「ちょんまげ頭の剃りあがった部分」に名前があるって知ってた?
時代劇などでよく見かける、ちょんまげ頭の剃りあがった部分には、名前があります。では、なんと言うか正確に知っていますか…?
【問題】
「ちょんまげ頭の剃りあがった部分」の名称は?
1. 逆会(さかい)
2. 月代(さかやき)
正解は?
2. 月代(さかやき)
月代(さかやき)とは、封建社会時代の男性の髪形の一種。元来はかぶとなどのかぶり物で頭髪が蒸れて、のぼせるのを防ぐために編み出されたもので、頭髪を額から百会(ひゃくえ=頭の中央部)にかけて剃りあげました。
「さかやき」の語源については諸説ありますが、剃った形が月に似ていたことから「月代」と書くようになったとされています。
日本で頭部を露出する露頂の風俗が行われたのは応仁の乱以後で、当時は頭髪を毛抜で抜いていたそう。16世紀後半の天正前後から武家をはじめ一般庶民の間で月代を剃る職業が生まれ、一銭剃(ぞり)・一銭職といわれるようになりました。
さか‐やき【月=代】
1 古代以後、成人男子が常に冠や烏帽子(えぼし)をかぶったためにすれて抜け上がった前額部。つきしろ。つきびたい。
2 中世末期以後、成人男子が前額部から頭上にかけて髪をそり上げたこと。また、その部分。
(小学館デジタル大辞泉より)
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