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抜き襟とは? コーデに及ぼす効果も
「抜き襟」とは、着物を着る時のように後ろ襟を背中側に引き下げ、襟足が出るような着こなし術のこと。真面目で堅くなりやすいシャツコーデは、抜き襟を上手く活かすことで、柔らかさと抜け感が生まれます。“抜き襟”を上手につくるためのポイントや、抜き襟を活かした着こなしを紹介します。
〈POINT〉
・ルーズすぎない着崩しでこなれ感をもたらす
・肌見せを叶えることでヘルシーさも加わる
・背中の丸みを意識して、やわらかな“空気感”を大切に
お手本コーデ
黒のボリュームスカートに抜け感を生むなら、シャツを抜き襟に仕上げて。胸元のボタンを2〜3個開けてインナーを見せることで、レイヤードの立体感も生まれます。
洒落感と抜け感たっぷりな抜き襟のつくり方&ポイント!
基本の抜き襟のつくり方と、効果的に抜き襟を仕上げるために押さえておきたいポイントを確認していきましょう。
基本の“抜き襟”のつくり方
抜け感のある大人カジュアルを演出する「抜き襟」は、ヘルシーな肌見せがポイント。腕をまくって袖部分にボリュームをつくることで、手首まわりが細く見えます。
【抜き襟のつくり方・着こなし方】
1. デコルテまでボタンを開ける
2. 襟を後ろでクイッと下げる
3. 裾はタイトにせず、程よくもたつかせる
4. 腕が見えるように袖をまくる
合わせる小物によってカジュアルにもキレイめにも寄せられ、大人っぽい印象に。襟にワイヤーが入っていれば、襟を抜いたスタイルをキープできます。
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オーバーサイズを選ぶとこなれ見えしやすい
きれいめカジュアルな抜き襟をつくるなら、シャツはオーバーサイズを選んでみて。パサッとした空気感がこなれ見えに貢献してくれます。
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前裾をインして好バランスなシルエットに
後ろに襟をひっぱっるだけではルーズすぎるときは、前裾をタックインすると程よいバランスに仕上げることができます。襟がズレて元に戻るのを防ぐ効果も。
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シアーなどの軽やかな素材なら抜け感がさらに高まる
程よく着崩して背中に丸みが生まれる抜き襟スタイルは、抜け感たっぷりなシアートップスと相性抜群。シャツコーデなのに、上品な柔らかさが加わり優しい印象に。
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アクセサリーを首元に添えればさらに洒落感UP
抜き襟スタイルは、首やうなじが見えるアップスタイルがマッチ。デコルテの肌見せには、首元にアクセサリーを添えて洒落感を足して。
【基本】抜き襟を取り入れた「春夏」のお手本コーデ
抜き襟を簡単に取り入れるなら、まずは基本のシャツコーデからはじめましょう。デコルテや襟足が大胆に開くので、インナーとのレイヤードをお洒落に楽しむこともできます。
- ブルービッグシャツ×黒パンツ
- ブルーのリネンシャツ×ブルーワンピース
- 白シャツ×チェック柄パンツ
- 白シャツ×チノパン×オレンジニット
- ライトブルーシャツ×ラベンダーのフレアスカート
- グリーンのストライプシャツ×白パンツ×ベージュスウェット
- イエローのシャツワンピース×ベージュバッグ
- シアーシャツ×ゼブラ柄のフレアスカート
- ブラウンシャツ×黒ショートパンツ
- 白オーバーシャツ×ネイビーパンツ×カゴバッグ
ブルービッグシャツ×黒パンツ
体が泳ぐオーバーシルエットとタック入りの袖で差がつく、ブルーのビッグサイズシャツ。スリット入り黒パンツでひねりを加え、こなれたシンプルコーデを堪能。
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ブルーのリネンシャツ×ブルーワンピース
甘ワンピースに清涼感を与えるブルーのリネンシャツ。華奢な肩紐の色気にシャツ襟の辛口さが掛け合わさり、絶妙な洒落感を生む。
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白シャツ×チェック柄パンツ
シンプルな白シャツにこなれ感を加えるなら、合わせるボトムスにこだわって。抜き襟で抜け感を出しつつ、柄パンツでおしゃれ感をアップ。華奢見えを叶えるミラーシルバーのストラップサンダルや、鮮やかなグリーンのバッグも着こなしを盛り立てるポイント。
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白シャツ×チノパン×オレンジニット
誰もが持っているシンプルな白シャツは、抜き襟とメガネの組み合わせで今っぽく更新を。オレンジニットを肩掛けし、知的な雰囲気に遊び心もプラス。
〝ミュウミュウ〟のメガネでベーシックコーデがグッと今っぽく♡
ライトブルーシャツ×ラベンダーのフレアスカート
きれい色同士を掛け合わせたワンツーコーデ。タックインでコンパクトに仕上げたシャツの胸元ボタンを外して、Aラインスカートのクラシカル感を引き立てて。
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グリーンのストライプシャツ×白パンツ×ベージュスウェット
