梵鐘の表面上部にある小さなデコボコの名前は?
お寺などにある「梵鐘」に付いている小さなデコボコの名前はなんでしょう? 除夜の鐘にも、よく見かけるあのボコボコした部分です。
【問題】
梵鐘の表面上部にある小さなデコボコの名前は何?
1. 乳(ち・にゅう)
2. 鍾(しょう)
正解は?
1. 乳(ち・にゅう)が正解!
釣鐘の表面上部に多数並んでいるいぼ状の小突起を「乳(ち・にゅう)」といいます。釣鐘の中でも寺院にある大きな鐘は梵鐘(ぼんしょう)といい、大晦日に鳴らす除夜の鐘としても知られています。
この梵鐘の表面上方の「乳」が並んでいる部分は「乳の間(ちのま)」「乳の町(ちのまち)」とも呼ばれ、煩悩の数と同じく「乳」が108個並べられたものが多いそう。
毎年除夜の鐘の音に気づかず新年を迎えるという方、ぜひ今年の年越しの夜は耳をすませてみてください。「乳」には音響効果を大きくする役割があるため、荘厳な鐘の音があなたの街にも響き渡っているかもしれません。
ち【乳】
釣鐘の表面にある、いぼ状の突起。
(小学館デジタル大辞泉より)
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