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LIFESTYLE

2020.06.17

アジサイの花の色はなぜ違う? 知ってたらハナタカ<気象予報士・太田絢子発>

梅雨に咲く、紫陽花(アジサイ)の色味の不思議や花言葉、英語名について気象予報士の太田絢子が紹介します。

気象予報士 太田絢子

アジサイの不思議な魅力

早いものでもう6月中旬。6月といえば梅雨、雨の季節のイメージですね。私はしとしと降る雨も大好きな気象現象のひとつですが、多くの方にとっては髪型が決まらない、お気に入りの靴がはけない、洗濯物が乾きにくいなど、憂鬱な季節かもしれません。

そんなブルーになりがちな雨の季節に彩りを添え、生き生きと咲くのが、紫陽花(アジサイ)。アジサイの英語名は「ハイドランジア(Hydrangea)」で、「水の器」という意味があり、水が大好きな花です。アジサイが雨に濡れた景色は風情があって素敵ですね。

でもアジサイの色ってなぜこんなにもたくさんあるのでしょう? ひと株のアジサイでも、赤と青が混ざっていたりもします。ということで今回は、アジサイを見るのがさらに楽しくなるアジサイの豆知識をお伝えします。近所のアジサイを観察して、楽しく雨の季節を過ごしましょう!

◆アジサイの色合い

(c)Shutterstock.com

アジサイの色のメカニズムは、大きく分けて2つの理由があります。

まず1つめは、時期によって色が変わること。咲き始めのころはアジサイがもつ葉緑体のため、薄い黄緑色に見えます。しかし、時間が経つとアントシアニンという赤色のもとが増えるため、赤っぽくなるんです。そして、咲き終わるころには花の中にできたほかの物質とアントシアニンが結びついて赤色が薄くなる、つまり老化するため、花の色もくすんでいくのです。

2つめは、土の性質によって色が変わること。土壌が酸性だと土に含まれるアルミニウムが溶け出しやすく、水と一緒に吸い上げられたアルミニウムがアジサイ特有のアントシアニンと結びついてっぽくなります。逆に中性やアルカリ性だと、アルミニウムが溶け出しにくく、アントシアニンの元々の色が出てっぽくなるのです。小学生のときにならったリトマス紙は酸性が赤、アルカリ性が青に変化すると習いましたが、この反応とはになるのですね!

同じ株でも花の色が異なるのは、根から送られてくるアルミニウムの量に差があるためだと考えられます。日本は土壌は弱酸性なので、青っぽいあじさいが多く、逆にアルカリ性土壌のヨーロッパではピンク系が多くなるようです。

◆アジサイの花言葉

同じ種類でも咲いている場所や時期によって花の色が変わることから、アジサイは「七変化」とも呼ばれます。この性質から「移り気」「浮気」などの花言葉がある一方で、梅雨で雨が続く中でも可憐に咲く様子から「辛抱強い愛情」という花言葉や、小さなか花が寄り集まって咲く様子から「一家団欒」という花言葉も。

さらに、あじさいの色ごとの花言葉は、「青=辛抱強い愛情」「赤=元気な女性」「白=寛容」です。プレゼントする際は色に思いを込めてもよさそうですね!

たくさんの色で私たちを癒してくれるアジサイ。アジサイの名所に出かけて楽しむのも良いですが、同じ場所で観察を続けると、アジサイの日々の色の変化がより楽しめますよ。雨の季節を少しでも楽しんでくださいね♪

TOP画像/(c)Shutterstock.com

気象予報士 太田絢子

気象予報士、防災士。中学生のころから気象に興味をもち、大学在学中に気象予報士試験に合格。卒業後は損害保険会社に就職し、交通事故や自然災害に遭った人へのサービス業務に従事。自然災害が多発するなかで、犠牲者をゼロにしたいと思うようになり、気象キャスターへ転身。現在は地元名古屋のCBCテレビ「チャント!」などに出演中。趣味はモーニング巡り、季節の箸置き集め。


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