排卵日を知るための基礎体温【30代からの不妊治療】
妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。
前回は、神経質な夫とのタイミング方に取り組もうとした話をお届けしました。今回は、ズボラな私が基礎体温を測り始めた話について。
◆ズボラな性格がアダに…! 基礎体温を測れない妻
ある日、家に小包が届きました。何だこれ…?
夫「婦人体温計を買ったんだよ。Bluetooth搭載だから、データはスマホに自動で転送されるし、アプリで生理周期も管理できるんだよ。キミもラクでいいでしょ」
私「ん! 8800円?! たっかっ… (苦笑)」
排卵に関する夫婦喧嘩から数日後。名誉挽回! とばかりに得意気に婦人体温計を購入した夫。婦人体温計は、自分の基礎体温を定期的に測ることで、妊娠しやすいタイミングをつかむためのものだ。さっそく、アプリの設定もしてもらって、枕元に置き、眠りについた私でしたが…。
翌朝。
婦人体温計の存在をすっかり忘れて、いきなり測り損ねる失態を犯してしまいました。。
◆基礎体温計の正しい測り方とは?
“朝、目覚めたら、体を動かさず床の中で寝たままの状態で測ってください。感温部を舌の裏側に当てて舌でしっかり押さえ、口を閉じたまま検温しましょう”
たぶん、市販のものはみんなこんな感じだと思うのですが、簡単そうに見えて、これが意外と難しい。
朝なんて1分でも1秒でも長く眠っていたいのに「体を動かさずに検温しろ」というのが特に困難…。目覚ましを止めようとベットから動いてしまったり、うっかりトイレにいこうと起き上がってしまったり…。
目覚めとともに、動かず真っ先に検温というのが、私の性格には向いてないのだなと感じました。
寝る前は毎回、「明日こそは!」と気合をいれてみるのですが、朝を迎えるたびに、検温に失敗。ひどい時は、お昼ごはんを食べながら「やっべ、今朝も測り忘れたじゃん…」と気が付く始末。
◆基礎体温を測り続けた結果
Bluetoothでアプリへ転送されてくる私の基礎体温の結果は、数値が飛び飛び、折れ線グラフはガタガタになりました…。ガン見してみても、薄目で遠巻きにみても、排卵周期どころか、どこが低温期でどこが高温期かもさっぱりわからない。あぁ、情けない。
結論からいうと、基礎体温計をつける作業自体がストレスになってしまったので、早々に夫にギブアップを宣言。
私「…ごめんね」
夫「まぁまぁ、謝ることじゃないよ。キミに検温は難しかったか(笑)」
こうして基礎体温の計測は3ヶ月ほどでパッタリ止まってしまいました…。
それでも、呑気な私たちは「数撃てばそのうち当たる!」と信じながら、子どもがいる未来をたくさん話し合いました。このときは、まさか私たちが不妊治療をして、夫が手術をしたり、私が人工授精や体外受精にもつれ込むような事態になるとは、夢にも思っていませんでした。
顔も性格も、どっちにどう似るのか、考えるだけでワクワクしていたのですが、生理がくるたびに疑問が湧いてくる。
私「なんで妊娠しないんだろう? やっぱり排卵のタイミングをハズし続けているのかな…」
夫「排卵日検査薬を使ってみようよ。家で尿検査的なのするだけでわかるみたいだよ」
私「へぇ、こんなのあるんだね…。知らなかった」
こうして私たちは排卵日予測検査薬を使いながら、タイミング法を継続していくことになりました。
次回は、排卵日検査薬についてお話しようと思います。
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クロサワキコ
34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。