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FASHION

2023.11.12

アースカラーとは|地味見えを回避する色の組み合わせでこなれ感をUP

アースカラーとは、自然を感じさせる色のこと。落ち着いた雰囲気が素敵なカラーではありますが、適当にファッションに取り入れると地味見えしがち…。トレンドをしっかり押さえたおしゃれな着こなしをマスターできればワンランク上のコーデが楽しめます。ぜひマスターしていきましょう。

アースカラーとは「自然物」をイメージした色

土や砂、木、草、海などの自然を感じさせる色のことを「アースカラー」と呼びます。具体的にはカーキやベージュ、ブラウン、テラコッタ、ブルーなどがあります。肌なじみがよく主張も強くないので取り入れやすく、大人っぽい、そして女っぽい印象にしてくれる万能カラーです。

そんなアースカラーをファッションに取り入れるときのポイントは、以下の3つです。

〈POINT〉

POINT

・白や黒合わせなら、慣れないアースカラーも失敗しづらい
・白ならクリーンで抜け感ある印象に、黒ならハンサムで高級感ある印象に
・ドライな仕上がりを避けるなら服の素材選びにこだわって

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今回は、これらのポイントを踏まえつつ、アースカラーにおすすめのカラーコーディネートやお手本スタイルを一緒に確認していきましょう。

大人女性の着こなしに人気のアースカラー7色

まずは、大人女性の着こなしにもよく取り入れられる人気のアースカラーを7色紹介します。自然を感じさせる色なので、どれもナチュラルになじみやすいのが特徴的。ニュアンシーな色味からこなれ感を出すにも抜群のカラーばかりです。

◆カーキ

カーキ

緑と茶色を混ぜたような自然な渋さがあるカーキ。カジュアルからビジネスカジュアルまであらゆるファッションに合わせやすく、白や黒、ネイビーなど他の中立色との組み合わせも得意なカラーです。ミリタリースタイルなどでもよく取り入れられます。

白ツイードの甘さは、辛口なカーキパンツで受け止める!

◆ベージュ

ベージュ

まろやかでナチュラルな色味から大人コーデにも積極的に取り入れられるベージュも実はアースカラー。砂浜や木の皮を彷彿とさせる、穏やかで温かみのあるカラーが特徴的。中立的な色味なので季節やシーン問わず使える汎用性の高さも人気の一つ。

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◆ブラウン

ブラウン

大地や木、土などを彷彿とさせるこっくりとした深みがあるブラウンは、大人ムードを高めたい時にもおすすめの人気カラー。ダークな色味と合わせるとシックにまとまるけれど、明るいトーンのカラーとも相性がよく、カラーコーディネートしやすい色味です。

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◆テラコッタ

テラコッタ

オレンジとも茶色とも違う赤褐色な色味が特徴的なテラコッタは、古代の陶器や粘土のようなカラーで、あたたかさとナチュラルさが魅力的。茶色の延長と考えれば簡単にコーディネートでき、取り入れるだけで個性的で洗練されたスタイルを構築できるエフォートレスさは大人女性にも人気です。

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◆マスタード

マスタード

イエローに深みとくすみを加えたような色味のマスタードカラー。ベージュのようにとらえればコーデに馴染みやすく、特に秋冬の着こなしに人気です。マスタードはトーンによってさまざまな表情を作ることができるので、温かみと深み、そしてイエローが持つ活気を上手く調整してコーデを作ると洒落感を楽しむことができます。

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◆グレー

グレー

砂や石、雲を連想させるグレーもアースカラーの一つで、いうまでもなく大人女性の着こなしに欠かせない色味。シルバーグレーからチャコールグレーまで、多くのバリエーションを持つので、トーン次第でどんな色とも簡単にお洒落を構築することができます。カジュアルからエレガント、ビジネスまであらゆるシーンに◎

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◆ブルー

ブルー

空や海を思わせるブルーも実はアースカラー。中でもファッションではくすみブルーがアースカラーと捉えられることが多いようです。グレーみのあるくすみブルーは1点投入するだけで大人の上品さを感じさせる色味。アースカラーの中でもきれいめコーデに取り入れやすいカラーの一つです。

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アースカラーに合う組み合わせは? おすすめカラー10色

地球や自然からインスピレーションを受けるアースカラーは、どんな色味と合わせれば大人のお洒落に活かせるのでしょうか。黒や白、また同じアースカラーと馴染みがいいのはもちろん、ここではきれい色とのお手本配色も紹介します。

◆アースカラー×白

アースカラー×白

白のニットベストにカーキグレーのトレンチを羽織った大人なコーデ。ドライなかっこよさが引き立ち、トレンチ慣れした人感が出る。

アースカラーと大判ストールで“トレンチ慣れ”した雰囲気を出せる

◆アースカラー×黒

アースカラー×黒

ブラウン系のボアブルゾンに黒のフレアスカートを合わせた、カジュアルながら女っぽいコーデ。靴やバッグも黒でまとめ、やわらか素材をクールに引き締めて。

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◆アースカラー×アースカラー

アースカラー×アースカラー

ウールのブラウンワイドパンツとトラッドなチェック柄のジャケットで、優雅な紳士さを感じる着こなしに。クラシカルな組み合わせには、ブラウンと同じくアースカラーのブルーを挟むと今っぽく仕上がる。

