こんにちは。結婚相談所マリーミー代表の植草美幸です。前回は『キャリアを優先した30代を経て、未婚アラフォー女子は結婚・婚活に何を求めるべき?』というテーマでお話しました。
今回は、アラフォー婚活女性が年下の男性と結婚… いわゆる「年下婚」を成功させる3つのメソッドを紹介します!
1:アラフォー女子こそ、恋愛市場で遠慮がちではダメ
モテるために馬鹿になれ、下手に出て家政婦のように身の回りの世話をしろ、という女性蔑視なテクニック論は多いもの。でも、年齢が上がれば上がるほど、小手先のテクニックなんて意味がなくなります。
共働きの時代、相手も自分も尊重したい。だから、一緒にいて居心地いい人としか結婚をしたくないのが本音です。大人になればなるほど、「今までどうやって生きてきたのか」という筋が通っていて、尊敬できるパートナーを求める時代になってきています。ですから、キャリア女子は、恋愛市場で遠慮がちになる必要はありません。
とはいえ、婚活現場を見ていると、綺麗で収入も高い人で、恋愛にだけ遠慮しがち… という人は正直少ないです。私なんか… というよりも自信過剰で、ロクな男がいない! という人も。
そんなキャリア女子たちに「妥協しろ」というのは簡単ですが、そんな言葉は響きませんし、実際必要ありません。むしろ、自分の人生に必要なピースを妥協なく探した方がいいと思っています。例えば、女性が仕事に生きたいなら家庭的な男性がいいし、家庭で癒されたいなら優しい男性がいいですよね。むしろ、必要以上に謙虚になりすぎて、「あなたの言う通り」になってしまうほうが怖いんです。
2:「いい女」は「都合のいい女」になりやすい?
年下男子に対して、甘やかしたり、いいなりになったりするのはNG。態度まで下手に出ていると都合のいい女になってしまいかねません。
なぜなら、男性にとって、年上のいい女と付き合うとすっごく楽だし、都合がいいことばかりなんですよ。お金はあるし、性にもどん欲だし。飽きてしまったら、出産年齢のことを考えると結婚できない、と言えば、周囲を納得させられる。
そんな風に男性に言われるより前に「私は結婚する人としか付き合わない」とハッキリ言って、結婚を意識させた方がいいと思っています。
男は本能の生き物だから、女性が望めば30代40代でも、セックスの相手は大歓迎。でも、好きだから、恋愛して、うまくいったら付き合って、その先は? 結婚したい、家庭や子どもを持ちたいという気持ちが少しでもあるなら、セフレになるのはやめましょう。セフレで満足するのは、興味本位の20代か、閉経後の遊びで十分です。
必要なのは「マインドリセット」。年上なのに、年下男子に「頼ろう甘えよう寄りかかろう」というのは、お門違い。少なくとも、恋愛初期には得策ではないですね。年齢が上がれば上がるほど、相手に依存してぶら下がる意識はダメ。理想は、仕事もプライベートも頼れてあこがれる、「時に厳しく、時に優しい」尊敬できる上司のような立ち位置になること。相手が弱ったときにそっと助けるスタンスで接するのです。
3:キャリア女子×年下男子は少数派、アプローチも非常識でいい!
では、結婚できるアラフォーはどうやって年下にアプローチしているのでしょうか?
がつがつアピールするばかりでは、「都合のいいワンナイトの相手」になりかねません。相手に頼られたときに「じゃあね」と去って、相手から追わせてください。相手に気がなければ終わり、気持ちがあれば追ってきます。
例えば、相談事を持ちかけられるような立ち位置であれば2人で食事をしながら話すこともあるでしょう。「ちょっと、酔ってる?」とタクシーを呼び、もしや今夜… と思わせておいて、男性だけ乗せて帰してしまうテクニックを見せたキャリア女子もいました(笑)。男性の方は女性の残り香にドキドキして、頭がいっぱいになり、後日告白されたのだとか!
相手からしばらく誘いがなければ、急に電話やLINEをして、「今、ちょっと時間ある?」と急に呼び出してみて、「えっ!? 今はちょっと…」と慌てたら、「つまらない、貸しイチね」と切ってしまう(笑)。これを複数のかわいい男子に行うくらいのある種のずうずうしさを持ってみてください。
むしろ、勝手にひとりにジットリ片思いするのは重いですし、誘って断られたらそれまで。アラフォー女性には、時間の無駄遣いをしてほしくないのです。
年下男子が、年収も年齢も自分より高いキャリア女子を尊敬して結婚するという、名付けて「尊敬婚」の組み合わせは、増加傾向にあるとはいえ、まだまだ少数派。アプローチだって他人から見たら非常識なくらいでいいんです。
年齢という記号を乗り越える魅力、若い女性が持っていないような生き様や人間力に「気づかせてあげて」ください。相手だって、「年上女性だから」という意識ではなく、「あなただから」と思わせなければ、結婚まで踏み切れないでしょう。
男性の「結婚スイッチ」になるのは、女性の思いやりや親切心、つまり人間力に触れたときです。こんな人と暮らしたら素敵だな、と思った時に、パートナーが欲しいという気持ちになり、あなたにロックオン! するのです。
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東京・青山の結婚相談所マリーミー代表 植草美幸
婚相談所マリーミー代表、婚活アドバイザー。
1995年にアパレル業界に特化した人材派遣会社エムエスピーを設立。そこで培ったマッチング能力を生かし、2009年に結婚相談所マリーミーをスタート。
以後10年以上にわたり年間約1,000組に婚活のアドバイスを行い、業界平均15%と言われる成婚率において、約80%以上の成婚率を誇る。(成婚退会者数÷全体退会者数で算出)
厳しくも親身なカウンセリングが評判で、テレビや各種メディアなどへの出演も多数。著書に『なぜか9割の女性が知らない婚活のオキテ(青春出版社)』、『婚活学講座 尊敬婚のすすめ(評言社)』など。
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