現在の福利厚生に満足してる!? 新たに導入して欲しい福利厚生とは!?
◆8割以上が入社時に福利厚生を重視
まず、「入社時に福利厚生を重視するか」を聞いてみると、「とても重視する」もしくは「少し重視する」を回答した人は全年代で8割以上となりました。20代では過半数が「とても重視する」(56.0%)を選択し、次に多い50代(30.2%)と25.8ポイントもの差が開く結果に。
◆福利厚生の満足度が高い業種とは?
次に、就業中の人に「現在の福利厚生に満足しているか」を質問したところ、全体で「とても満足している」(6.8%)もしくは「まあまあ満足している」(32.5%)を選んだ人は4割以下という結果に。
業種別でみると、満足度が最も高いのは「運輸・交通・物流・倉庫」(とても満足:6.3%、まあまあ満足:56.3%)。一方、満足度が最も低いのは「環境・エネルギー」(とても満足:9.1%、まあまあ満足:18.2%)でした。
それぞれ選んだ理由は以下の通り。
【とても満足している】
・パートでも適用されるから
・安価で朝食を購入できるから
・家族で利用できる施設がある
【全く満足していない】
・何もないから
・グループ内のほか会社との差が大きいから
・出向先で使える福利厚生施設がない
【自社ならではと思う福利厚生】
・企業年金がある(金融・保険)
・スーツ、美容院の半額券支給(マスコミ・広告・デザイン)
・子供の誕生日に自社のベビー用品のプレゼントがある。ペット(犬・猫に限る)の忌服休暇がある(メーカー)
・医療費全額無料(その他)
・酸素カプセルが使える(サービス・レジャー)
◆会社に導入して欲しい福利厚生は「台風休み」
会社に導入してほしい海外の福利厚生とは…?
調査結果では、1位「台風休み」(50.1%)、2位「高温手当」(36.7%)、3位「チケ・レストラン」(35.8%)となりました。1位の「台風休み」とは、台風が接近している際、台風の勢力に応じて政府が外出が危険だと判断した地域の学校や会社が休みになる制度。台湾が導入しています。
2位の「高温手当」は、中国が導入している、屋外35度以上、もしくは屋内33度以下にならない環境で労働する場合に付与される制度。3位の「チケ・レストラン」は、食事や食品購入時に実質会社が半分負担になる金券が支給される制度です。導入国は、フランス。
雨風強い台風の中、会社に行くのは大変…。日本でも「台風休み」を導入する会社が増えると良いですね。
【調査概要】
調査主体:株式会社エアトリ
調査対象:10~70代の男女679人
調査期間:2019年9月17日~9月20日
調査方法:インターネット調査
TOP画/(c)Shutterstock.com