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◆アースカラー×ピンク

アースカラー×ピンク

アースカラーのグレーニット&カーディガンには、1点投入で一気に華やぐセンタープレスのホットピンクパンツを。シルバーのツヤを投入し、ハンサム感を引き上げて。

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◆アースカラー×パープル

アースカラー×パープル

オーバーシャツをスマートに見せてくれる、センタープレスの入ったパープルパンツ。サテン素材のモードなパンツだからこそ、アイボリーのようなはかなげな色のシャツで〝強さ〟のバランスを調整。

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◆アースカラー×ネイビー

アースカラー×ネイビー

アースカラーであるグレーパンツとネイビーのロゴTコーデ。コロンとしたフォルムのカゴバッグは、カジュアルなTシャツ合わせなら甘さ控えめで大人のかわいさに。

ロゴTの日は、かごバッグやゴツめアクセで存在感をプラス!

◆アースカラー×オレンジ

アースカラー×オレンジ

ブラウンのトレンチコートとオレンジカーディガンの組み合わせ。ポップなオレンジも、こんなアースカラー合わせなら落ち着いた雰囲気に。ボトムはセンタープレス入りのバレルパンツで、立体感ときちんと感をアシスト。足元はメッシュパンプスを合わせ、女っぽい抜け感を。

トラッドに今っぽい空気感を加味するバレルパンツ

◆アースカラー×ペールミント

アースカラー×ペールミント

ブラウンとペールミントの意外な組み合わせは、白小物でなじみよく。足元はミュールをセレクトすれば、きれいめにぴったりな抜け感と女っぽさをキープ。

この春は「ミュール」で、今っぽい抜け感と女らしさをキープしたい!

◆アースカラー×イエロー

アースカラー×イエロー

ベージュのパンツにはトーンが同じのイエロートップスを合わせたい。足元にはマルチカラー配色のスニーカーを。レトロな表情がかわいげを与えてくれる。

きれいめシンプル派になじむ♡ トレンドスニーカーコーデ

◆アースカラー×グリーン

アースカラー×グリーン

ロングワンピースも、ベージュの爽やかカラーなら軽やかで涼しげ。グリーンのきれい色ニットを肩がけし、着こなしを明るく盛り上げて。

爽やかカラーならロングワンピも軽やかで涼しげ!

【トップス】アースカラーこその〝こなれ感〟を堪能して

ここからは、アースカラーを取り入れたお手本コーデを紹介します。まずはトップス×アースカラーの着こなしから。素材感や色のトーンを調節することできれいめ~カジュアルまであらゆるスタイルにこなれ感を演出することができますよ。

ブラウンのビスチェ×白シャツ×白ワイドパンツ

ブラウンのビスチェ×白シャツ×白ワイドパンツ

トレンドのビスチェは、端正な白シャツに合わせて大人ならではのスパイスとして活用。ボトムも白で揃えて、ビスチェの存在を潔く際立てて。

定番ベーシックシャツは「旬アイテムとレイヤード」で鮮度アップ♡ おすすめコーデ3選

ベージュニット×チュールスカート

ベージュニット×チュールスカート

チュールスカートを甘すぎずに着こなすには、ニットと合わせるのがおすすめ。ベージュのニットなら甘々にならずに、ちょっとハズしたコーデに。

「チュールスカート」を普段使いするなら? ニットでカジュアルダウンさせるのが正解!

カーキスポーティアウター×黒タイトスカート×黒トップス

カーキスポーティアウター×黒タイトスカート×黒トップス

シンプルな黒のワントーンコーデにカーキジャケットを加えて、きれいめカジュアルな着こなしに。ポイントで白をちりばめて、コーディネートを爽やかに仕上げて。

きれいめカジュアルな【春アウターコーデ】10選!

カーキシャツ×白サスペンダースカート

カーキシャツ×白サスペンダースカート

カーキシャツと白サスペンダースカート。ドライな印象のカーキは、ツヤ素材で上品さをキープ。小物を黒でまとめることで、かわいいだけじゃない大人のかっこよさがプラスされる。

カルティエの名品ウォッチ×旬のサスペンダースカートコーデ

マスタードイエローニット×ブラウンパンツ

マスタードイエローニット×ブラウンパンツ

大人なマスタードイエローに合わせるのは、ツヤのあるブラウンパンツ。色の力と上下の素材違いで、ニットを重たく見せないのもポイント。

大人っぽいイエローのニット… 合わせるボトムは何が正解?

グレーのタートルネック×パウダーイエローのスカート

グレーのタートルネック×パウダーイエローのスカート

不規則にフリルがレイヤードされたパウダーイエローのフレアスカート。黒ではなく、アース感のあるチャコールグレーのトップスと合わせることで全体がまろやかな印象に。足元は、黒のぺたんこサンダルで甘×辛のバランスをとるのが正攻法。

「上品フェミニン派」大胆なシルエットとキャッチーな小物で着こなしを更新!

