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2020.09.03

「出来かねます」の意味や使い方とは? 類語や注意点もまとめてご紹介

ビジネスで目上の方に頼まれごとをされたもののできない、断るとき、「できません」と言っていませんか? 正直に伝えるのも良いですが、実は、目上の方に対して断るときは「できかねます」という言葉が適切です。本記事は、「できかねます」の正しい意味や適切な使い方を解説します。

【目次】
「できかねます」の意味や使った時の印象とは?
「できかねます」の使い方を例文でチェック
「できかねます」の類語は?
「出来かねます」の使い方の“注意点”
最後に

「できかねます」の意味や使った時の印象とは?

(c)Shutterstock.com

ビジネスで目上の方に頼まれごとをされたもののできないとき、あなたは一体どのようにできないことを伝えますか?

「できません」と正直に伝えるのも良いですが、それだと相手に失礼ではないか、と不安になる方もいますよね。実は、目上の方に対して断るときに「できません」よりも適切な言葉があります。それが、今回ご紹介する「できかねます」。

ちなみに、タイトルでは「出来かねます」と表記していますが、実はこの表記は誤り。このことについても後述いたします。「できかねます」という言葉の意味と使い方をマスターすれば、相手に失礼をせず断ることができるようになりますよ。

◆「できかねます」の意味

頼まれごとを断るときに使える「できかねます」ですが、その意味は「不可能」ではありません。「できかねます」という表現は、「できる」という言葉と「かねる」という言葉が合わさってできた言葉です。

「かねる」はあまり聞き馴染みがない方もいるかと思います。この「かねる」は他の動詞と組み合わせることで使うことができる言葉です。「かねる」を組み合わせることにより、組み合わせた動詞に対して「躊躇」や「不可能」「困難」というニュアンスを付与することができます。

この「かねる」を「できる」を組み合わせることで、「頼まれごとを引き受けたいのはやまやまだが、実行することが難しい」「したい気持ちはあるが、できない」という意味で使うことができるのです。

◆「できかねます」と使ったときの印象

(c)Shutterstock.com

「できかねます」の意味についてご紹介しました。それでは、なぜ「できません」と伝えるより「できかねます」と伝えることが適切なのでしょうか。それは、伝えたときの相手からの印象が「できかねます」と伝えたときのほうが良いからです。

あなたが誰かに頼みごとをする立場のとき、はっきりと「できない」と断定されると、相手に対して冷たい印象を持つかと思います。「してあげたい気持ちはやまやまなんだけど、難しい」と言われたほうが、相手に対して丁寧な印象を持ちますよね。この丁寧な印象を与える断り方をしたいときに使う表現が「できかねます」ですよ。

「できかねます」の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

「できかねます」の意味と、使ったときの印象についてご紹介しました。次に「できかねます」の使い方を、実際に例を挙げてご紹介したいと思います。

1:「資料を作ってほしいんだけど、今日中に作れる?」→「申し訳ございませんができかねます」

目上の方からの依頼を断るときなどに使います。また、前後に謝罪の言葉を合わせると、より「したいのはやまやまだができない」という後ろめたさを表現することができますよ。

2:「申し訳ございませんが、当日中のキャンセルはできかねます」

レストランなどで事前予約をしたことがある人は、聞いたことがあるフレーズですね。「できかねます」は上司や取引先以外にも、様々な場面で使うことができます。

3:「返金につきましては対応できかねますので、ご了承くださいませ」

「できかねます」は単体で使うだけでなく、前に行動を表す言葉を加えることができますよ。

「できかねます」の類語は?

(c)Shutterstock.com

「できかねます」の他にも、目上の方に対して丁寧に断る表現がいくつかあります。覚えておくと、いざというときに役立ちますよ。

1:いたしかねます

「できかねます」の言い換え表現の中でもよく使われる表現です。「する」の謙譲語である「いたす」に躊躇や困難を表す「かねる」が組み合わさっています。謙譲語の「いたしかねます」は丁寧語の「できかねます」よりも敬意を払った表現のため、畏まった場でも使うことができますよ。

2:お断りせざるを得ません

「お断りせざるを得ません」は「やむを得ずお断りする」「残念ながらお断りしないわけにはいかない」という意味です。「お断りせざるを得ません」は今回ご紹介する表現の中でも非常に堅い表現になっています。普段使いするには堅すぎる表現のため、ここぞというときに使うようにしましょう。

3:お役に立てません

頼まれごとをこなすと、相手の役に立つことができます。反対に、頼まれごとを断ると、相手の役に立つことはできませんよね。そのため、「お役に立てません」という表現も頼まれごとができない、という意味で使うことができますよ。

「出来かねます」の使い方の“注意点”

(c)Shutterstock.com

1:使い方を誤ると「できるかもしれない」と捉えられる可能性がある

「できかねます」には、「難しい」「ほぼ不可能」というニュアンスが含まれていますよね。この「難しい」という表現を使った場合、「することは難しいが、できる可能性もある」というニュアンスで捉えてしまう人もいるんです。

「できかねます」と伝えたときにお断りの意図が通じなかった場合には、言い換え表現を使ってもう一度断るようにしましょう。

2:「出来かねます」は誤り

冒頭でも述べたように、「出来かねます」と漢字で表記をするのは誤りです。平仮名の「できかねます」が正しい表記ですよ。

それは、「できる」という言葉は名詞として使うときは漢字、副詞や動詞として使うときは平仮名で表記すると決まっているから。今回ご紹介している「できかねます」の「できる」は動詞として使われているため、正しい表記は平仮名の「できかねます」になりますよ。

3:実は「できかねます」という言葉自体が誤用?

「できかねます」の「かねる」には、「することができない」という不可能の意味が込められています。そうすると、「できかねます」は、「できる」が「できない」という表現になってしまいますよね。

そのため、「できかねます」は誤用で、「いたしかねます」が正しい表現だとも言われています。ただし、現在では「できかねます」という言葉が一般的に浸透しているため、不自然だと感じる人は多くありません。

最後に

「できかねます」について、いかがだったでしょうか? 目上の方に対しても使える「できかねます」ですが、正しい意味と注意点を知らなければ、適切な場面で使うことができません。いざというときのためにもしっかりマスターしておきたい表現ですね。

上司や取引先からの頼まれごとはできる限り応えたいもの。しかし、場合によっては希望に応えられないこともあります。そんなときは無理せず「できかねます」と正直に伝え、次の機会へと繋げられるようにしましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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