芝居の幕開きと終幕に使われる「三色の幕」を何と呼ぶ?
歌舞伎の舞台では、「三色の幕」が使用されています。芝居の幕開きと終幕に使われているそう。この「三色の幕」の名前を知っていますか。
【問題】
歌舞伎の舞台で使用されている三色の幕の名前は何?
1. 定式幕(じょうしきまく)
2. 京式幕(きょうしきまく)
正解は?
1. “定式幕(じょうしきまく)”が正解!
定式幕(じょうしきまく)とは、歌舞伎舞台の正式な引幕(ひきまく)のことで、芝居の幕開きと終幕に使われます。狂言幕と呼ばれることも。
定式とは、歌舞伎で舞台美術の各部門における決まったやり方または形式を意味します。右から萌黄(もえぎ)・柿(かき)・黒の3色の縦縞模様があるもので、昔は各座で色や配色順が異なりました。現在、定式幕として使われているものはほとんどが森田座の様式のものです。
じょうしき‐まく〔ヂヤウシキ‐〕【定式幕】
歌舞伎舞台の正式な引き幕。右から萌黄(もえぎ)・柿(かき)・黒の3色の縦縞模様があるもの。昔は、各座で色や配色順が異なった。江戸に起こり、明治期に上方へ伝播(でんぱ)。狂言幕。
(小学館デジタル大辞泉より)
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