目次Contents
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カジュアルフォーマルとは? 適していない服装もチェック
カジュアルフォーマルとは、一言で言うと「きちんと感がある服装」のこと。スマートカジュアルとも呼ばれており、正装や礼服といった最上級のフォーマルよりも自由度が高いのが特徴といえます。結婚式の二次会や食事会、同窓会の場でよく使われる服装。結婚式や葬式のような堅い服装ではないものの、カジュアルすぎない服装を目指しましょう。
露出が多い服装や身体のラインが目立つ服装は、カジュアルフォーマルでは控えるのが◎。スカートは短くても膝丈くらい、トップスは胸元が開きすぎない上品なスタイルが望ましいです。
<POINT>
・上品できれいに見えるカジュアルスタイルが基本
・秋冬は落ち着いたトーンでクラシカルに
・春夏はトーンを明るくして顔映りよく
<お手本コーデ>
グレージャケット×ブルーワンピース
品のいい「Aラインのワンピース」でさりげない存在感を。パールのようにツヤめくブルーの生地、ドラマティックなドレープを描くAラインのワンピースが、シンプルながらも華やかなドレス。ハリ感のある生地なので、高見えするところも◎。
Oggi専属読者モデルの「お呼ばれドレス」お悩みQ&A! 洒落見えのコツは?
ドレスコードの種類
ここデは、結婚式やパーティーなどで指定されるドレスコードの種類と意味をご紹介します。
フォーマル
フォーマルとはドレスコードの中で最も格式高い服装のこと。たとえば結婚式の新郎新婦や親族クラスの正装がこれに当たります。
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セミフォーマル
フォーマルの次に格式高い服装が、セミフォーマル。これは一般的な結婚式や披露宴にてゲストで参加する場合、入学式や卒業式などのシーンで着用する服装のことをさします。
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カジュアルフォーマル
本記事で詳しくご紹介する、カジュアルフォーマル。フォーマルの中で最もカジュアル寄りといえます。スマートカジュアルとも呼ばれており、自由度が高いのが特徴。スマートカジュアル=コレ、という決まりはありませんが、シンプルで上品なイメージを意識することが大切です。
カジュアル
最後はカジュアルですが、ここでいうカジュアルは休日遊びに行くような格好のことではありません。ドレスコードの文脈で使われるカジュアルは日常的に使うカジュアルとは別物で、コーディネート的にはきれいめワンピースやセットアップ、ブラウスとパンツのようなイメージを持っておくとよいでしょう。
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カジュアルフォーマルに使えるおすすめアイテム
持っておくといざというとき活用できる、カジュアルフォーマルにおすすめのアイテムをご紹介します。ここで紹介する5つのアイテムは、フォーマルシーンだけでなく日常的なオフィスカジュアルにも使えるのでぜひチェックして。
◆ジャケット
1枚羽織るだけでコーデのきちんと感が格段にアップするジャケットは、カジュアルフォーマルに欠かせないアイテム。黒やネイビー、グレーなど落ち着いたカラーはもちろん、春夏はニュアンスカラーで顔色をパッと明るく見せるとGOOD。
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◆ジレ
ジャケットほど堅苦しくなく軽やかなジレも、カジュアルフォーマルに使いやすいアイテム。軽いコート代わりにもぴったりで、昼夜で気温差がある季節に活用度アップ。甘さのあるブラウスを大人っぽく中和してくれる役目も。
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◆ワンピース
ワンピースの中でも使えるのはやっぱり「黒」。ドレスコードが必要なシーンで活用する黒こそ、ぜひ素材にこだわって。ベーシック故の絶対的信頼感があるから、着慣れない素材やデザインにトライするのも◎ 旬のラメも黒ワンピースなら、ゴージャスすぎず大人の表情に。
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◆セットアップ
ジャケット×パンツはもちろん、ベスト×パンツやブラウス×スカートといったセットアップにも大注目。ジャケパンと同じくらいのきちんと感とコーディネート感があって、頼りになる!