グリーンのビッグシャツは、胸元のボタンを開けて抜き襟でかっこいい印象に。すっきりシャープに見せるため、襟の後ろは立て、先端は倒して、ラクでもクリーンに仕上げて。
イエローのシャツワンピース×ベージュバッグ
透け感があって軽やかな、上質リネン素材のシャツワンピース。オーバーサイズ&清涼感のあるイエローは、抜き襟効果でさらに洗練された着こなしに。
シアーシャツ×ゼブラ柄のフレアスカート
シアー素材のシャツをトップスに、肩掛けニットで大人顔に仕上げて。上品な華やかさをもたらす優しい色味のゼブラ柄を思い切りよく投入し、シャツは抜き襟&まくり袖でヘルシーな肌見せを。
ブラウンシャツ×黒ショートパンツ
微光沢のブラウンシャツは、抜き襟でカジュアルダウンさせるのがちょうどいい。黒のショートパンツなら、気張りすぎずヘルシーな装いに。
白オーバーシャツ×ネイビーパンツ×カゴバッグ
清潔感ある白に、品よく映えるパールボタンがアクセントになったビッグシャツ。カゴバッグ、ビジューバックル付きフラットシューズなど、ひとクセある小物で洒落感をオン。
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【基本】抜き襟を取り入れた「秋冬」のお手本コーデ
ブルーシャツ×シアータートル×黒パンツ
いつものシャツに透けタートルをインするだけで、こなれ感とクリーンな印象が急上昇! 首元と袖口にだけ効かせれば、通勤コーデに差が生まれる。
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グレーウールシャツ×白インナー×ブルーパンツ
ウール素材のダークカラーシャツは、抜き襟と白インナーで抜け感と明るさをプラス。ボトムスは淡色で品よくまとめて。
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オーバーサイズのベージュシャツ×グレーカーゴパンツ
オーバーサイズのシャツは、抜き襟×裾インのざっくりとした着こなしで今っぽくこなれ感を出すのがポイント。トレンド感のあるカーゴパンツ合わせで、やや大人な要素がプラスされるシルエットに。
ロングシャツ×ネイビーフレアパンツ
オーバーサイズの白シャツにフレアパンツを合わせた、気張らないトラッドな装い。ゆったりしたアイテム同士の着こなしは、抜き襟でこなれ感を演出して。
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【応用】シャツ以外の抜き襟でさらにこなれ感UP
シャツでの抜き襟に慣れたら、カーディガンやアウターを使った抜き襟風の着こなしにもチャレンジしてみましょう。基本のやり方と同じように、後ろの首元を背面側に引き下げることで、こなれ感のある着崩しが完成します。
- ベージュレザージャケット×グリーンスカート
- ショート丈トレンチ×ツヤスカート
- カーキブラウンのカーディガン×黒タンクトップ×裾絞りカーゴパンツ
- デニムロングシャツワンピース×ビタミンカラーニット
- 淡グリーンニット×カーディガン×黒パンツ
- イエローロングカーディガン×黒ノースリーブワンピース
ベージュレザージャケット×グリーンスカート
鮮やかな明るいグリーンのニットスカートは、重量感のある裾が優雅になびくシルエット。シャツジャケットはボタンを開けた抜き襟で、ヘルシーな肌見せを叶えて。
ショート丈トレンチ×ツヤスカート
定番のトレンチコートも、丈を短くするだけでこんなに今っぽい表情に。インナーのトップスをアウトにして着ても、バランス◎。
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カーキブラウンのカーディガン×黒タンクトップ×裾絞りカーゴパンツ
ニットカーディガン×アメリカンスリーブのタンクトップ合わせは、裾絞りカーゴを選んで力の抜けた洒落感カジュアルに。カーディガンを抜き襟のように後ろに引っ張れば、ヘルシーなこなれ感がUP!
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デニムロングシャツワンピース×ビタミンカラーニット
マキシ丈のオーバーシルエットワンピースなら、大人っぽくよそ行きな雰囲気に。ブルーデニムで重みが出すぎないように、抜き襟&鮮やかなカラーニットを合わせて、トレンド感に拍車をかけて。
淡グリーンニット×カーディガン×黒パンツ
大人のかわいさを演出するのにぴったりな淡いグリーンニット。同色のアンサンブルは抜き襟で肌見せを叶えてヘルシーに。ほっこりしすぎないのは、シックなタックパンツと小物合わせがあるから。
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イエローロングカーディガン×黒ノースリーブワンピース
ふわふわ素材の着流し風ロングカーディガンは、抜き襟っぽく後ろに肩を落としてはおると、ストイックになりすぎない大人のカジュアルコーデに。
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抜き襟で着崩して抜け感やこなれ感を演出して
コーデにこなれ感と抜け感をもたらす“抜き襟”のつくり方や、洒落見えするポイントを紹介しました。いつもと違ったカジュアルな雰囲気がほしい時は、抜き襟でうまく着崩して、柔らかな大人っぽさを演出してみて。