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2020.08.29

「ご厚志」の意味や使い方の例文をご紹介します! 合わせてお礼の方法や疑問点も解説

ご厚志(ごこうし)とは、本来「深い思いやりの気持ち」「情の厚い心」「親切な気持ち」という意味を持つ言葉です。しかしながら、実際のビジネスシーンで用いられるときは、「お金を包むこと、物品を贈る」ことを指しています。本記事では、「ご厚志」の正しい意味や例文を解説していきます。

【目次】
「ご厚志」の意味とは?
ご厚志の使い方を例文で知ろう! メールでのメッセージも
ご厚志の類語とは?
ご厚志を頂いた時のお礼の方法は? タイミングも
ご厚志に関する疑問点
最後に

「ご厚志」の意味とは?

「ご厚志」という文字を目にして「初めて目にした」「聞いたこともないわ」「どういう意味なのかしら」「どんな時に使う言葉なのかしら」など、色々疑問に思われた方もいらっしゃることでしょう。

「ご厚志」なんて、普段の会話では使うこともないし、まったく聞き慣れない言葉ですよね。この記事をとおして、正しい使い方ができるよう「ご厚志」という言葉の意味、用法を修得していただきたいと思います。

(c)Shutterstock.com

先ずは、「ご厚志」の読み方や言葉の意味を押さえておきましょう。「ご厚志」の読み方は「ごこうし」と読みます。「ご厚志」には、「深い思いやりの気持ち」「情の厚い心」「親切な気持ち」という意味。

しかしながら、「深い思いやりの気持ち」とか「親切な気持ち」と言われても、目に見えるわけでもないですし、伝わりにくいですよね。そうした伝わりにくい気持ちを形にする、つまり「ご厚志」とは「お金を包むこと、物品を贈る」ことを指しています。

では、「ご厚志」(お金を包むこと、物品を贈る)は、どんな場面において誰が行うのでしょうか? 具体的に「ご厚志」は、歓送迎会や新年会・忘年会などにおいて、主賓や上司が会の取りまとめ役である幹事へお金を包んだり、品物を贈ったりします。

一般的に、歓送迎会や新年会・忘年会などの主賓は、招かれる側ですから会費を負担することはありません。そこで、主賓側から「お招きありがとうございます」といった感謝、あるいは労いの気持ちを込めて、金品を贈呈することが慣習となっています。

「ご厚志」は、日常のちょっとした飲み会などでも行われることがあります。例えば、飲み会の支払いの際に、上司が会費分以上にお金を幹事に手渡す行為なども「ご厚志」になるでしょう。

ご厚志の使い方を例文で知ろう! メールでのメッセージも

(c)Shutterstock.com

「ご厚志」の意味や「ご厚志」の具体的な行為についてはご理解いただけたと思います。そこで、言葉としての「ご厚志」の使い方についても押さえておくことにしましょう。

「ご厚志」という言葉は、主賓や上司からいただいた金品や行為に対して、受け取った側が主賓や上司へ敬意を表す時に使用する言葉です。したがって「ご厚志」は、渡す側(主賓や上司)が使う言葉ではありませんので注意しましょう。では、具体的な文例を紹介します。

1:「この度は、ご厚志を賜り誠にありがとうございました」

いただいた「ご厚志」に対して、お礼や感謝の気持ちを伝えるフレーズとなります。「ご厚志」を現金でいただいた場合でも、具体的な金額を明記するのではなく「ご厚志」という表現を使うことで、関係者への配慮が行き届くことになります。

2:「昨夜は、お忙しい中、新年会へご参加くださいまして誠にありがとうございました。また、ご厚志まで頂戴いたしましたこと、心より感謝しております」

会合などへ参加いただいた方へのお礼は、翌日にはメールでしておきたいものですね。

3:「昨夜の懇親会についての報告をいたします。ゲストとして参加していただいた○○様よりご厚志をいただきました」

会合などの幹事をした場合には、後日、参加者へ様々な報告をしなければなりません。そうした際にも、主賓や上司、ゲストなどからいただいた「ご厚志」についても、忘れずに報告するようにいたしましょう。

ご厚志の類語とは?

