会社を休むとき「有給」と「有休」どっちが正解?
そろそろ、8月が近づいてきました。状況が許せば、夏休みの取得を検討し始める時期でもありますね。会社をお休みする際に取得する「有給休暇」、略してゆうきゅう。このゆうきゅうを漢字で書くとき、有給と有休、どらちが正解なのでしょう?
◆有給も有休も正解。だけど…
有給も有休も有給休暇を短くした言葉として、一般的に使われています。だからどちらも正解。
しかし、有給は「給料の支給が有ること」という意味の言葉としても使われることがあるため、紛らわしいですよね。
振替休日→振休、育児休業→育休、産前産後休業務→産休などのパターンからみても有給休暇→有休がしっくりきます。
そのため、強いて軍配を上げるとすれば、有休になりますね。
◆有休じゃなくて年休?
実は、有給休暇は正式には「年次有給休暇」といいます。有給休暇もすでに年次有給休暇を短くした言葉だったんです。
そのため、正式名称に則り、有休ではなく年休と使う方もいらっしゃいます。
有給、有休、年休。すべて同じ意味で使われているなんて、不思議ですよね。
◆代休は何の略?
似ている言葉に代休があります。代休は「日曜・祭日などの休日に出勤した代わりにとる休暇。」のことで、代わりにとる休暇の略です。これまでのような熟語の略ではないんです。
GO TOキャンペーンが始まったばかりですが、まだまだ予断を許さない時期。楽しく夏休みが取れる日が待ち遠しいですね。
言葉の意味/デジタル大辞泉
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!