必ず体が変わる! 調味料を選ぶときのポイント
クリスマス、忘年会、新年会…… と、イベントが目白押しの年末年始。毎日充実している一方、冷えや疲れ、肌荒れなど、病気とまではいかないけれど「なんだか体調が優れない」と感じている人も多いのではないでしょうか。
そんな〝なんとなく不調〟に悩んでいるなら、毎日の料理で使う「調味料」を見直してみませんか?
「調味料を変えると体が変わります」
そう語るのは、曇野にあるホリスティック・リトリート宿泊施設穂高養生園で料理人を務める、鈴木愛さん。
調味料に少し気を配ると、口にするものの本来のおいしさがわかるようになり、体に不必要なものに対して自然と違和感を覚えたり、おいしいと思えなくなったりするそう。つまり口にしたときに、体に必要かどうかを判断できるようになるということ。また適切な調味料を選ぶと、素材のおいしさを引き出してくれるというメリットも。
そこで、鈴木さんの新著『なんとなく不調をととのえるスープ』より、調味料の選び方のコツについてご紹介します!
塩
ミネラルを豊富に含む自然塩を。天日干しの天日塩か低温製法でじっくり火を入れた自然海塩を選びましょう。アミノ酸が添加されたものや、微量ミネラルを含まない精製塩(食卓塩)はできるだけ避けて!
醤油
1年以上寝かせた熟成された醤油は、自然発酵によってコクのあるおいしさがあります。アルコール添加をせず、丸大豆、塩、小麦を原料としたものを選ぶのがベター!
味噌
砂糖、アルコール、うま味調味料などが入っておらず、大豆、塩、麹を原料とし、自然に発酵させたものを選びたいもの。麹は米でも麦でもお好みのものを使って。
油
酸化しにくいごま油やオリーブ油を使いましょう。香りの弱い「太白ごま油」、香ばしい焙煎タイプの「ごま油」、お好みの「エクストラバージンオリーブ油」の3種類で充分!
書籍『なんとなく不調をととのえるスープ』では、この他にも、動物性たんぱく質を一切使わず野菜の力を最大限に活かしてつくる、体にやさしいスープについて紹介されています。あなたの〝なんとなく不調〟な体を救ってくれる、お守りのような本になること必至! ぜひチェックしてみて。
『なんとなく不調をととのえるスープ』(世界文化社・著/鈴木 愛)
冷え、不眠、疲れ、肌荒れ、イライラ……。病気とまではいかない“なんとなく不調”を毎日飲むスープで改善しませんか? 本書は、安曇野にあるホリスティック・リトリート宿泊施設穂高養生園で料理人を務める著者が、毎日飲むことで体の自然治癒力を高めるスープを紹介します。
免疫力を高めて病気に負けない体を作るスープ、毒素を出して巡りをよくするスープ、ほてりを解消して熱をさますスープ、などなどスープ52品と一緒に食べたい玄米・胚芽米の季節ご飯5品を掲載。
さらには、乾燥を解消する梨のシロップや疲れをとるりんごの葛湯など、症状別に食べたい食材のアドバイスも充実。動物性たんぱく質一切なしの、体にやさしいスープを毎日飲めば、体は必ず変わります!
鈴木 愛
1980年生まれ・東京都出身。映画やCMなどの衣装の仕事を経て食の世界へ。都内自然食レストランや、和食店で調理を学ぶ。2010年から安曇野に移住し、ホリスティックリトリート穂高養生園に勤務。自然に根ざした野菜の調理法を学び、季節をベースとした食と体の結びつきを深く意識する。食によって日々を心地よく過ごしてほしいという願いを込めて「冬草」の名で活動をはじめる。