料理マニアがこぞってハマる! 低温調理器で作るお肉料理の魅力
メディアなどでもたびたび紹介されて話題の低温調理器・BONIQ(ボニーク)。
ダイヤルを回して、温度と時間をセットするだけで簡単調理が可能なんです。
温度を一定にキープしながら、真空状態にした食材を加熱することができます。
◆火を使わないからほったらかしでOK
お鍋のなかでお湯が常に対流しているので、加熱ムラも少なく、簡単に作れるのが嬉しいポイント。しかも火を使わないので、ほったらかしの状態で、他の作業をしながら、調理することができ、テレワークとの両立ができると働き世代の女性にも大評判。
外出自粛が続いた今年の3月から4月までの売上は、前年同期比で190%にもなったという今注目のキッチン家電です。
◆栄養も逃がさない! 同時調理も可能
肉や魚のたんぱく質は、70℃を超えると固まりはじめて、旨みや栄養素が流れ出てしまいますが、低めの温度で長い時間加熱することによって、食材のおいしさをギュっと閉じ込めることができます。真空パックやプラスチック袋などに食材をいれて加熱するので、複数の同時調理も可能。
今回はシンプルな食材で作れる、冷酒にぴったりな豚肉のおつまみを作ってみたいと思います。
軽量いらず! 低温調理器で作る生ベーコン風おつまみのレシピ
■材料
豚バラ肉(厚み4.5cm以内のもの)
塩、コショウ
お好みでハーブ類(今回はローズマリーとローリエを使用)
お気に入りの日本酒
■作り方
1. 真空パックの幅に合わせて豚バラ肉をカットします。
2. お肉の表面に塩と胡椒、ハーブ類をすべての面に均等にまぶしていきます。量はお好みでOKです。
3. 真空パックのなかに、[2]のお肉と香りづけの日本酒をティースプーン1~2程度入れて、空気を抜いて、低温調理器を使って60℃で10時間加熱したら完成。
加熱時間は、BONIQの加熱時間基準表を目安にしてください。今回はミディアムレアではなく、しっかり火を通したいので、「豚肉」45mmの「60℃」で調理する目安の5時間に対し、2倍の時間をかけてじっくり火入れをしました。
加熱後の豚バラはこんな様子。肉汁がほとんど流出していません。パックをあけると、フワっと日本酒のいい香りがします。さっそく真ん中をカットしてみましょう。
しっかり内部まで火が通って、赤身の部分はピンク色に。やわらかくしっとりとした生ベーコン風に仕上がりました。
このまま薄くスライスして、野菜やドレッシングとあわせて生ハムのようにおつまみとして食べることもできます。表面を軽くフライパンで炙ってカリっとさせてもおいしいですよ。
おしゃれな肉料理を作って家飲みを楽しもう
真空パックへ漬け込むときの香りづけの日本酒は、料理用ではなく、ぜひ飲んでおいしいお気に入りのものを使ってくださいね。
今回は埼玉県で作られている無ろ過生原酒「AGEO純米大吟醸」で作ってあわせたところ、とても華やかな香りのテーブルになりました。冷やしたワイングラスとともに、家に気軽なマリアージュを楽しんでみてください。
お漬物やお醤油との愛用もいいので、ごはんはもちろん、バゲットに乗せてもよく合います。
豚バラ肉以外の肩ロースやヒレ肉でも、同じ分量でおいしく作れます。良質なお肉を高級店のようなクオリティが実現する、低温調理。家飲みシーンのレベルをグッと引き上げてくれますよ。ぜひお試しを!
朝岡真梨
世界50か国200都市を超える海外旅行の経験をもとに、各地のグルメや観光スポットの魅力を紹介している。最新のIT機器に関する取材も多く、女性目線からの分析が得意。キャラクターや英語にも明るく、コピーライティングの分野では他業種に関わっている。旅行先ですったもんだした体験や主婦業をラクして乗り切るヒントを綴っている「遊んでばかりのスナフキン」が人気。Instagram:@yans_publisher Twitter:@Yans_Publisher