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2020.08.27

夫が排卵日を聞いてくる… 理解を得るためにしたこと<30代の不妊治療vol.7>

妊活歴が3年目に突入した主婦ライター・34歳クロサワキコの不妊治療体験レポ Vol.7。夫の精索静脈瘤の手術や人工授精、体外受精とステップアップを重ねていくなかで感じてきたリアルな本音をお届け。今回は、神経質な夫とのタイミング方に取り組もうとした話。

妊活は夫の理解からはじまった【30代からの不妊治療】

妊活を始めて3年。現在34歳の私の体験から、妊娠を考えているカップルにとって少しでも役に立つような情報をレポート形式でお届けします。

前回は、妊娠検査をしてみてわかったこと・苦労したことについてお届けしました。今回は、妊娠に関わる排卵日のことで夫の理解を得ようとした話。

◆病院へいけば簡単に排卵日がわかると勘違いしていた夫

(c)Shutterstock.com

大ざっぱで細かいことは全く気にならないO型の私と、神経質で整理整頓にも独特なこだわりを持っているA型の夫

絶妙なバランスを保つ妊活ビギナーの私たち夫婦は、自然妊娠を目指してタイミング法をとりいれることにしました。

妊活中の夫婦喧嘩といえば…

タイミングをとらねばならない日なのに、旦那は仕事が終わらず残業続き。もしくは、「控えて」と言われていたお酒とたばこをふかしながら居酒屋で仲間とドンチャン。そして、帰りを待ちわびる妻はこみ上げる絶望感に思わず涙で枕を濡らし…。

昭和生まれの私にとって、ドラマや映画で見たことがあるような、ないような、妊活中の夫婦間のいざこざといえば、なんとなくこんなワンシーンをイメージしがち。

でも、現実は…

「そろそろですって何それ?! そんなあいまい? 今日なの? 明日なの? ちゃんと聞いてきた?」

「そろそろしか言われてないもん。今日かもしれないし、明日かもしれないし、明後日かもしれないし…、なんなら夕方に終わったかもしれませーん!」

「え? 逆ギレ? 病院へ行けば『今夜、排卵です!』って教えてくれるものじゃないの? あぁ、やっぱり診察は僕も一緒についていくべきだった」

「逆ギレじゃありません。普通に正面からキレてるの。アナタが病院について来たってピンポイントでわかるようなものじゃな・い・の!」

◆排卵はいつくるのか? それは神様にしかわからない

(c)Shutterstock.com

前回お話した、近所の不妊治療専門のクリニックで、スクリーニング検査と並行して受けていた超音波検査

最終月経開始日から12日目のときに…。

医師卵胞のサイズが20mmです。順調に育っていますね。そろそろ排卵しそうですから、できるだけ多くタイミングをとってみてください」

と、言われて帰ってきた日のことでした。排卵が近づいてくると卵胞が18~24ミリぐらいに育つということは、予備知識として知っている人も多いかと思います(私はこのときはじめて知ったけど)。

実際に、卵胞が育つ速度や排卵するときの大きさは個人差があるそう。

(c)Shutterstock.com

自分の排卵の瞬間がわかる女性ってどのくらいいるんだろう?

この日の夜、夫と喧嘩になって、「排卵する時刻なんて神様にしかわからないんだからー!」とエラそうに怒鳴り散らした私ですが、自分のカラダのことなのに、妊活をはじめてから知ったことはいっぱい…

排卵は、胸のハリとかおりものの変化、排卵痛が起こることで気配をなんとなく感じている女性もいるようです。私の場合は、妊活をするまで「排卵」を意識したことは一度もありませんでした。

生理みたいな出血があるわけでもないし、どこも痛くもかゆくもない。ましてやエコーしながら、おなかのなかで「卵が20mmです」と言われても、正直ぜんぜんピンと来ないのが本音。それなのに夫ときたら、排卵がいつ起こるのか、正確さにやたらこだわる…。

私「それがわからないから、みんな苦労してるんでしょー!」

と盛大にブチギレてしまうハメに。

こんなドタバタ劇の末、スタートした私たち夫婦の妊活。

タイミング法は、最終月経開始日から12日目前後を目安に、回数を多めに重ねていくことにしました。

次回は、妊娠に関わる基礎体温についてお届けしようと思います。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

クロサワキコ

34歳・主婦ライター。妊活歴3年目。男性不妊の治療や人工授精に体外受精、ステップアップを重ねていくなかで感じた不妊治療のリアルな本音を発信しています。

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