2020年を振り返る「今年の漢字」はどう決まる?
いよいよ今年も残すところあと2ヶ月となりました。年末が近づくと、「今年の漢字」が話題になりますよね。そこで今回、「今年の漢字」の決まり方と合わせて昨年の漢字を紹介していきます。
◆「今年の漢字」2020年は12月14日に決まる!
「今年の漢字」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会により、漢字の普及啓発を通じて日本文化を発展させる活動の一環として、1995年から始まりました。以来、25年間続いており、すっかり年の瀬のイベントとして定着していますね。
公益財団法人 日本漢字能力検定協会は漢検などをおこなっており、みなさんも学生時代にはお世話になったことがあるかもしれませんね。
「今年の漢字」は今年の世相を表す漢字一字を全国から募集し、最も応募数の多い漢字を12月12日(いい字一字:いい漢字を一字でも覚えて欲しいという願いが込められています)の「漢字の日」にちなんで、その日もしくは前後の日取りで、京都の清水寺にて発表されます。ダイナミックに毛筆で書かれ、発表されるシーンをニュースで目にしたことがあるのではないでしょうか。
そして、今年の出来事を清め、新年が明るい年になることを願い、清水寺にて「今年の漢字」の奉納の儀式が行われます。
2020年の「今年の漢字」は11月1日から12月6日が応募期間となっており、12月14日に発表されます。ちょうど応募がスタートしたばかりなんですよ。
◆昨年の漢字は「令」
2019年は5月1日から「令」和がスタートしたこと、消費税増税などの法「令」改正や、闇営業・脱税・薬物使用などの不祥事による法「令」順守への意識の高まり、また、自然災害の警報や避難勧告が発「令」が多くなされたとして、2019年の漢字は「令」でした。2019年が「令」に詰まっていますね。
◆今年を振り返り、漢字一字を決める
世相を振り返り、となるとなかなかハードルが高くなってしまいますが、自身の一年を振り返るのは、新しい年を迎えるにあたってのひとつの区切りとして意義がありますね。
私自身の「今年の漢字」は「書」。いろいろと「書」かせていただくにあたり、たくさん読「書」し、知識吸収にも努められた一年だったかなと思います。また「書」いた記事をみなさまに読んでいただき、感謝の一年でした。ありがとうございました。
みなさんの「今年の漢字」はなんですか?
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!