食事を表す言葉「外食・内食・中食」のそれぞれの意味と読み方
外出自粛に伴い、外食はなかなか難しく、お家でごはんを食べることが増えたのではないでしょうか。何気なく外食という言葉を使っていますが、この「外食」に対してお家でごはんを食べることは何と言うのでしょうか? 早速チェックしてみましょう。
◆外の反対は内、ということは?
外食(がいしょく)とは
外食とは、『家庭以外で食事をとること。また、その食事。』のことをいいます。基本スタンスとしては、食事は家でとるものとして、そうでないシーンを「外食」と呼んでいるんですね。
内食(うちしょく、ないしょく)
では外食に対して、おうちでのご飯は何というかというと、内食(うちしょく、ないしょく)といいます。
内食は、『家庭で食材を料理して食事を食べること。また、その食事』を言います。お家でお料理をして食べる食事のことを言うんですね。
外で食べることを広く指す外食に対して、内食は家で食べる食事全般を指すのではありません。家で食べる食事のうち、お料理をした場合をいうんですね。外か内かということではありますが、完全な対にはなっていないんですよ。
◆テイクアウトは○食?
それでは、お家でテイクアウトのお弁当などを食べることはなんというのでしょう?
正解は中食(なかしょく、ちゅうしょく)
中食は『弁当などの調理済みの食材を買って持ち帰り、職場や家庭などで食べること。また、その食事。』のことをいいます。
豆知識となりますが、古くは朝晩の2食だったため、その間に軽く食べる食事のことを中食(ちゅうじき)といっていました(『1日2食の習慣のとき、朝食と夕食の間に軽くとる食事。後には昼の食事。』)。
同じ漢字を使っていますが、読み方と意味が違うので要注意です。なお、昼食(ちゅうじき)と読む場合は、昨今においては昼食と同義にあたります。
ウーバーイーツの台頭もあり、外出自粛の中、さまざまな飲食店がお持ち帰り対応を始めました(私も助けられることがしばしばあります)。
なかなか足を運べない高級店のお味が手軽に楽しめるという嬉しい誤算もあって、選択肢が増えています。緊急事態宣言が解除されましたが、第2波・第3波の新型コロナウイルス感染拡大に備えるためにも、中食をうまく活用して、おうちごはんを楽しんでいきたいですね。
参照:デジタル大辞泉
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!