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2020.10.12

人生や働き方に悩む女性たちの叫び… 奇跡のパスを回したい<元テレビ朝日プロデューサー転職実録#12>

仕事と自分の人生を見つめ直す社会人10年目。経営者としてスタートして3ヶ月。自分の中で変化を感じるようになった。元バラエティ番組の女性プロデューサー 古瀬麻衣子が考える「理想の人生」への近づき方。

古瀬麻衣子

生き様、人生への不安、全てに共感! 私の中で変化が起きている

これまでの連載はこちら

3ヶ月前までロケや編集や放送やらに追われまくって、眉毛だけ描いときゃ女と認識されるだろうくらいの心根で生きていた私が、強運を使い果たして、N.Y.で経営者としてのスタートを切れたのが35歳の冬。

いま考えても、ここまでの流れは奇跡と言える。転職も結婚も渡米も、こんなにスムーズに行くことがあるのか。

周りの友人からは「まいこの人生がドラマチック過ぎる」と繰り返し言われた。

ドラマチックな人生って、なんか良い。誰かに憧れられたいし、素敵って言われたいし、特別に扱われたい。誰だってそうでしょ。死ぬほど平々凡々に、大した脈絡もない人生を送ることほど、イライラとモヤモヤが蓄積されることはない。

◆ジャーナリスト的感覚なんてなかったのに… N.Y.で感じた全てを誰かに伝えたい

社長という肩書で働くなら、色んな女性社長の生き様を参考にしたいと自然と思うようになり、私は暇さえあれば、N.Y.で開催される女性起業家が集まるイベントに足を運ぶようになった。

N.Y.では毎日のようにどこかしらで、ネットワーキングや資金調達のためのピッチイベントが開催されている。イベントアプリに登録するだけで、ほぼ無料でそこに参加できるため、天国のように楽しい日々を私はがめつく過ごした。

あるイベントでは大学生に出会い、拙い英語で話してみると、「企業に勤めるなんて面白くない。自分で事業を最初から起こすのが最高の選択だ」と意気込んでいた。

また、あるイベントではタイ人の女性に出会い、「母国では若いうちにお金持ちの男性に嫁ぐのが何より成功」と今でも家族は言うらしい。「でもN.Y.にいたら、そんな気には到底ならない。自分で勝ってこその人生だ」と。

毎晩、そんな話を聞いていると、そもそも影響を受けやすい私は、乾燥し切ったスポンジのように、そのマインドを吸収しまくり、六本木の職場では感じることのなかった、“Self made women”への憧れを巨大化させていった。

そして、自分の中だけで留めておくことも出来ない性分なもので、毎日感じる事を、余す事なくインスタグラムに投稿していった

ジャーナリスト的な感覚は持ち合わせてなかったはずなのに、この想い、事実を誰かに伝えたい欲求がここまで顕在化したのは人生初だ。

◆痛いほど理解できる日本人女性からの不安、私の中で変化が…

(c)Shutterstock.com

そんなこんなで、毎日楽しさが溢れ過ぎて、Yahooニュースすら全く見なくなり、日本の動向なんてすっかりどうでも良くなった頃に、不思議な現象が起こり始めた。

毎朝起きると、インスタに大量のメッセージが届いている。全て、面識のない方々ばかり。一つひとつ開いていくと、そこには自身のキャリアのあり方に悩む、モヤモヤを最大級に抱えた日本人女性からの救いを求める叫びだった。

「10年近く同じ会社で働いたものの、このまま進んで行っていいのか不安です」、「どうやったら大きな次のステップに踏み出せますか?」、「自分が何がやりたいのか分からなくて辛いです」。

そこには1〜2年前の私がいた。自分1人でどうあがいても、そう簡単に答えが出せない、納得出来ない、果てしなく長い暗闇。誰かに頼れるものなら、頼りたい。近道があるなら、すがりたい。

(c)Shutterstock.com

そんな想いを抱えながらも、毎日会社に向かう女性たちの気持ちが怖いほどに理解出来て、不思議な感覚だった。

相談する場所なんて日本にいくらでも存在するだろうに、その道のエキスパートに頼る方が効率的だろうに。しかし、一般人のアカウントに共感し、秘めた想いを打ち明けてくれる方々の切実さに、なんだか私も真っ直ぐ、誠実でありたいと思うようになった。

自分のことにしか興味がなかった私が、自分だけが可愛かった私が、私に奇跡のチャンスをパスしてくれた親友のように、誰かのために、誰かの人生を一緒に考える存在になりたいと思うようになってしまったのだ。

人は常に変化し続ける。これぞ、真理みたいだ。

◆これまでの連載はこちら

古瀬麻衣子

1984年生まれ。一橋大学卒。テレビ朝日に12年勤務。「帰れま10」などバラエティ番組プロデューサーとして奮闘。2020年、35歳で米国拠点のweb会社「Info Fresh Inc」代表取締役社長に就任。現在NY在住。日本人女性のキャリアアップをサポートする活動も独自に行なっている。

Instagram:@maiko_ok_
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