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【スマートカジュアルコーデ】ってどんな格好?
スマートカジュアルとは、ドレスコードで“フォーマルなスタイルとカジュアルなスタイルの中間”を指すもの。高級レストランやちょっとしたパーティーなど、一定の品格が必要な場面で求められる服装のことです。普段着よりも少しおしゃれなエレガントな服装というイメージでOKですが、実はNGとされるアイテムもいくつかあります。
〈POINT〉
・明確な決まりは少なく、素材や色は自由に選べる
・引き算のコーデで清楚なイメージ&配色に仕上げる
・シーンや会う人との関係性に合わせて選ぶことも大切
お手本コーデ
素肌の存在をさりげなく感じさせるシアーモヘア素材のツインニット。白パンツを合わせれば、上品さをキープしながら清楚にまとめられる。
【必須アイテム】大人の趣を感じるスマートカジュアル
実ははっきりとしたドレスコードの境界線がないスマートカジュアル。望ましい服装は、きちんと感が一目でわかること。無地のシンプルなデザイン、落ち着いた配色など、まず基本をおさえましょう。
白ブラウス×きれいめパンツ
シンプルな細身の黒パンツを、透け感のあるレースブラウスで女らしく。ほかの合わせはまろやかなベージュで統一すると、ブラウスの軽やかさを引き立ててくれる。
コンサバ感のあるワンピース
ダークネイビーのロングワンピースに、パールネックレスやポインテッドトウのパンプスを合わせて上品な印象に。このまま高級レストランに行っても恥ずかしくない、まさに「スマートカジュアル」な着こなし。
ON/OFFの着回し力抜群! “カレンテージ”ロングワンピースをスタイリスト金子綾さんがレコメンド
黒セットアップ×ツイードジャケット
黒のセットアップは大人の上品さを感じられ、スマートカジュアルにぴったり。ゆったりサイズのツイードジャケットを着流すと、シンプルなのにクラス感がある着こなしに。
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【便利アイテム】持っておくとバリエーションが広がる
スマートカジュアルコーデにひとつ持っておくと便利なアイテムもチェック。必須アイテムではありませんが、持っておくとバリエーションが広がったり、より完成度の高いコーデが叶えられます。
シアートップス
今シーズンのトレンドとしても欠かすことのできない「シアートップス」は、ぜひ一枚持っておきたいアイテム。透け感が女性らしく、きれい色のボトムとの相性もばっちり。効きのいい今っぽいデザインをセレクトしてみて。
ほんのり透けるシアートップスの着こなし方… きれい色ボトムに合わせるコーデ5選
ジレ
ハンサムなジレも一枚あると便利なアイテム。メンズライクに振り切ったジレコーデはもちろん、シアーブラウスを合わせた軽やかな甘辛スタイルもGOOD。ダークカラーのジレなら、ジレ以外をホワイトでまとめてすっきりしたモノトーンコーデに。
プルミエ アロンディスモンの「ジレセットアップ」で5パターンの着回し!
ハンドバッグ
バッグが大きめだと、途端にカジュアル感が増すもの。スマートカジュアルには小さめのハンドバッグやクラッチバッグがあると便利。
友人と過ごす日のスマートカジュアルは【抜け感をプラス】
ビジネスシーンにおいても、トレンド感を取り入れたリラクシーな着こなしが増えてきた昨今。ここでは、肩の力を抜いて会える女友達と「ホテルのロビーにいても質素に見えない」、そんな今どきのスマートカジュアルを紹介します。
- 黒トップス×タイトスカート×パールネックレス
- 黒マキシワンピース×きれいめフラットサンダル
- 白黒ボーダーニット×黒マーメイドスカート
- 白のジレ×スリット入り黒タイトスカート
- ピンクベージュのパフ袖ブラウス×ハーフパンツ
- イエローのジレセットアップ×白ブラウス
黒トップス×タイトスカート×パールネックレス
袖口にギャザーの入ったフェミニン要素高めの黒トップスと、グレータイトスカートの組み合わせ。黒地にパールを合わせれば、遠目にも輝きがくっきり映えて「きれいめ」の主張が可能。
黒マキシワンピース×きれいめフラットサンダル
シルエットが美しいワンピースこそ、格式のあるラグジュアリーホテルがよく似合う。気心の知れた女友達と過ごすなら、控えめに素肌がのぞくメッシュサンダルを選んで、ほどよい抜け感をつくって。
マキシワンピを「脱リゾート」させるには、足元を「きれいめフラットサンダル」に!
