仕事の充実度としっかり休むことに相関関係が!?
◆7割以上が多少なりとも休めていないことを実感
まず、「休日や労働時間外にきちんと休めているか」を聞いてみると、27.8%が「よく休めている」と回答。7割以上が多少なりとも休めていない感覚を抱いていることがわかりました。
職業別に集計すると、「よく休めている」「まあまあ休めている」が最も多かったのは「公務員」(79.5%)。一方、最も少なかったのが「主婦・主夫」(60.4%)となりました。
「あまり休めていない」「全く休めていない」理由は以下の通り。
【理由】
主婦・主夫
・家族の生活時間帯がバラバラで家の中でもいつも緊張している。
・家事には終わりがないから、自宅にいると落ち着かない。
会社員
・休みの日でも職場から連絡が来る。上司がプライベートを詮索する。
・PCと携帯があればどこでも仕事ができてしまうから。
公務員
・家に仕事を持ち帰ることが多いから。
・休日でも待機当番があり、呼び出され仕事になる可能性があるためその日は予定を入れられないから。
自営業
・休日でも仕事の依頼があれば仕事を受けることがある。
・仕事のことが気になる、仕事先から連絡が入る。
アルバイト・パート
・仕事が終わったら直ぐに家事が待っているから。
・家庭の用事が溜まっていたり、自分の用事が残っていたり、勉強や復習・予習があったりして息つく暇がない。
◆仕事が充実している人ほどしっかり休めている
次に、「休日や労働時間外にきちんと休めているか」の回答を仕事の充実度別に集計したところ、「よく休めている」「まあまあ休めている」と回答した割合は仕事が「とても充実している」人は75.7%、「どちらかと言えば充実している」人は78.2%、「どちらとも言えない」人は65.0%、「どちらかと言えば充実していない」人は59.8%、「全く充実していない」人は37.8%となり、仕事の充実度としっかり休めるかどうかには相関関係が見られました。
「よく休めている」「まあまあ休めている」人からの上手く休むアドバイスは以下の通り。
【アドバイス】
・限られた時間(残業しない)の中で、Performanceを最大化するために優先順位を決めて重要なことから取り組むこと。
・公的な時間と私的な時間の切り替えをしっかりする。仕事ですべきことは早く時片付け、後日に残さない。都合上後日になっても割り切って家庭で考えないようにする。
・休みにお仕事を思い出してしまっても落ち込まず、気になった点を解消して切り替えるようにする。メール1つ打って安心できるなら打ってしまう、というように。
・有給休暇は権利なのだという意識をしっかり持つこと。
筆者も一時期、休日も仕事のことばかり考えていました。しかし、月曜日になっても疲れが取れず、仕事に悪影響を及ぼすことに気付き、今ではなるべく休日は仕事から離れるように!
最初は難しかったのですが、「悩んでいても仕方ない」「週初めにやろう」と思うようにして徐々に休めるようになってきました。休日にゆっくり過ごすと疲れが取れ、元気に月曜日を迎えられます。毎日仕事を元気に頑張るためにも、「しっかり休む」ということは最も大切なのかもしれません。
【調査概要】
調査主体:株式会社エアトリ
調査対象:20~70代の男女1,024人
調査期間:2019年10月29日~11月1日
調査方法:株式会社エアトリ
TOP画/(c)Shutterstock.com