◆ブラウス
ブラウスもカジュアルフォーマルシーンにぴったりなアイテム。中でもボウタイブラウスは着映え力抜群で、コーデに奥行きを生み出してくれる。女性らしいシアー感やイエローで華やかに。
【秋冬】カジュアルフォーマルのコーデ例
パンツ・スカート・ワンピーススタイルと、フォーマルシーンになじむ着こなし方をチェックしていきます。秋冬は、きれいめなアウターと合わせて寒さ対策を。
ベロア素材のボウタイトップス×ツヤスカート
黒シアーシャツ×中に着たタンクトップ×黒スカート
グレージレ×白ブラウス×グレースカート
グレーのツイードワンピース×黒シアーカットソー
テーラードジレ×ブルーシャツ×ベージュパンツ
スリット入りジャケット×白カットソー×ラメ入りラップスカート
千鳥格子柄ジャケット×ベージュニット×タフタスカート
ネイビージャケット×ネイビーワンピース
グレージャケット×黒ブラウス×黒パンツ
ベージュコート×タートルニット×白パンツ
薄紫チェスターコート×薄紫ニット×ブラウンパンツ
ベロア素材のボウタイトップス×ツヤスカート
気負いすぎず、でも華やかさを盛りたいパーティシーンで活躍してくれるのがベロアトップス。吸い込まれそうな黒のベロアがリッチな印象で、ツヤをまとったスカート、ビジュー付きのクラッチバッグ&パンプスもブラックで統一してシックに。
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黒シアーシャツ×中に着たタンクトップ×黒スカート
オールブラックコーデに抜け感を出してくれるシアーシャツ。ボリューム感のあるフレアスカートを合わせてとことんエレガントに。
グレージレ×白ブラウス×グレースカート
ふんわりとした自然なボリュームスリーブと、適度な透け感。堅苦しくなく、それでいてきちんと華やかに見えるブラウス×ジレで上品な装いに。フレアスカートでコーデにメリハリを。
きちんとの先に、華やぎを添えて。ブラウス×ジレが魅せる、理想の仕事服
グレーのツイードワンピース×黒シアーカットソー
シアータートルを重ねたさりげない肌の抜け感で、エレガントなツイードワンピースを軽快に。フロントのゴールドボタンを全開すると、ジレにもなる着回し力も魅力。
冬も頼れる「ツイードワンピース」5選|クラシカルで遊び心あるデザインが人気!
テーラードジレ×ブルーシャツ×ベージュパンツ
ジャケットほど堅苦しくなく、それでいてきちんと華やかなジレ。ブルーシャツとのレイヤードで、知的かつクリーンにまとめて。
スリット入りジャケット×白カットソー×ラメ入りラップスカート
スリット入り&ショート丈のジャケットなら抜け感が出て、かっちりしすぎないドレスアップスタイルに。ラメ入りラップスカートで華やかさをプラス。
Oggi専属読者モデルの「お呼ばれドレス」お悩みQ&A! 洒落見えのコツは?
千鳥格子柄ジャケット×ベージュニット×タフタスカート
ブラウン系の千鳥格子柄ジャケットとエクリュのタフタスカートを組み合わせた、まろやかななじませ配色。ジャケットはセットインではなく、柔和な雰囲気が作りやすいドロップショルダーというのも、大人めスイートに着こなせるポイント。
ネイビージャケット×ネイビーワンピース
トレンドに左右されることなく、今もこれからも頼れるノーブルなネイビー。すっきり見えて、威圧感を与えないミニマムなディテールを吟味して。どことなくお育ちのよさも漂って、自然と気品ある立ち振る舞いになること間違いなし。ワンピースは長袖なので、冬もOK。
グレージャケット×黒ブラウス×黒パンツ
ジャケットの真面目な存在感を強めるために、インナーはストイックな黒でつなぐだけ。ジャケットの仕立てのよさも引き立って、大人の品格を醸し出せる。首元のシャープな開きもクールに映えて。
「きちんとしたい日」の【スカートスタイル】正解コーディネート4選
ベージュコート×タートルニット×白パンツ
タートルニットにタートルニットを重ねる技は、しっかり保温性もあるのにお洒落に気をつかっている感を出せるから、この冬絶対トライしたいテクニック! さらにキャメル〜ベージュの小物で品格あるフェミニンさをプラス。
この冬、ダントツおしゃれに決まるタートルニットの重ね技にトライ!