白黒ボーダーニット×黒マーメイドスカート
カジュアルなアイテムの代表ともいえるボーダーも、華やぎのあるスカートを合わせるとホテル向きの洒落感に。小物も黒でまとめれば、きれいめシンプルな装いに。
【モノトーン】でつくる、夏のきれいめコーデ4選。重く見せないコツは、足元の「抜け感」!
白のジレ×スリット入り黒タイトスカート
ジャケットをジレに替えるだけで、かっこよさをキープしたままトレンド感と抜け感がアップ。キレのいいタイトスカート合わせて女っぷりよく着こなして。
ピンクベージュのパフ袖ブラウス×ハーフパンツ
ドレスアップしたいときは、大人かわいいパフ袖ブラウスで着席スタイルもぬかりなく。ローテーブルが多いホテルのラウンジにもぴったり。丈感長めのハーフパンツと合わせて非日常感を取り入れて。
イエローのジレセットアップ×白ブラウス
ベージュ感覚で合わせやすいパウダリーイエローのセットアップ。ミドル丈ジレとフレアパンツなら、ボリューム袖のブラウスもすっきり決まる。肩の力を抜いたシーンでは、アニマル柄パンプスもいいスパイスに。
表情を優しげに見せるパウダリーイエローのセットアップで出勤!
どんなシーンにも適する【ワンピース・セットアップ】
フォーマルからカジュアルな場まで、オールマイティに活躍してくれるのはワンピースやセットアップ。ドレスほどフォーマルに決めず、食事会に行けるような格好がGOOD。
エレガントなワンピース×カチューシャ
エレガントな雰囲気を醸し出すワンピース。五分袖で羽織がなくてもきちんと感が必要なシーンに最適。カチューシャでちゃんとしてる感を加速させて。
「きちんとしたい日」の【スカートスタイル】正解コーディネート4選
モノトーンのフィット&フレアワンピース×ゴールドのアクセ
タイトな上半身とふわっと広がる裾をモノトーンでまとめた、シックで上品なワンピース。華奢なネックレスのさりげない華やぎであか抜けた雰囲気に。
ツイードジレ×マキシ丈スカート×黒ニット
黒ジャケットでは堅苦しいセットアップは、ツイードのベスト×マキシスカートを選んでコンサバ感を払拭。シンプルな黒タートルニットに、ゴールドのアクセサリーを重ねて華やかさと今っぽさを兼備!
