温泉でタオルを頭に乗せるのはなぜ? 温泉のマナーを解説
寒さも一段と厳しくなり、週末温泉旅行に行く人もいらっしゃるのではないでしょうか? そんなあなたに温泉のマナーをお届けします。
◆脱衣所に置くかごはバスタオルで覆う
脱衣所に鍵付きのロッカーが置かれているところもありますが、脱衣かごを棚に置いて入る温泉もありますよね。脱衣かごに脱いだ衣服を入れたあとは一番上にバスタオルをかぶせましょう。
脱いだ服を見えないようにする方がスマートですし、湯船から上がり脱衣所に戻ってきた際もすぐにバスタオルを手に取ることができますよ。
◆温泉に入る前に必ず掛け湯をする
温泉を汚さないよう身体の汚れを落とすため、温泉に入る前にはかならず掛け湯をします。また、掛け湯には、温泉に入った際、熱さに驚かないように身体を慣らしておく意味もあるんです。
掛け湯は足先から順に肩までかけていきましょう。いきなり肩からざばーっとかけるのは心臓がびっくりしてしまうので気をつけてくださいね。掛け湯のあと、頭から身体まで洗ってから温泉に入りましょう。
◆温泉にタオル&髪の毛はつけない
温泉を汚さないために、タオルや髪の毛は温泉につけないようにします。
よく、旅行番組ではタオルを巻いて入浴していますが、それはTVだから。たとえ使っていないタオルであっても湯船につけるのはマナー違反なんです。それではタオルはどこに置くかというと、頭の上や、温泉のお湯がかからない浴槽の縁などに置きます。
身体を洗い終わった後に水でタオルをすすいで絞っておき、頭の上におくとのぼせ防止にもなりますよ。露天風呂の場合は頭が冷えてしまうため、お湯ですすいで絞っておき、頭の上に置くといいですよ。
また、髪をタオルで巻くと、タオルも髪の毛も温泉につけずにすむのでグッドですね。
◆温泉から上がる時は軽く拭いてから脱衣所へ
温泉から上がったら、タオルで軽く身体を拭いてから脱衣所に入りましょう。水も滴るいい女、も素敵ですが、脱衣所をびしょびしょにしてしまってはいい女も台無しです。
いかがだったでしょうか。ほんのひと工夫で、自分も周りも気持ちよく温泉に入れますよね。
春まであと少し、厳しい寒さを乗り切りましょう!
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。マナーインストラクターであり、実用マナー検定準一級や敬語力検定準一級など、ビジネスにおけるマナーや、マネーに関する資格(2級ファイナンシャル・プランニング技能士、金融コンプライアンスオフィサー、マイナンバー保護オフィサー)などを保有。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!