薄紫チェスターコート×薄紫ニット×ブラウンパンツ
ニットやチェスターコート、ストールと、少しずつ色味をずらしたパープルを重ね、品のいいグラデーションを作成。ボトムはライトブラウンのワイドパンツを選び、自然なコントラストをつけて。
【春夏】カジュアルフォーマルのコーデ例
レース素材やノースリーブデザインのものを選べば華やかな印象に。シンプルな無地の服装をする際は、ラグジュアリーな靴や小物をプラスするのがおすすめです。
白ジャケット×ドットブラウス×白パンツ
黒ジャケット×白ブラウス×黒パンツ
ライトベージュジャケット×グリーンニット×レーススカート
くすみブルーのシアー素材セットアップ
カットワークレースブラウス×ワンピース
ネイビーのツイードオールインワン×白ブラウス
オーガンジー素材のオールインワン
ネイビーブラウス×白ワイドパンツ
ネイビーのティアードブラウス×ミントカラーパンツ
きれい色のボリュームスリーブワンピース
白ジャケット×ドットブラウス×白パンツ
ジャケットのペプラムディテールとドットブラウスから香るさりげない女らしさがポイント。ノーカラーのフロントラインがパンツに向かってまっすぐ落ちて、体のラインをほっそりきれいに魅せてくれる。明るい色合いが華を添えるので、お祝いの場にもぴったり。
黒ジャケット×白ブラウス×黒パンツ
シックな黒のジャケパンはオケージョンの定番。ストイックな一方、ごまかしがきかないので、お洒落な場では今っぽいシルエットにこだわってみて。
「きちんとしたい日」に失敗しない! 【パンツスタイル】のコーディネート9選
ライトベージュジャケット×グリーンニット×レーススカート
仕立てのいいライトベージュジャケットを味方につけてスマートに。グリーンのニットとレーススカートを合わせて華やかにまとめて。
品格たっぷりな初夏のジャケットスタイル。軽やかさも忘れずに!
くすみブルーのシアー素材セットアップ
清楚で知的な雰囲気のくすみブルーなら、年代や立場などを問わず楽しめるので、カラードレス初心者にもおすすめ。プリーツが印象的なシアートップスだから、華やかさを盛りつつ洒落感もUPできる。
Oggi専属読者モデルの「お呼ばれドレス」お悩みQ&A! 洒落見えのコツは?
カットワークレースブラウス×ワンピース
ワンピースにカットワークレースブラウスを羽織ったレイヤードスタイル。フェミニンなアイテム同士が、簡単なのに“映え”を約束。トップスは短丈、ボトムはハイウエストという最旬バランスが鮮度よく見せてくれる。
ネイビーのツイードオールインワン×白ブラウス
上品な着映えを約束してくれる、ツイード素材のオールインワン。シャープなネイビーには淡色のブラウスを重ねて、やわらかな雰囲気も身につけて。
シックなネイビーで、春トレンドのオールインワンを通勤仕様に♪
オーガンジー素材のオールインワン
取り外し可能なオーガンジーのボリュームトップスがセットになったパンツドレスが優秀。オフショルダーやワンショルダーとして着こなしても◎。それぞれ表情の違うドレスに。
Oggi専属読者モデルの「お呼ばれドレス」お悩みQ&A! 洒落見えのコツは?
ネイビーブラウス×白ワイドパンツ
端正さはネイビーに、華やぎはレースに託して。ブラウスの袖口はスカラップデザイン。さりげない映えデザインが、リバーレースのリッチさを引き立てる。
ネイビーのティアードブラウス×ミントカラーパンツ
エアリーなシフォン素材を3重仕立てにしたネイビーのティアードブラウスと、程よいツヤを帯びたミントカラーのパンツ。夏の日差しに映えるクリーンな色合わせで、センスのよさと好感度をまとって。
パッと目を引くクールカラー♡ 清涼感と華やぎのオフィススタイル
きれい色のボリュームスリーブワンピース
体のラインを拾いにくい肉厚のリブニット素材のきれい色ワンピース。袖にはハリのある素材が使われているため、着るだけで立体的なフォルムが完成し、着映え効果が抜群。
凜としていて知的! 王道ハンサム・泉 里香のステディブランド名品〈春夏〉
最後に
きちんと感があるカジュアルさが絶妙な服装のカジュアルフォーマル。パーティーや食事会など、一定の品格が求められるシーンで着用します。ジャケットやジレなどの羽織り、ワンピースやブラウス×パンツなどのアイテムを組み合わせて、上品な服装に仕上げるのが基本。アクセサリーやバッグは、小ぶりできれいめのデザインを選ぶのがおすすめです。