「固執」の意味や使い方とは? 類語や対義語もまとめてご紹介 | Oggi.jp
Oggi.jp

おしゃれもキャリアも。働く女性のWebメディア

line instagram TikTok X facebook search

フリーワードで検索

人気のキーワード

  1. トップ
  2. 働く
  3. 言葉
  4. 「固執」の意味や使い方とは? 類語や対義語もまとめてご紹介

WORK

2020.09.06

「固執」の意味や使い方とは? 類語や対義語もまとめてご紹介

「固執」とは、「こしつ」と読み、「自分の考えを押し通すこと」や「他人の意見に耳を貸さず、自分の意見を主張して譲ろうとしないこと」を意味します。ひとつの物事にこだわっているときに、「固執している」と言われることがあるかもしれません。本記事では、固執の正しい意味や使い方について解説します。

【目次】
「固執」の意味とは?
固執の使い方を例文で知ろう
固執の類語にはどのようなものがある?
固執の対義語にはどのようなものがある?
《おまけ》「固執する人」の性格とは?
最後に

「固執」の意味とは?

あなたは、ひとつの物事にこだわっているときに、「固執している」と言われたことはありますか? あなた自身はそう思っていなくても、周りからは「固執している」ように思われることもあるかもしれません。

それでは、あなたは「固執」という言葉の正しい意味や使い方を理解できているでしょうか? 今回はこの「固執」について、ご紹介していきたいと思います。

(c)Shutterstock.com

「固執」は、一般的に「こしつ」と読みます。実は、この「固執」は今と昔で読み方が変化している言葉なんです。

伝統的な読み方は、「こしゅう」。しかし、「こしつ」と読む人が多くなり、「こしつ」と読むのが主流になりました。そのため、放送用語や辞書の主見出しでも「こしつ」が採用され、現在では「こしつ」と読むことが推奨されるようになりましたよ。

そんな「固執」の意味は、「自分の考えを押し通すこと」。より詳細にいうなら、「他人の意見に耳を貸さず、自分の意見を主張して譲ろうとしないこと。立場や態度を一切変えようとしないこと」です。

「固執」の「執」には、「つかんで離さない」「こだわる」といった意味があります。ですから「固執」は、自分自身の意見や立場に対してこだわることに対して使われますよ。

固執の使い方を例文で知ろう

(c)Shutterstock.com

「固執」の意味についてご紹介しました。続いて、実際に「固執」を使った文章と、「固執」の使い方についてご紹介していきます。

1:「君は今のやり方に固執しているようだけど、もっといいやり方もあると思うよ」

よく使われる「固執」の使い方です。相手が「柔軟に考えることができずに、絶対に自分の意見ややり方を曲げない」といった場合などに、悪い意味で使われます。

2:「自分の理論に固執して研究を続けたおかげで、世紀の大発見ができた」

実は「固執」の使い方は、悪い意味だけを指すのではありません。この例のように、「自分の意見にこだわった結果、良い成果を得られた」など、良い意味しても使うことができます。

ただし、「固執」はどうしても悪い意味で使われることの多い言葉です。言葉の受け取り手も、悪いイメージを持っていることが多いでしょう。そのため、誉め言葉として「固執」を使うのは避けた方がベターです。

3:「山本くんは彼女に対して固執している」

「固執」は考えや意見にこだわっている場合に使われることが多いですが、実は人を対象にして使うこともできます。一人の人のことを常に考えているときなどに使われますよ。

人に対して「固執」する場合も、悪い意味と良い意味の両方で使うことができるので、使うタイミングには注意しましょう。

固執の類語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

「固執」の意味や使い方について紹介しました。「固執」の意味を理解した上で類語も覚えておくと、様々な場面で使い分けることができますよ。

1:執着

「執着」は「しゅうちゃく」と読みます。意味は、「ひとつのことにこだわる気持ち」。自分の考えや意見にこだわる「固執」と異なり、こだわりの対象は主に物事に対して使いますよ。

2:執拗

「執拗」の読み方は、「しつよう」。「何かひとつのことに対してしつこくこだわり続ける様子」を表します。

3:頓着

「頓着」は「とんじゃく」と読みます。現代では、「とんちゃく」と読むことが多い言葉です。意味は「ひとつのことを深く気に掛けること」や「関心を持つこと」。「無頓着」や「頓着がない」といったように否定語として使われます。

固執の対義語にはどのようなものがある?

(c)Shutterstock.com

続いて「固執」の対義語についてご紹介していきます。ビジネスシーンでは「固執」や「固執」の類語よりも、こちらの方が使われることが多いですよ。

1:譲歩

「譲歩」の読み方は、「じょうほ」。「譲」という漢字には、「他人に道を譲る」という意味があります。この意味が転じて、「譲歩」は「自分の主張を引っ込めて、相手の意見と折り合いをつけること」という意味で使われますよ。

2:妥協

「妥協」は「だきょう」と読みます。「妥協」は、「意見が対立しているときに、お互いの主張を少しずつ譲り合って、一致した点で解決すること」を意味する言葉です。

3:無頓着

「固執」の類語でご紹介した「頓着」を使った表現のひとつ。「むとんちゃく」と読みます。「頓着」に「無」を合わせることによって、「何も気にしないこと」「関心を持たないこと」という意味になりますよ。

《おまけ》「固執する人」の性格とは?

(c)Shutterstock.com

最後に、「固執する人」の性格にどんなものがあるか、ご紹介していきます。

1:頑固

頑固は、「固執する人」の性格として一番に挙げられます。固執する人は、頑固な性格から自分の考えや意見が一番正しいと思い込んでしまうことが多いです。

そのため、「固執する人」は、周りの意見を一切受け入れず、自分の意見を押し通そうとすることがよくあります。さらには、自分の意見が周りに受け入れられないと拗ねることも…。

2:完璧主義

「固執する人」の中には、完璧主義者が多くいます。「自分で決めたルールややり方を最後まで守らないと気が済まない」。そんな思いから、周りのアドバイスにも耳を貸さず、1人で突っ走ってしまうことも多いです。

3:心配性

実は「固執する人」の中には、心配性な人も多いです。心配性の人は、新しいことを始めるときに、「失敗してしまうんじゃないか…」と不安になってしまいます。そのため、新しいことに中々踏み出せず、今までのやり方や考えに固執をしてしまうのです。

最後に

「固執」についてのご紹介でした。いかがだったでしょうか? そんなつもりはなくても、実は誰でも固執をしていたことがあるかもしれませんね。

自分の意見を持つことはもちろん大切なことです。ただし、それにばかり固執してしまうと人間関係にヒビが入ってしまうことも…。そして、人と対立することで何より自分自身が疲れてしまうこともありますよね。ときには自分が「譲歩」をして、相手の意見をしっかり聞くことも大切ですよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

Today’s Access Ranking

ランキング

2024.11.22

編集部のおすすめ Recommended

Follow Us!

Oggiの公式SNSで最新情報をゲット!

メールマガジン登録はこちら

最新記事のお知らせ、イベント、読者企画、豪華プレゼントなどへの応募情報をお届けします。

Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

Feature

スマートフォンプレビュー

LINE公式アカウント 友だち募集中

働くすべての女性に向けて、
今すぐ役立つ「ファッション」「ビューティ」「ライフスタイル」
情報をお届けします。