上司に丸投げ、ですか? 後輩に自分で考えさせるには…
後輩VOICE
「わからないから聞いているんですけど…。経験豊富な上司に聞いたほうが早いのに、何が悪いの?」(23歳・女性・入社1年目)
対処法|「あなたはどうしたい?」と聞く
「まずは〝丸投げ〟と〝相談〟は別物、そして丸投げはNGだと教えましょう。自分なりの解決策があったうえで先輩に判断を仰ぐのが〝相談〟です」(育成・コミュニケーションのプロ:桑野麻衣さん)
「『あなたはどうしたい?』『具体的にどこがわからない?』と辛抱強く聞いて考える力を伸ばすのが育成側の役割。ただ、初めての事態で何をすべきか見当もつかない場面もあるので、そのときは『○○のマニュアル書に載ってるよ』など、答えのヒントを示してあげて」(「講師ビジョン」代表:島村公俊さん)
2020年Oggi5月号「あぁ、後輩がわからない!」より
構成/佐々木 恵・酒井亜希子・島田七瀬(スタッフ・オン)
再構成/Oggi.jp編集部
TOP画像/(c)Shutterstock.com
育成・コミュニケーションの専門家 桑野麻衣さん
くわの・まい/学習院大学卒業後、全日本空輸やジャパネットたかたでの教育・研修担当を経て独立。著書に『部下を元気にする、上司の話し方』(クロスメディア・パブリッシング刊)など
「講師ビジョン」代表 島村公俊さん
しまむら・きみとし/ソフトバンク在籍時に、1000人規模の新人研修、100人を超える社内講師の育成に従事。2016年独立。著書に『10秒で新人を伸ばす質問術』(東洋経済新報社刊)