Q. 上司や同僚とのコミュニケーションはスムーズにとれていますか?
A1|住友商事 池田さんの場合
出退勤の連絡は専用フォームでサクッと。メールには気使いのひとことを
「当初は毎日、始業・終業時に上司にメールしていましたが、より確実&簡単に報告できるフォームを作成。メールは選択肢を提示したり、箇条書きにしたり用件を簡潔に伝えるようにしていますが、冷たい印象になりがち。『お目にかかれる日を楽しみにしています』などと添えて、情報共有だけではない、温かいコミュニケーションを心がけています」
A2|佐賀県庁 飛松さんの場合
メールには必ず「気軽に連絡をください」と書き添えています
「テレワーク=〝不在〟ではない、と認識してもらうためには多少の慣れが必要かも。業務開始時の一報に、気軽に連絡が欲しい旨を書くほか、昼休みには雑談ついでに、その日の職場の様子などもチャットで尋ねています」
A3|ユニリーバ 竹内さんの場合
わからないことがあったら、遠慮せず電話するように
「テレワークを始めてから、文字だけで伝える難しさと会話のありがたさを再認識し、以前より電話を活用。社内チャットでは先輩のお誕生日おめでとうコメントやランチに食べたいものなどの雑談も活発にやりとりしています」
A4|東急 田中さんの場合
テレビ会議の背景に遊び心を加えて会話の糸口に
「テレビ会議はかたい雰囲気になりがちなので、毎回背景を替えて最初の雑談のネタを提供するように。上の写真は、フロリダのユニバーサル・スタジオで撮影した写真で、『これはどこの国?』などとクイズのように盛り上がりました。映画『トイ・ストーリー』の子供部屋の背景も狙っていたのですが、同僚とかぶったので今度リベンジします(笑)」
A5|カルビー 冨本さんの場合
週に1回、雑談のためだけのテレビ会議をしています
「チャットで毎日やりとりはしていても、ランチの席などで話していた〝なんてことない雑談〟はやっぱり減ってしまいがち。そこで週に1時間程度、〝雑談だけ〟の会議を開催。近況報告のほか、別チームの仕事内容を聞くと自分の仕事へのヒントや刺激にもなります」
A6|あおぞら銀行 山口さんの場合
勤務時間中、チャットは常にオンライン状態にしています
「チーム内の5〜6人でビジネスチャットのグループをつくっています。仕事上の簡単な相談は『ちょっといいですか?』とオフィスで話しかける感覚で気軽に声かけ。電話より心理的なハードルが低く話しやすいです」
2020年Oggi7月号「〝働く女性とテレワーク〟最新レポート」より
イラスト/上坂じゅりこ 構成/佐々木 恵・酒井亜希子(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部