【アースカラー×ボトムス】大人きれいめカジュアルに遊び心を

続いてはボトムスにアースカラーを組み込んだコーディネートを紹介します。パンツやスカートにアースカラーを選ぶとどこかカジュアルな印象が生まれるので、きれいめコーデの外しやかっこいい着こなしのアクセントにぜひ取り入れてみてください。

グレーパンツ×黒ジャケット×グレーニット

グレーパンツ×黒ジャケット×グレーニット

グレーパンツとキルティングジャケットの組み合わせ。襟付きデザインやツヤのある素材感、ゴールドボタンが効いてハンサムながらリッチな雰囲気に。トレンド感あるアイテムとの相性も抜群。

はおるだけでシティライクな着こなしに♡ 秋トレンドの「襟付きキルティングジャケット」5選

カーキパンツ×白ブラウス×ベージュベスト

カーキパンツ×白ブラウス×ベージュベスト

ハイウエストなカーキパンツにベージュのツイードベストを合わせたドライカラーな配色。トラッドな品のよさが光る。暑さが残る初秋は、ボリュームスリーブのブラウスで可愛く。秋が深まったらタートルネックやニット合わせも可愛く仕上がる。

着こなしを今っぽく&小粋に盛り上げて♡

ベージュハイウエストパンツ×ボーダーカットソー×デニムジャケット

ベージュハイウエストパンツ×ボーダーカットソー×デニムジャケット

ゆったりとかっこよく着こなせるシルエットのベージュパンツで、デニムのカジュアルさを受けとめて。ハイウエストと程よいタックが、デニムジャケット×ボーダーのラフさに大人なきれいめ感をキープしてくれる。

スニーカーには「ゆったりフォルムのパンツ」で大人のリラックス感を♡

カーキボンタンパンツ×ニットカーディガン

カーキボンタンパンツ×ニットカーディガン

曲線シルエットが特徴的なカーキのボンタンパンツには、コンパクトかつVネックのニットカーディガンをインしてきれいめに着こなすのが大人っぽい着こなしのポイント。ゴールドのバーサンダルとバッグのチェーンの繊細なアクセントを効かせてきれいめに昇華。

ワンツーコーデもサマになる「ボンタンパンツ」! 人気スタイリスト金子綾さんのおすすめ名品

カーキティアードスカート×白リネンシャツ

カーキティアードスカート×白リネンシャツ

イレギュラーなギャザー&ドライなカーキがおしゃれ度抜群! オーバーサイズのリネンシャツをはおって、風が通り抜けるようなリラクシーなムードを表現。

30歳からの「大人かわいい」は、【ティアードスカート】がないと始まらない!

モスグリーンのロングサーキュラースカート×白シャツ

モスグリーンのロングサーキュラースカート×白シャツ

大きめな白シャツ×ふわりと広がるサーキュラースカートのレディなコーデは、ちょっとだけくずしてこなれた雰囲気に。端正な白シャツを裾アウトして、きれいめ感はキープしつつ今どきの洒落感を加味して。

人気スタイリストが指南! バサッとした【フレアスカート】を今どきのバランスで着こなすには?

ベージュのロングスカート×黒ニット

ベージュのロングスカート×黒ニット

ベージュのドラマティックなフレアスカートには、締まりのいい黒カットソーが好バランス。足元はスカートの存在感に負けないよう、黒のショートブーツをチョイス。

素脚のチラ見えが今っぽさの要。フレアスカート×ショートブーツコーデ

カーキスウェットパンツ×黒Tシャツ

カーキスウェットパンツ×黒Tシャツ

Tシャツとスウェットパンツのカジュアルなスタイルながら、カーキと黒の色合わせがハンサムな一面を引き出しクールに。

今から秋の季節に似合う配色… 黒×カーキでクールに!

カーキの艶スカート×白スウェット

カーキの艶スカート×白スウェット

カーキ色スカートは、白のスウェットトップスで軽快に。スポーティなカジュアルが主役のスタイルこそ、ツヤ感ある素材のアイテムを投入し、無難に終わらせない工夫を。キャップやスニーカー、ナイロンバッグなどのカジュアル小物は黒に統一すると大人っぽさをキープできる。

女っぽいカジュアルコーデは【ツヤスカート】で上手くいく!

最後に

季節問わずに使えるアースカラー。比較的コーデに取り入れやすく、配色や小物使いのコツを掴めば地味見えの心配もなし。迷ったときは白や黒の服に逃げがちですが、今回紹介したポイントやお手本コーデを参考に、アースカラーを取り入れた優しい雰囲気の着こなしも試してみて。きっと思った以上にしっくりまとまるはずです。

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Oggi12月号で商品のブランド名に間違いがありました。114ページに掲載している赤のタートルニットのブランド名は、正しくは、エンリカになります。お詫びして訂正致します。
【消費税の価格表記について】 記事内の価格は基本的に総額(税込)表記です。2021年4月以前の記事に関しては税抜表記の場合もあります。

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