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「ご厚志」と意味を同じくする言葉についても、覚えておきましょう。

1:厚情

「厚情」の読み方は、「こうじょう」。「厚情」は、「厚いなさけ」「心からの深い思いやりの気持ち」という意味になります。「ご厚情」が使用されるのは、通常「厚情」に尊敬を表す接頭語「ご」を付け敬語として表現されます。

「ご厚情」とは、目上となる人が、深い情けや思いやりを持って目下の者に接すること」を表します。したがって「ご厚情」は、目上の方に大事にしていただいたり、親切にしていただいたことへの感謝の意を示す言葉として使用されます。

【例文】

・「当社が、今日を迎えることができるのも、一重に皆様のご厚情の賜物と存じております」

・「この度の研究成果は、皆様のご支援とご厚情の賜物でございます」

2:ご厚意

「ご厚意」の読み方は、「ごこうい」。「ご厚意」は、「思いやりのあるこころ」「厚情」という意味になります。「ご厚意」が使用されるのは、通常「厚意」に尊敬を表す接頭語「ご」を付け敬語として表現されます。

「ご厚意」とは、他者が自分への優しく思いやりのある心を表現する言葉です。さらに、「ご厚意」は「思いやり・親切心」だけではなく、金品を指して使用することもできます。

【例文】

・「せっかくのご厚意ですので、甘えさせていただきます」

・「病気療養中には格別のご厚意とご配慮を賜り、深く感謝申し上げます」

3:心付け

「心付け」の読み方は、「こころづけ」。「こころづけ」は、「他者からの特別な配慮に対して感謝のしるし」「祝儀として与える少額のお金や品物」を意味しています。例えば、引越し作業などで、運転手の方へ感謝の気持ちで小額お金を渡すというような場合に使用することができる言葉です。

【例文】

・「引越しを手伝ってくれた学生さんへ心付けを渡した」

・「夜遅くに送ってくれた運転手さんへ心付けを渡しておきました」

ご厚志を頂いた時のお礼の方法は? タイミングも

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◆会のスタートとなる挨拶や乾杯の時

「ご厚志」を受け取るのは、歓送迎会や新年会・忘年会などの場面になります。主賓や上司、ゲストから「ご厚志」をいただいたら、幹事は参加者へ「ご厚志」をいただいたことを紹介することがマナーです。紹介するタイミングとしては、会のスタートとなる挨拶や乾杯をする時が最もよいでしょう。

紹介するときには、「本日○○様(もしくは役職名)より、ご厚志をいただきました」と伝えます。ご厚志をいただいた方が複数の場合には、地位や年齢に配慮しながらの順次紹介しましょう。紹介の際は、漏れがないよう気をつけてくださいね。

◆品物を頂いた場合のお礼や紹介の方法

「ご厚志」として品物をいただいた場合には、「○○様より結構なお品」とか「お心尽しの品」と表現しても構いません。いただいた品が、高価な品物であったり趣向を凝らした物(例えば旅行券など)で、参加者が盛り上がる場合には、特別に詳しい説明をするのも良いでしょう。

◆閉会後にメールや書面で

会場での「ご厚志」へのお礼や、謝意を伝えるのは言うに及ばず、幹事として失念するなどという事があってはいけません。また、閉会後にはお礼のメールや書面で、改めて丁重に感謝の気持ちを伝えることも忘れないように。文面には以下の要点を、必ず盛り込むようにしましょう。

要点その1:会へ出席いただいたことへのお礼

要点その2:配慮や対応について不十分な点があったことへのお詫び

要点その3:「ご厚志」をいただいたことへのお礼

時折、「ご厚志」をいただいたことを参加者へ紹介することを失念してしまう場合があります。その場合には、閉会後に全員に「○○様からご厚志をいただいた」という旨を知らせるようにしましょう。特に、お金をいただいた場合には、必ず報告して会計報告に明記する必要があります。

ご厚志に関する疑問点

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ここまでの説明のとおり、「ご厚志」は主にビジネスシーンなどの新年会や忘年会、歓送迎会など、飲み会のシーンでよく使われる言葉ですが、それ以外の場面でも使用されますのでご紹介しておきます。

◆ご厚志には辞退もある

「ご厚志」は、特殊な事情により辞退となる場合もあります。具体的には、葬儀において喪主側の意向により「ご厚志ご辞退」との案内がある場合。この際の「ご厚志ご辞退」とは、香典・供花・供物は受け取らないことを意味します。

したがって「ご厚志ご辞退」と記載されている場合には、受付で記帳するだけとなります。同じような意味の言葉で「供物・供花ご辞退」と記載されている場合には、香典は持参しても、供花・供物は贈らないことが習わしとなっています。

◆ご厚志はお香典代わりに使用できる

葬儀においては、あえて「香典」という言葉を使用せず「ご厚志」に置き換えられることもしばしばあります。また、「ご厚志」は「香典」の代わりとして使用される以外にも、弔問に来ていただいた人へ渡す会葬御礼の文章の中でも使用されます。

最後に

「ご厚志」の意味や使い方について説明してまいりました。また、「ご厚志」をいただいたときの紹介やお礼の方法について具体的に紹介をいたしました。「ご厚志」への正しい応対はできるようになったでしょうか? 社会人になると、様々な人との接触あり、時に煩わしいと思うようなことも多いことでしょう。

しかし、そうした“煩わしい“と思う事の積み重ねが、社会人としての成長や人間関係を広げる事へとつながっていると思います。「ご厚志」をいただくことも、人間関係を深める一つの行為ではないでしょうか?

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