かっこいい大人の女性を演出するなら【パンツ】スタイル
スマートカジュアルは、一定の品格が求められるシーンに着用する服装で、きちんと感があれば素材や色は基本的に自由とされています。そのためもちろんパンツスタイルも◎。「きれいめ」に見える質感で、ビジネスっぽくなりすぎないコーデがベターです。
- ピンクのボリューム袖ブラウス×白のテーパードパンツ
- ブルーボリューム袖ブラウス×ワイドパンツ
- 黒のノースリーブブラウス×千鳥格子パンツ
- ホワイトワイドパンツ×パープルニット
- 黒ワイドパンツ×ブルーグレーストール&バッグ
- ティアードブラウス×白テーパードパンツ
ピンクのボリューム袖ブラウス×白のテーパードパンツ
光沢のあるピンクブラウスはマットな白パンツで魅力を底上げ。きれいめに見せたい日は、袖口のバルーンスリーブのふくらみを七分丈にして程よくボリュームダウン。
ブルーボリューム袖ブラウス×ワイドパンツ
マニッシュなワイドパンツスタイルには、トップス&小物できちんと感と華やぎを添えるのが正解。ほんのり映えを意識したボリューム袖ブラウスとチェーンバッグがあれば、大人の洒落感をまとえる。
黒のノースリーブブラウス×千鳥格子パンツ
トレンドの柄ワイドパンツを、黒ブラウスでお嬢さんライクに。かっちりとしたセーラーカラーで締めるから、千鳥格子のワイドパンツが女っぷりよくおしゃれに映える。
ホワイトワイドパンツ×パープルニット
キリッとかっこいいパンツスタイルは、レザーパンプスに靴下をなじませてショートブーツライクに。ダークブラウン×モカグレーで同系色でまとめると、テクスチャーの差で自然なニュアンスが生まれておしゃれ。
上品かつオシャレに! きれいめパンプスになじむ靴下の合わせ方は…?
黒ワイドパンツ×ブルーグレーストール&バッグ
ワントーンコーデにパイソン柄シューズを合わせてハンサム感をプラス。ワイドパンツからのぞく足の甲をグレージュソックスでなじませると、Iラインが際立ちスタイルアップも簡単。
ティアードブラウス×白テーパードパンツ
ホテルステイやヌン活シーンでも注目間違いなしのティアードブラウス。パキッとした白のテーパードパンツで、ちょっぴりラフな素材感をきれいめに、かつかっこよく導いて。
黒でつくる、夏の華やぎコーデ3選。服選びに迷うホテルステイやヌン活にも!
フェミニンで好印象間違いなしの【スカート】スタイル
女性らしさのあるスタイルを叶えるなら、スカートは活用したいところ。フィット感が強すぎないタイトスカートやマーメイドスカートで上品にまとめてみて。プチドレスアップするポイントと共に、お手本の着こなし方をチェックしていきましょう。
ロングスカート×ペールブルーのニット
首元が広く、袖口と裾にあしらわれたサイドスリットがポイントのニット。立体感のあるツヤスカートを合わせて、プチドレスアップを狙って。
週の始まりは”オーラリー フォー ロンハーマン”のペールブルーニットで!
黒のIラインスカート×白ジャケット
ビッグシルエットのジャケットに合わせるなら、Iラインのすっきりスカートがベスト。バランスが取れて旬なシルエットに。
ブルーシャツ×ベージュのマーメイドスカート×甲深パンプス
マーメイドスカートは、目を引く足元でおしゃれの総仕上げを。程よく主張がある甲深パンプスでアクセントをつけるのがGOOD。
【ジャケット】なら簡単にスマートカジュアルが叶う♡
きちんと感を出すときにはいつだって「ジャケット」が救世主になってくれる。ポイントは、ビジネスライクなイメージになりすぎないこと。
- ブラウンジャケット×黒フレアスカート
- グレージャケット×透け感ニット×ベージュパンツ
- グレージャケット×ストライプボウタイブラウス×ベージュスカート
- ツイードジャケット×ネイビーTシャツ×白ワイドパンツ
ブラウンジャケット×黒フレアスカート
テーラードジャケット×スカートの鉄板コーデこそ、シルエットを更新しておしゃれ服に。ジャケットはヒップまで隠れるオーバーサイズ、フレアスカートはひらりと裾が揺れるマキシ丈にするだけで新鮮。
マニッシュなジャケット×フレアロングスカートできれいめカッコいいは即叶う!
