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2020.05.18

「物欲センサー」の意味とは? きっかけとなったアニメキャラから使い方や類義語をご紹介

物欲センサーとは、ゲームやスマホアプリなどで存在すると言われているセンサーのことを指します。よくゲームをする方なら聞いたことがあるかもしれません。本記事では、物欲センサーの由来となったアニメやゲーム、言葉の正しい使い方まで幅広く解説していきます。

【目次】
「物欲センサー」とは何?
物欲センサーが働きやすいもの
物欲センサーという言葉の使い方
物欲センサーへの対策や回避方法は?
最後に

「物欲センサー」とは何?

◆物欲センサーの意味や正体

(c)Shutterstock.com

「物欲センサー」は、ゲームやスマホアプリなどで存在すると言われているセンサーです。ゲームをしたことがある人は、「必要ないときには特定のアイテムが出るのに、欲しいときには出ない」という経験をしたことがあるのではないでしょうか? これが「物欲センサー」が反応している状態です。

「物欲センサー」とは、プレイヤーの物欲をキャッチして目当てのアイテムやキャラクターの排出率を下げる架空のセンサーのこと。実際に存在するものではなく、プレイヤー間で伝えられている都市伝説のようなもののことを指します。つまり、「物欲センサー」の正体とは、ただの偶然なのです。

ゲームやスマホアプリにおいて、アイテムやキャラクターが出る確率は不変のものとなっています。1回チャレンジしても100回チャレンジしても、目当てのものが出てくる可能性は決して100%にはならないのです。そのため、運が悪ければ延々とチャレンジすることに…。

さらに、人の脳は良い記憶より悪い記憶のほうが印象に残りやすいという特徴があります。それにより、「目当てのものが入手できなかった」「いつも不必要なものばかり手に入る」と錯覚を起こすのです。

しかし、実際に排出率が偏っている場合も。ゲームやスマホアプリで使用されているランダム要素は、「疑似乱数」と呼ばれる「計算によって生成される乱数」で再現されています。そのため、本当の意味でのランダムにはなっていない可能性もあるのです。

◆物欲センサーという言葉ができたきっかけ

(c)Shutterstock.com

「物欲センサー」という言葉の発祥は、オンラインゲームの「ファンタシースターオンライン」。このゲームはアイテムの入手率が非常に悪く、何度周回しても目当てのアイテムが出ない、ということが頻発しました。そこから、このゲームには「物欲センサー」が搭載されている、というネタが一部で流行ったのです。

しかしながら、前述の通りこのゲームは元々のアイテム入手率が低く、1つのアイテムの入手率が0.00数%ということも…。そのため、「物欲センサー」という言葉は当時、広く使われる言葉ではありませんでした。

「物欲センサー」という言葉が有名になったのは、大ヒットをしたPSPゲームソフトの「モンスターハンターシリーズ」によります。普段ゲームをしない方でも、名前は聞いたことがあるのではないでしょうか?

このゲームには装備のために、「敵を倒す」「フィールドを探索する」などをしながら素材を集める必要があります。しかしながら、この素材も排出率が決まっており、目当ての素材を手に入れるためには何度も「クエスト」に参加する必要が。

さらに、「目当てのアイテムを落とす敵」が登場するクエストが発生するかどうかもランダムであり、目当てのアイテムが出ない事態が頻発しました。

そのため、「モンスターハンターシリーズ」が流行ると同時に、「欲しいときに限って欲しいアイテムが出ない」と感じる人が急増したのです。その結果、「物欲センサー」がゲームをする上でよく聞く言葉の1つとなりました。

物欲センサーが働きやすいもの

(c)Shutterstock.com

人によって感じ方は様々ですが、「物欲センサー」は「元々排出率が低いもの」より「普段は排出率があまり低くないもの」に対して働くことが多いです。そのため、「普段使う機会が少ないから」「こんなに持っていても使わないから」と手放したアイテムが必要になったときに、発生します。

また、「物欲センサー」はゲームだけでなく、ランダム要素が加わる事象であれば働く可能性が高いです。食玩やガチャガチャ、トレーディングカード、宝くじも「物欲センサー」が働きやすいものの一つかもしれませんね。

物欲センサーという言葉の使い方

(c)Shutterstock.com

1:「物欲センサーのせいで、ゲームが進まない」

延々と同じ敵を倒し続けるなど、ゲーム上で欲しいアイテムを手に入れるためには同じ作業を繰り返す必要があります。そのため、本来楽しむことが目的であるゲームにストレスを感じることも。

そんな時、「物欲センサー」のせいにして、欲しくても手に入らないストレスをぶつけます。

2:「物欲センサーが反応しそうだから、今日はやめておこう」

こちらは欲しいアイテムを手に入れるための作業や、スマホアプリへの課金を止めるための理由として用います。

特に「疑似乱数」により偏っている可能性がある場合は、一度止めることが有効な場合も。そのため、何度かに分けてチャレンジをすることも重要になります。

物欲センサーへの対策や回避方法は?

(c)Shutterstock.com

先述してきた通り、アイテムやキャラクターの出る確率が「疑似乱数」により偏っている場合は、「時間を置くこと」が「物欲センサー」への対策になります。それでは、「疑似乱数」以外の理由で出ない場合はどのような対策、回避方法があるでしょうか。

ゲームにおいては「一度目当てを変える」ことが対策になる場合が多いです。「物欲センサー」は、目当てのものに対して働くとされている力。そのため、目当てを変えた途端に手に入った、というケースも少なくありません。

スマホアプリで最も「物欲センサー」が発生する場面は、「ガチャ」でしょう。特に「ガチャ」は課金をしなければ回せない、というケースもあるため、「時間のある限り周回する」という手段をとることは難しいです。そんなときは、どうすればいいのでしょうか?

実はスマホアプリにより、その回避方法は様々です。「時間がゾロ目のタイミングで回す」や「深夜2時以降に回す」、「キャラクターの場合、目当てのキャラクターの絵を描く」など。これらの方法により、実際に目当てのものを手に入れることができた、というケースも存在するようです。

しかしながら、「物欲センサー」は、実際には存在しないもの。そのため、これらの方法を試しても出ない可能性があります。どうしても出ないときのおまじないとして、これらの方法を試してみてはいかがでしょうか。

最後に

(c)Shutterstock.com

「物欲センサー」についての紹介でしたが、いかがでしたか? あなたは「物欲センサー」を感じたことはありましたか?

特に最近のゲームは、アイテムやキャラクターのガチャなど、ランダム要素の含まれているものがほとんどです。何度もチャレンジして、ようやく目当てのものが出た時の達成感が好き、という方が多いことも一因かもしれませんね。この達成感を味わいたいなら、「物欲センサー」に負けず、頑張ることが重要です。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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