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2020.10.26

N.Y.で本能のまま生きると尋常じゃないことが勃発しまくる!<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#14>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。N.Y.での人のネットワーキングについて。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

本能のままに生きたからこそ掴んだ出会い

これまでの連載はこちら

ニューヨークに移住後、周りの人から一番言われること、それは「なんか色んな人にN.Y.で出会ってるよね?」これに尽きる。本当によく言われる。

ということで、今回は人のネットワーキングについて、独自の考えを話したい。

◆出会いの宝庫、それがN.Y.

(c)Shutterstock.com

インスタグラムへの投稿を見て、「色んな人にN.Y.で出会ってる」と、そう感じる人が多いようだが、そこに出していない出会いも合わせると、アドレナリンがいくらあっても足りないくらい、N.Y.は出会いの宝庫だと思う。

日本では、気の知れた仲間と飲んでばかりで、新しい出会いを自ら欲したことなんて、ここ5年はほぼなかった。一から人間関係を築く面倒さに負け、それを保持していきたいと思う動機も見当たらず、誰かを誘うくらいなら、一人で飲む方が楽だとすら思っていた。

そんな私が180度、心を入れ替えたかのようにN.Y.を飛び回って、ネットワークを広げている。

それはなぜか。明確に2つの理由が存在する。

◆ネットワークを広げた2つの理由

孤独と闘っているから

(c)Shutterstock.com

日本のようにあちこちに知り合いがいないN.Y.で、日本人とだろうが、アメリカ人とだろうが、人と繋がるということが驚くほど私をホッとさせてくれる。たとえ些細な繋がりでも、この街にコミュニケーションできる人が増えることがこの上なく嬉しいと感じる

こんな感情は初めて。やはり人は、一人では生きていけないと心底異国で実感したわけだ。

ここで生まれる一つひとつの出会いが私の支えであり、変えがたい学びになることに感謝しているので、誘われたら絶対に断らないマインドが醸成された(東京でも持ち合わせていたら、人生違っただろうな…)。

N.Y.は素晴らしい才能に出会える確率が尋常じゃなく高いから

(c)Shutterstock.com

ここは独自の論を詳しく解説したい。まずマンハッタンを含むN.Y.州に住む日本人は現在5万人くらいと言われており、全体人口約2000万人に対してほんのひと握り。

街で中国語や韓国語はよく耳にするが、日本語が聞こえて来ると、「え? 日本人がいる?」と振り返ってしまうくらい、遭遇率は低い。

要は、日本人コミュニティの狭さは尋常じゃないわけで、『最近、移住してきた人』として噂が回るのが早い。駐在員はもちろん、現地採用でも、国際結婚でも、何だかんだどこかで繋がるのは時間の問題なのだ。そうなると、日本人同士のコミュニティはスピーディーにどんどん広がっていく。

よく、「アメリカに移住したのに、日本人とつるんでたら意味ないよ」と言う人がいるが、いやいや死ぬほど意味がある。なぜなら、この街に降り立った瞬間、急激に母国への意識が強まり、日本人というだけで、数年前からの知り合いのように、仲間意識が生まれ、心の壁が取っ払われる。

そうなると、長年N.Y.に住む日本人が、自身が持つ素晴らしい人脈を惜しげもなく提供してくれて、あれよあれよという間に、予想を遥かに超えた様々な方々と出会えるというわけだ。少なくとも、私はそうだった。

ある時は、20代の台湾人青年実業家に出会い、マンハッタンでいくつも飲食店を成功させるスゴ技を目の当たりにした。

ある時は、5番街のど真ん中にある、お城みたいなマンションに招かれ、セレブリティたちが若い音楽家を支援する場を目の当たりにした(え? ここ16世紀のフランスじゃないですよね? と)。

ある時は、あの世界一の富豪やあの大統領の息子が会員でアジア人は2人しか会員がいないとかいう、凄まじいバーに連れて行かれて、一生お目にかかれなそうな白人社会の空気を学んだ。

(c)Shutterstock.com

そこから繋がる様々な縁が、今も私を日々刺激してくれて、“N.Y.って凄いな”という、恥ずかしいくらい単純な感情をみんなに伝えたくなるわけだ。

日本は日本人がたくさん暮らしているので、そこで日本人としてプライオリティを置かれることはまずない。

あくまでこれは独自論だが、N.Y.に生きる日本人の少なさは、ある意味チャンスに溢れている。ビジネスにおいても、人脈を広げることにおいても、チャンスが自身に巡って来る確率が高い。

そろそろ移住して1年だが、たった1年でこんなにも色んな経験を積めたことは、他ならぬN.Y.という街の性質のおかげだと強く思う。

そしてもう一つ付け加えるなら、「大企業を辞めて、家族も置いて、その歳で、よく一人で来たよね」という私自身の物珍しさが、人々の興味を引くらしい。

図らずも、本能のまま生きたら、こうなったわけなので、自分を信じることは悪くないなと思うわけだ。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
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