グレージャケット×透け感ニット×ベージュパンツ
ヘルシーな透け感トップス×パンツのベージュの淡色コーデは、テーラードジャケットで引き締めてかっこよく。まろやか配色の差し色にフレッシュなグリーンストールを加えて、より明るい印象に。
グレージャケット×ストライプボウタイブラウス×ベージュスカート
ジャケット×スカートは大人かわいい系の鉄板スタイル。生真面目すぎずこなれてジャケットを着こなすなら、流行中のボウタイブラウスで今っぽさを投入。
ツイードジャケット×ネイビーTシャツ×白ワイドパンツ
ツイードジャケットを親しみやすく軽やかに見せてくれるのがTシャツのいいところ。ゴワつきのない、薄手の滑らかな生地は老舗のニットブランドならでは。
賢い女性は【ユニクロ】アイテムでそろえている?
シンプルながら旬のエッセンスを取り入れたユニクロのアイテムは、さらっとスマートカジュアルを着る機会が多い働く女性の味方。トレンド感のあるシルエット、着心地のよさやガシガシ洗える丈夫さなど、実用性が高い点もスマートカジュアルに選ばれる理由のひとつ。
Vネックサロペット×ジャケット
ウエストの切り替え位置が高く、脚長効果もあるサロペット。ジャケットと合わせればきれいめシンプルコーデに。深いVネックなので、透け感のあるインナーを重ねても◎。
【ユニクロ】155cmOLがサロペットに挑戦! ゆったりシルエットで大人っぽく着回せるコスパ服だった!
ジャケット×ジレ×タックパンツ
パンツと同生地のジャケットとジレを合わせて、洒落たセットアップに。クリームなら肌なじみもいい上、クリーンな印象。セットアップのきちんと感を味方につけて。
シアーシャツ×グリーンワイドパンツ
ニュアンス豊かなグリーンのワイドパンツが、通勤スタイルをフレッシュに牽引。ビッグシルエットのシアーシャツを合わせてちょっとモードに。
ユニクロの進化した「タックワイドパンツ」はカラバリ豊富で美シルエット! おすすめコーデ3選
格式が高い場面では避けたほうがいいアイテム
フォーマル度の高い会食シーン、気の置けない友達と過ごす日など、会う人や場所によって求められるスマートカジュアルは変わってきます。ここでは、スマートカジュアルな日に避けておきたいNGアイテムを紹介します。
NGアイテム1:デニム
きれいめなスタイルに決まるデニムでも、スマートカジュアルのシーンでは△。ストレートパンツなどを選択するのがいいでしょう。
NGアイテム2:スニーカー
「カジュアル」とはいえど、スニーカーは禁物。普段着とは異なる服装なので、きれいめの服装で固めたら足元までとことんきれいにまとめましょう。
NGアイテム3:スウェット
カジュアルすぎるスウェットやパーカーは基本的にNG。トップスはカットソーやブラウスなどを選びましょう。
NGアイテム4:露出の多い服装
食事会やレストランなどが想定されるスマートカジュアルでは、過度な肌の露出はNG。女性らしさを演出する際には、ちらりと見える程度がおすすめです。
背中開きワンピをデニムジャケット合わせでデイリースタイルに♡
NGアイテム5:派手すぎる小物
「スマート」に決めるのが鉄則なスマートカジュアル。結婚式に動物柄がダメなのと同じく、派手なアイテム、小物は避けるようにしましょう。
【柄もの】や【きれい色】は、何を買うのが正解? おしゃれプロ3人の秋トレンド大分析座談会!
NGアイテム6:サンダル・オープントゥのパンプス・生足
お呼ばれシーンや食事会などのスマートカジュアルが求められる場では、生足やつま先が見える靴は避けた方がいいよう。きれいめに決まるパンプスなどが◎。
無条件にかわいい♡♡ センシュアルな「女っぽサンダル」は夏の醍醐味!
最後に
スマートカジュアルには明確な定義はありませんが、頑張りすぎずきれいめに着られるコーデは、さまざまなシーンで活躍してくれそう。年相応のきちんと感と、自分好みの旬のエッセンスを上手にミックスして、あなたらしいスマートカジュアルを楽しんでくださいね。