とは言え「独りよがり」な人が厄介なのは、自覚症状がないところ。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
「独りよがり」とは、どういう意味なのでしょうか。まずは意味を押さえておきましょう。
「独りよがり」の意味
「独りよがり」は、「独り善がり」とも書きます。「独善」という言葉もありますね。これらの字を見てもわかるように、「独りよがり」とは、「自分の考えがいちばんいい」「私が絶対に正しい」と思い込んでいる状態のこと。
人の意見に耳を貸すことなく、自己中心的な行動を取り続けます。厄介なのは、本人が自分の考えは絶対的に正しいと思い込んでおり、客観視できなくなっていること。ちょっとした注意では、逆に一蹴されてしまうのです。
独りよがりな人の特徴
「独りよがり」な人とはどんな人でしょうか。特徴を挙げますので、診断してみてくださいね。
1:協調性がない
「独りよがり」な人は、往々にして単独行動をとります。自分の意見が通らないと気に入らないので、大勢で動くことを避けるのです。職場や学校など集団で行動しないといけない場合でも、ちょっとした隙にいなくなってしまったりもするのです。
2:うそや言い訳が多い
「独りよがり」な人は、自分が間違っていることを認めようとはしません。たとえ、自分が劣勢になっていてもなんとかして自分の意見を押し通そうとします。そのためには手段を選ばない傾向があり、ゆえにうそや言い訳が多くなるのです。
3:自信家で短気
「独りよがり」な人は、自分の考えや意見に、根拠もなく自信を持っています。自信があるがゆえに、他人が何か指摘しようとすると途端に怒り出すのが「独りよがり」な人の特徴。特に、目下の人には高圧的な態度に出ることが多くあります。
4:欲しいものに向かって貪欲に動く
「独りよがり」な人は、自分の満足に対してとても貪欲です。欲しいものを見つけると、手に入れるまであきらめません。地位や名誉、ときには恋愛においても、自分の目的を達成するまでは、周囲や相手の反応も気にせずに、エネルギッシュに行動し続けます。
5:遠慮しない
上記4とも重なりますが、「独りよがり」な人は周囲の気持ちや反応を気にしません。ちょっとくらい人が困っていても気にも留めず、自分の思いを突き通します。「独りよがり」な人の辞書には、「遠慮」の文字はありません。
「独りよがり」のデメリットは?
「独りよがり」であることは、あなたにとってデメリットをもたらします。具体的な問題点を考えてみましょう。
1:人に信用されない
自分のことばかり考えているので、「独りよがり」な人は人を信用しません。人を信用しないのですから、人から信用されることもありません。特に職場などで人の信用を得られないと、仕事そのものに支障をきたすことも考えられます。
2:出世が遠のく
自己中心的で利己的な仕事の運び方をする人は、マネジメントには不向き。上司からの信用も得にくいでしょう。なので、人をまとめるスキルが必要な職場では、出世はなかなか望めないと言えそうです。
3:友達が減る
自分の意見を常に押し通し、それが聞き入れられないと怒る…。そんな人が周囲にいたらどう思いますか? 仲良くしようとはなかなか思えませんよね。「独りよがり」な人は、自分では全体にとって最善のことをしているつもりなのですが、周囲にとってはいい迷惑。ゆえに、どんどん人が離れていってしまうのです。
4:交際が長続きしない
「独りよがり」な人は、恋愛においても貪欲に行動します。それが功を奏して見事交際できたとしても、基本的に「相手の考えを聞く」ということをしないので、長続きすることは少ないでしょう。
5:相手に尽くしすぎる
「独りよがり」な人は、相手の様子や気持ちがわかりません。自分がしたいようにすることに一生懸命なので、相手が迷惑そうにしていても、尽くし続けたりすることも。その重さに相手が疲れ果てて、交際が終了してしまうこともあるかもしれません。
「独りよがり」な人にならないためには
いかがでしょうか? 「独りよがり」な人の特徴を挙げましたが、あなた自身に思い当たる点はないでしょうか。もし、少しでも気になるところがあったら、次に紹介する方法で改善してみましょう。
1:人の話をさえぎらない
気に入らない意見であっても、とにかく、人の話を最後まで聞くよう心がけましょう。途中で、心の中に「違う!」と怒りがわいてきてもガマン! 相手がどうしてそう思うのか、どんなふうに考えたのかを考えながら話を聞くと、自分とは違う考え方を認めることができるようになっていきます。
2:セミナーなどに積極的に参加する
さまざまな人の価値観に触れることが「独りよがり」な人には大切です。講演会や異業種交流会など、多様な人が集まる場所に積極的に出かけて、視野を広げましょう。広い視野を持つことで、心に余裕ができ、独善的な考えに陥るのを避けることができます。手軽にできる方法として、本を読んだりすることもおすすめです。
3:「ありがとう」というクセをつける
「独りよがり」な心を、内面から変えていくのはちょっとたいへんです。そこで、まずは行動から変えてみましょう。人に何かしてもらったときには、それがどんな些細なことであっても「ありがとう」と感謝の言葉を伝えましょう。繰り返しているうちに、心の中に感謝の気持ちが芽生えてきます。感謝の気持ちは、他人を認める気持ちの現れ。他人を認められれば、「独りよがり」は徐々に改善されていくことでしょう。
最後に
先にもお伝えした通り、「独りよがり」な人の困ったところは自覚症状のないところ。ちょっとでも気になるところがあった人は、時々、自分をチェックしてみてくださいね。ただ、覚えておきたいのは、ちょっと気をつければ、長所にもなり得るということ。「独りよがり」な人の持つパワーや前向きな姿勢は、周囲のことを気遣うことさえできれば、とても頼り甲斐のある人になれます。時々、冷静に自分を見つめ直す機会を持って、改めるべきところは気をつけていきましょう!
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