ワクチンとはどんなもの? 言葉の意味を正しく理解しよう!
現在、新型コロナウイルスのワクチンの副反応による健康被害が起こってしまったときに国が製薬会社に代わって賠償を肩代わりする法案が調整されています。また、子宮頸がんの原因となるウィルスの感染を予防するHPVワクチンの製造販売が承認されました。
このようにニュースでよく目にするようになった、ワクチンというワード。みなさんは正しく理解していますか?
◆ワクチンの意味
デジタル大辞泉によると、ワクチンとは以下の意味。
《牝牛の意のラテン語に由来し、牛痘の意》生体に免疫をつくらせて感染症を予防するために用いられる抗原。病原体あるいは細菌毒素の毒性を弱めるか失わせるかし、抗原性だけ残したもの。不活化または死菌ワクチン・生ワクチン・トキソイドなどがある。ジェンナーが痘瘡(とうそう)の予防に牛痘を用いたことに始まる。
つまり予防接種=ワクチン接種ということ。ワクチンを元気なときに接種することによって、免疫を作り、感染症などにかかることや重症化することを予防します。ですから、病気に罹ってから投与する治療薬とは異なります。
こどもの頃にたくさん予防接種をしたと思います。大人になってからもインフルエンザの予防接種は毎年されている方も多いのではないでしょうか。
新型コロナウイルスについても、米企業がワクチンの開発が最終段階にきているとの報道がありました。予防ができれば心強いですよね。ちなみに、よく名前が挙がるアビガンやレムデシベルは治療薬であり、ワクチンではないんですよ。
予防と治療で新型ウイルスに立ち向かえる日が一日も早くきて欲しいですね。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!