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2020.06.26

「独立独歩」の意味や使い方とは? 類語や対義語もまとめてご紹介

独立独歩とは、どくりつ・どっぽと読み、他人の援助・束縛を受けず、個人が一家をかまえて生活を営むことなどを意味する四字熟語です。実際の会話では、単なる自立を指す以外の使われ方もします。本記事では、独立独歩の正しい意味や使い方、類義語などを解説します。

【目次】
独立独歩?
独立独歩の意味や読み方とは
独立独歩の使い方を例文でチェック
独立独歩の類語にはどんなものがある?
独立独歩の対義語語にはどんなものがある?
独立独歩の英語表現もチェック
最後に

独立独歩?

(c)Shutterstock.com

社会人となったからには、人に依存することなく「自分自身の考えに基づき、自分自身の責任において行動する」、そんな人間になりたいものです。しかしながら「言うは易し、するは難し」で、ついつい、親や兄弟、先輩や友人に頼ってしまいがちですよね。

もしかして、あなたは「この世の中、自分独りでは生きていけないんだから…」と思っているかもしれません。しかし、それは「独立独歩」の本当の意味を、しっかりと理解していないのかもしれませんよ? この記事は、そんなあなたにピッタリかも…?

では、四文字熟語「独立独歩」の意味や使い方、類語や対義語など詳しくご紹介していきます。

独立独歩の意味や読み方とは

(c)Shutterstock.com

「独立独歩」の読み方は、(どくりつ・どっぽ)と読みます。「独立(どくりつ)」と「独歩(どっぽ)」に分けて説明をしていきましょう。

「独立(どくりつ)」は、用法によって様々な意味を持ちます。代表的な意味としては、以下の通りです。

・他と離れて、一つだけ立っていること。また、他のものとはっきり別になっていること。

・他人の援助・束縛を受けず、個人が一家をかまえて生活を営むこと。

・他から干渉を受けずに、単独で権限を行使し得ること。

などです。

「独歩(どっぽ)」は、なかなか蘊蓄(うんちく)のある宗教上の言葉が由来です。「独歩(どっぽ)」という言葉は、中国南宋時代の禅僧である無門慧開(むもん・えいかい:1183年–1260年)によって編まれた仏教書、『無門関』(むもんかん)の中にある漢詩の一節に出てきます。

その一節を以下にご紹介します。

『大道無門、千差有路。透得此關、乾坤獨歩』

「大道無門(だいどう・むもん)、千差路有り(せんさ・みちあり)。此の関(かん)を透得(とうとく)せば、乾坤(けんこん)に独歩(どっぽ)せん。」と読みます。

この漢詩の意味は、「真髄に至る道は“無門”すなわち門が無く、むしろ無数の道がそこへと通じている。このことを理解したならば、その者は世界をただ独り歩むであろう」と解釈されています。

このように「独歩(どっぽ)」という言葉には、禅宗の深い意味があるのです。ちなみに、小説家の国木田独歩もこの『無門関』から名前を採ったのではないかとも言われています。

以上から、独立独歩とは、「他人に頼らず、自分の信じるところに従って行動すること」を意味します。

独立独歩の使い方を例文でチェック

(c)Shutterstock.com

1:「彼の父親は、実に独立独歩の方で、誰の力も借りず事業をあそこまで大きくなさった」

この文例では、客観的な視点で人物の生き方を捉え、尊敬の気持ちを伝える表現として使っています。

2:「本来、WHO(世界保健機関)は政治的に左右されない独立独歩の調査機関であるべきだ」

社会的な動きや事件などに対して、第三者的なスタンスで論評したり、自分の考えを述べる時の使用例です。会議やミーティングなどでも活用できますので、覚えておくと便利でしょう。

3:「今からは、自分自身を信じ、独立独歩であなたの道を邁進してください」

友人や後輩の激励したり、アドバイスをする場合に使用できる文例になります。後輩の披露宴や祝賀式などのスピーチに活用してみてください。ただし、上司や年上の方に対しては、上から目線の言葉使いになってしまいますから使用しないでくださいね。

独立独歩の類語にはどんなものがある?

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1:独立自尊

「独立自尊」(どくりつ・じそん)と読みます。「自尊(じそん)」は、自身の品格を保つということです。四文字熟語としての意味は、人に頼らずに自分の力だけで事を行い、自己の人格・尊厳を保つことです。

2:独立不羈

「独立不羈」(どくりつ・ふき)と読みます。「羈(き)」は、つなぎ止めることを意味します。したがって「不羈(ふき)」は、束縛されないことを意味します。四文字熟語としての意味は、他人の力に頼らず、他人に影響されず、他から束縛されずに行動することです。

3:赤手空拳

「赤手空拳」(せきしゅ・くうけん)と読みます。「赤手(せきしゅ)」とは、手に何も持たないことを意味します。「空拳(くうけん)」は、こぶしだけで武器を持たないことを意味します。

四文字熟語としての意味は、手に何の武器も持たないで立ち向かうこと。誰からも助けを何も借りずに、独力で物事を行うことです。

独立独歩の対義語語にはどんなものがある?

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1:揣摩迎合

「揣摩迎合」(しま・げいごう)と読みます。「揣摩(しま)」は、推測するという意味で、「迎合(げいごう)」は、相手に合わせて、さからわないようにするという意味になります。四文字熟語としての意味は、相手が思っていることを推測して、調子を合わせることです。

2:付和雷同

「付和雷同」(ふわらいどう)と読みます。「付和(ふわ)」は、定見をもたず、すぐ他人の意見に賛成することという意味です。「雷同(らいどう)」は、雷が鳴ると万物がそれに応じて響くように、むやみに他人の言動に同調するという意味です。

四文字熟語としての意味は、自分にしっかりとした考えがなく、他人の言動にすぐ同調することです。

3:阿諛追従

「阿諛追従」(あゆ・ついしょう)と読みます。阿諛(あゆ)」は、人に気に入られるように、へつらうという意味です。「追従(ついしょう)」は、こびへつらうこという意味です。四文字熟語としての意味は、相手に気に入られるために、ゴマを擦ったり、お世辞を言ったりして機嫌を取る行為のことです。

独立独歩の英語表現もチェック

「独立独歩」の英語表現についてもご紹介しておきましょう。「独立独歩」を英訳検索してみますと「self‐reliance」と出てきます。「self」は、ご存知のとおり「自己、自分」という意味し、「reliance」は、「依存」という意味の単語です。したがって、直訳すると「自分に依存する」になります。

他にも「independent」(独立・自立)も使用できますね。参考にしてください。

最後に

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どうでしょう、「独立独歩」の意味を知り、あなたは「独立独歩」な生き方ができそうですか? まあ、すぐには「独立独歩」の生き方ができないまでも、少なくとも対義語でご紹介した「阿諛追従」(あゆ・ついしょう)や、揣摩迎合(しま・げいごう)のような生き方だけはしたくない! と思いませんか?

もし、そう思われたなら、今から「自分自身の考えに基づき、自分自身の責任において一つだけ行動する」ことから始めてみてはいかがでしょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com


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