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2020.07.23

「造詣」の意味や読み方は? 類義語や例文もまとめてご紹介

造詣とは、「学問」「芸術」「技術」に関しての知識や技量がすぐれていることを意味します。読み方は「ぞうけい」と読みますが、「ぞうし」と読み間違える方も少なくありません。日常でもよく使われる言葉ですので、本記事では正しい意味や使い方、例文をチェックしておきましょう。

【目次】
造詣の意味や読み方とは
造詣の使い方を例文でチェックしよう
造詣の類義語にはどんなものがある?
造詣の英語表現もチェックしよう
最後

造詣の意味や読み方とは

(c)Shutterstock.com

みなさんは、「造詣」という言葉の意味をご存知でしょうか。主に「造詣が深い」や「造詣がある」といった使われ方をします。なんとなく耳にしたことはあるけど使ったことはないな… という方も多いかもしれませんね。

さて、この記事ではそんな「造詣」について詳しくご紹介します。正しい意味や読み方、使い方まで具体的な例文を交えて分かりやすく解説! また類語や英語表現もまとめてご紹介します。しっかりと覚えて、ぜひ使ってみてくださいね!

まずはじめに、「造詣」は「ぞうし」ではなく「ぞうけい」と読みます。読み間違いの多い言葉でもありますから、会話などで使う場合はくれぐれも注意しましょう。

「造詣」とは「深い知識」や「すぐれた技量」を意味し、「学問・芸術・技術など特定の分野に関する知識や技量がすぐれていること」を指して使われる言葉です。

例えば、「彼女は日本史に造詣がある」といえば「彼女は日本史に関する深い知識がある」という意味になると同時に、相手の知識の深さに尊敬の気持ちを表すこともできます。相手を敬うことを忘れない日本らしい言葉なのです。

また、「造形(ぞうけい)」という言葉がありますが、これは「形をつくること」を意味する言葉です。「造詣」と「造形」、読み方は同じですが、意味は異なります。この2つの言葉が混同してしまわないように気をつけましょう。

造詣の使い方を例文でチェックしよう

(c)Shutterstock.com

「造詣」の正しい意味と読み方は分かっていただけましたか? 続いては「造詣」の正しい使い方をご紹介しましょう。前述したように「造詣」は「学問」、「芸術」、「技術」に関しての知識や技量がすぐれていることを表す際に使います。

そのため、それ以外の分野で使うと不自然です。相手に失礼のないように、しっかり使い方を覚えましょう。

1:「彼女はフランス留学の経験があり、フランス民法学に造詣が深い」

「造詣」は、例文のように「造詣が深い」という使われ方をすることが多いです。すでに「造詣」には「深い理解や知識がある」という意味が含まれていますが、さらに「深い知識や技量があること」を「造詣が深い」と表現します。

「造詣」は、日常生活の中では到底習得できないような知識に対して使われる言葉だと覚えておきましょう。主に、美術や音楽、また文学、歴史、医療などです。

2:「大好きなレゲエやアフリカ音楽の歴史に関して造詣を深める」

言い回しとして「造詣を深める」といった表現もあります。これは、「特定の分野の知識や技術をさらに深める」という意味です。

また他にも「文学に造詣の深い人の知識は底知れない」や、「彼の歴史への造詣の深さには敵わない」というような言い回しもできます。「造詣の深い」や「造詣の深さ」など使い方は様々です。

3:「彼は専門家以上に造詣のある人だ」

「造詣のある」は、「造詣が深い」と同じくよく使われる表現の一つです。相手の知識や技量の深さに尊敬を示し、褒めることができます。他にも「音楽に造詣のある彼はとても魅力的だ」や、「日本の歴史に造詣のある彼女の話はとても勉強になる」などと使うことができますね。

しかし、「造詣のない」や「造詣が浅い」などという使われ方はしません。あくまで相手の知識や技量を褒める際に使われる言葉ですので、間違った使い方をしないように注意しましょう。

造詣の類義語にはどんなものがある?

(c)Shutterstock.com

「造詣」の正しい使い方について伝わったでしょうか。続いては「造詣」の類語を一緒に見ていきましょう。類語を知ることで「造詣」という言葉の意味をより深く理解できますよ。

1:「通暁(つうぎょう)」

「通暁」とは、「すみずみまで詳しく知ること」。ある物事に奥深く通じていることを表す言葉です。また「通暁」には「夜を通じて明け方に至ること、夜勤」といった意味もあります。

「人の心理にとても通暁している」や「会社の人事事情に通暁している」など、特定の事柄について詳しい知識を持っている人に対して使われる言葉です。

2:「熟知」

ご存知の方も多い言葉ですね。「熟知」とは、「細かなところまでよく知っていること」です。「彼女は私の性格を熟知している」や「マニュアルによく目を通し、操作方法を熟知する」などといった使い方ができます。

しかし、ただ単に「知っている」だけでは「熟知」を使うことはできません。「よく理解している」、「よく分かっている」といった場合にのみ使われます

3:「博識」

「博識」とは、「広く知識があること」。「あのおじいさんは博識だ」などのように、知識が豊富で物知りな人やクイズ王などに対して使われることが多い言葉です。特定の分野の知識や技量がすぐれていることを表す「造詣」に対して、「博識」は広い分野に関して知識がある人のことを指して使われます。

造詣の英語表現もチェックしよう

(c)Shutterstock.com

様々な「造詣」に関する言葉をご紹介しましたが、続いては「造詣」の英語表現です。日本らしい表現「造詣」を英語に訳すと、どんな表現になるのでしょうか。

「have a deep knowledge of~」(~に関する理解が深い)

「deep knowledge」は「深い知識」を意味しています。まさに「造詣」と同じ意味をもつ英語表現ですね。「He has a deep knowledge of Japanese literature(彼は日本文学に造詣が深い)」や、「She is from LA, but she has deep knowledge of Japanese culture(彼女はLA出身だが、日本文化に対する造詣が深い)」というような使い方ができますよ。英語を勉強中という方は、ぜひ、覚えて使ってみてくださいね。

最後に

(c)Shutterstock.com

いかがでしたか、「造詣」の正しい意味や読み方、使い方について伝わったでしょうか。また、「造詣」の類語や英語表現もまとめてご紹介しました。

なかなか使うことのない表現かもしれませんが、相手の知識や技量に敬意をはらって褒めることのできる便利な言葉です。上下関係を大切にする日本では、簡単に目上の人を褒めることはできませんよね。しかし、そんなとき「造詣」という言葉を使えば問題はありません。

正しい使い方さえ理解していれば大丈夫です。あなたも、これを期に誰かの素晴らしい知識や技量を「造詣」という言葉を使って賞賛してみてください。きっと喜ばれますよ。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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