これからを生き抜くために必要な力?
こんにちは、ディグラム診断の木原です。みなさんは「人生100年時代」という言葉を聞いたことはありますか? これは、「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)100年時代の人生戦略」という本の中で、著書のリンダ・グラットンさんと、アンドリュー・スコットさんが提唱した言葉です。この本では「80歳まで働く時代が近い将来訪れる」と触れられていますが、皆さんは、80歳まで働く自分の人生設計はできていますか?
多くの方が「できていない」と答えるのではないでしょうか。まだまだ先のことすぎて想像もできないですよね。私も同じです。激動と言われる、今を生き抜くのも大変なのに、遠く先の未来の準備もしないといけない。なんとも大変ですよね。
そんな私たちに必要となってくるのが「変化に適応して進化していく力」です。私はその力を「変進力」と名付けました。
このコラムでは、これからの時代を生き抜くための変進力についてや、変進力以外に必要な力などについて紹介していきます。のちほど紹介をする簡単な診断を体験してもらうと、より理解が深まると思いますので、ぜひお試しください。
ディグラム診断とは…
ディグラム・ラボ社が開発したデータに基づく科学的診断。アンケート調査で取得したのべ37万人、のべ数千項目を超えるデータベースに基づいて、被験者に心理テスト結果と調査から得られたライフスタイルや恋愛傾向等の情報を、統計処理を施し客観的に分析した結果です。性格診断心理テスト「エゴグラム」をベースとし、数万人規模のアンケート調査(定量調査)や、対面による心理テスト診断(実証実験)から、改良を重ね独自に開発したものです。大手自動車メーカーや大手人材紹介会社などのビジネスにも活用されています。(データベース数、実験のケース数は2018年10月時点のものです)
◆「変進力」ってどんな力?
変進力は、変化に適応して進化していく力のこと。「変化に適応する」はよく聞く言葉ではありますが、これからの時代はそれに加えて、進化していくことも大切になってきます。
例えば、日本では2020年の春から本格導入がはじまる、次世代移動通信システムの「5G」。映画が一瞬でダウンロードできるようになる、動画がもっとサクサク見れるようになるなど、身近なところがニュースになることが多いですが、遠隔医療ロボットによる医療の遠隔化や、教育の遠隔化、農業のスマート化や自動運転などの実用化が期待されている技術でもあります。
5Gの身近な恩恵を受けて変化に適応するだけでなく、5Gによる技術革新やイノベーションなど理解して、自分自身も進化していかないと時代に取り残されてしまうかもしれません。例を挙げたのは新しいサービスや技術ですが、仕事や組織、人間関係、価値観など、あらゆるものが日々変化するでしょう。その変化に気づき、適応・進化していくことが必要になってくるのではないでしょうか。
変進力を分解すると、自己分析力、内省力、意思決定力、越境力、共感力、コミュニケーション力、受容力、行動力、素直さ、の9つの要素になります。自分自身、この9つの要素がどれくらいあるかをパラメーターと偏差値であらわしてくれるのが「変進力診断」です。
変化に適応・進化していくには現状を知ることも大切ですので、まずは一度診断してみてください。登録などは不要で20問の質問に答えるだけで自分の変進力が分かります。また、変進力を構成している9つの要素は人付き合いにおいても重要度の高い要素なので、そういった観点から結果を見てみるのも、自分への気づきにつながるのではないかと思います。
次回は、「変進力を高めるために心がけること」について紹介していきます。
木原 誠太郎 先生(Seitaro Kihara)
1979年1月16日生まれ。1997年に法政大学経営学部に入学。2001年に株式会社電通リサーチに入社。2005年に株式会社Newhandsを設立。2009年に株式会社ミクシィに入社。2010年に株式会社電通に入社。2013年にディグラム・ラボ株式会社を設立。「ホンマでっか!?TV」「性格ミエル研究所」(フジテレビ系)、「スッキリ」「有吉ゼミ」(日本テレビ系)などテレビ出演多数。