クロワッサン症候群とは? アラサー女子が考える独身の捉え方
絶賛婚活中の女性、特に私と同じアラサー世代の婚活女子は「クロワッサン症候群」という言葉に聞きなじみがないかもしれません。
「クロワッサン症候群」とは、結婚をしないと決めたけれど、まわりの同世代の家庭を見て、「私は本当にこれで良いのか」と葛藤してしまう気持ちをさす言葉。1988年に刊行したエッセイスト・松原惇子さんの『クロワッサン症候群』(文藝春秋)が語源です。
仕事に生きる・趣味に生きる。何かしら自分のしたいことで人生を歩む人もいるでしょう。または、年齢的な問題や一歩を踏み出せなかった人、家庭内の問題、男性に対する恐怖心など、他人から見えにくい理由で独身を決めたケースもあります。
どのようなケースで生涯独身という選択をした人でも、少しは結婚を考え、そして結婚をしないという決断に至るまで多くの時間を費やしたのではないかと思います。今回は、仕事と年齢、2つの視点から独身を決断するときを考えてみます。
◆仕事によって独身を決断
一生涯かけてやりたい仕事が見つかる人はどのくらいいるでしょうか。おそらくほとんどいないかと思います。たとえ独立したと想定しても一寸先は闇。現在のようにウイルスに翻弄される世の中になろうと誰も想像していませんでした。
そんな中でもたくましく仕事に生き、独身を謳歌しようと考える人もいます。人は周囲に認められ必要とされると、人のために動こう・働こうと思う生き物。自分一人のためだけに生きる! と覚悟する人よりそういった素質をもつ人の方が仕事によって生涯独身を選択する傾向が強いのかもしれません。
また、キャリアを重ねることで得られる達成感や仕事のやりがいは、プライベートではなかなか味わえるものではありません。不安もつきまといますが、何にも変えがたい価値を持っていますし、交友関係も広がり、性別や世代を超えた仕事のパートナーに囲まれ、結婚をせずとも、生活は充実するのではないかと思います。
◆年齢によって独身を決断
生涯独身と決める女性は、35歳を境に40歳前後にもっとも多く見られるようです。出産にも大きく関わる年齢ということで、リアルタイムに高齢出産の報告を目にする機会もあり、敏感になる年頃ですよね。
でも私は、子供がいないことがマイナスではないと思います。人によっては、友人知人の出産報告を聞く度に寂しさや劣等感を感じる人もいるかもしれません。ですがそれを乗り越えたとき、人間として何倍にも成長し、自分自身が出産していないことで、他人の感情をわかってあげられる優しい心の持ち主になれると思うから。私は実はこの先の人生で結婚しても身体的な理由から出産することがかないません。だからこそそう思うのかもしれません。
そして独身を決断したとしても、ずっと一人ということではありません。心を許せる友人や親、ペット、結婚だけにとどまらない関係の人、生活をともにするパートナー、まだまだたくさんいるはずよ。「独り身」の言葉が先行して考えてしまいがちですが、自由に楽しく恋愛ができることも忘れないでいてほしいなと思います。
今回は、婚活女子が独身を決断するときを考えてみました。結婚も出産も考えると焦って悩んじゃいますよね。私もそう。コロナ禍ということもあって、正直不安です。でもこうして考えてみたら、何もネガティブなことばかりじゃないし、負け組でもないし、結婚しない選択肢もあってもいい。そんな風に思ったんです。みなさんも自分自身を見つめる時間をどうか大切に。恋愛感情に限らず、あなたを大切に想う人はいます。決して一人ではありませんよ^^
最近、ちょっと不眠気味で、眠れぬ夜に悶々と考え込んでしまうライター タケ子でした。
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OLライター タケ子
恋愛コラムや指南書を読み漁り、婚活の糧にしているOLライター。スイーツや食にも興味あり♪