お寺と神社の見分け方、あなたはどのくらい分かる?
突然ですが、お寺と神社の見分けがつきますか? 名前が〇〇寺ならお寺と自信を持って答えられますが、〇〇宮だったら…?
年始に訪れることも多いお寺と神社の見分け方を早速チェックしましょう!
外観からわかるお寺と神社の違い4
1. 鳥居があったら?
入り口に鳥居があるのは神社です。鳥居は神さまの領域の入り口と言われています。一方、お寺には山門があります。お寺は中国では山奥に作られていたことから山門と呼ばれ、平地に作られていても山門と呼ぶんですよ。
2. 巫女さんがいたら?
巫女さんと神主さんがいるのは神社です。神主さんと巫女さんは神さまに仕えています。一方、お寺にはお坊さんがいます。お坊さんは僧侶や住職と呼ばれることもありますね。お坊さんは悟りを開くために修行をしています。
3. 仏像があったら?
仏像があったらお寺です。仏像は如来を頂点として菩薩、明王、天の4階級にわかれているんですよ。また、山門に仁王像や金剛力士像などがあるのもお寺です。一方、神社には獅子や狛犬がいます。また、稲荷神社には狐、天満宮には牛がいる場合も。獅子や狛犬は守護獣、動物たちは神さまの使いなんだそうですよ。
4. お墓があったら?
お墓があったらお寺です。葬儀場でお葬式をあげることが一般的となっていますが、お寺でもお葬式をする場合もあるんですよ。(なお、神社で葬儀を執り行うことはありません)。
いかがでしたか?
日本は明治時代になるまで、日本古来の神道と中国から伝えられた仏教が混ざり合って信仰されてきました。八百万の神さまの仲間に仏さまが加わったかのように違和感なく受け入れられ、日本のおおらかな宗教観を物語っています。
そのため、神道の神社、仏教のお寺とすっぱり分けられず、お寺に鳥居があったり、神社の中にお寺があったりするケースが例外的に存在します。そんな時はおおらかな心で許してくださいね!
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!