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LIFESTYLE

2019.09.30

住宅ローンって男性の方が通りやすい? 事前審査の6つのポイント

『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美さんによるマンション購入に関する知識。今回は、独身女性のマンション購入時のローン審査について。

『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表 小島ひろ美

独身女性のマンション購入はローン審査が厳しいって本当?

皆様、こんにちは。『一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会』代表の小島ひろ美です。独身女性のマンションを購入は住宅ローン審査が厳しいというのは本当でしょうか? 審査ではどこを確認し、何を見ているのでしょうか?

◆今や独身女性は住宅ローンの事前審査は既婚男性と変わらない

独身女性
(c)Shutterstock.com

一般的に住宅ローンというと、男性のほうが審査が通りやすいといったイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

国土交通省は「民間住宅ローンの実態に関する調査」を都市・地方・第二地方・信託銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、労働協同組合、生命保険会社、損害保険会社、モーゲージバンクなどに対しておこない、その結果を毎年発表しています。

その調査の中で「融資を行う際に考慮する項目」という質問の結果(平成29年度版)を見ると、数ある項目の中で「性別」と回答した機関はわずか16.1%しかいませんでした。都銀などは全く平等です。つまり住宅ローンの審査において、ほとんどの機関で性別は問われないのです。

また、結婚をしない男女も増えています。そのため独身女性であっても独身男性と支払い能力は変わらないとの判断で、独身かどうかは住宅ローン審査項目で重要視されなくなったようです。

◆住宅ローンの事前審査で見られている6つのポイント

それでは住宅ローン審査で重要視される項目にはどういったものがあるのでしょう。

1. 年収

一般的に、税込み年収の30%~50%が年間支払い可能額になります。
例えば年収400万円の場合、【400万円×30%=120万円】毎月10万円のローン返済が可能とみなされて借入額が決まります。

2. 勤続年数

多くの機関では同じ職場に最低1~3年以上継続していることを基準としています。しかし最近では転職も珍しくありません。そのため、仮に審査をする時点での勤続年数が1年未満であっても、それ以前の職場での勤続年数と合わせて見てくれる金融機関が増えています。

勤続年数
(c)Shutterstock.com

3. 雇用形態

「正社員」「正社員以外(契約社員、派遣社員)」「自営業」の雇用形態の中で、住宅ローン審査をもっとも通りやすいのは、正社員です。

自営業では審査が厳しくなることもありますが、どういう雇用形態であっても、まじめにコツコツと所得税をちゃんと納税していることが重要です。ただし契約社員・派遣社員・自営業の人も民間の金融機関ではなく、雇用形態が審査項目に含まれていないフラット35であれば、審査に通る可能性が大いにあります。

4. 健康状態

住宅ローンの審査に通るには、「団体信用生命保険」に加入することが必須となります。団体信用生命保険に加入するには、債務者のその時点での健康状態が良好であることが条件となるため、健康状態が悪ければ住宅ローン審査に通ることはできません。

健康状態
(c)Shutterstock.com

5. 完済時の年齢(マンション購入時に44歳までが有利)

ほぼ、どの金融機関で審査をおこなっても完済時の年齢は審査対象になります。多くの銀行では80歳未満で完済するかどうかが基準となっています。一般的な住宅ローンは30~35年で組まれるため、遅くとも44歳までには住宅ローン審査を受けると良いでしょう。

6. 現在のカードや車のローンなど他の借り入れ状況

住宅ローン審査を受ける時点でのカードや車のローンといった借り入れがあるかどうか、滞納したことはないかといったことも、主な審査項目のひとつになっています。最終的に支払っていたとしても、頻繁に滞納があれば住宅ローン審査に影響します。

詳しく知りたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』マンションライブラリーで専門家による無料個別相談でもご相談が可能ですので、是非お立ち寄りください。

さらに詳しく学びたい方は『女性のための快適住まいづくり研究会』主催「女性のためのかしこいマンション購入術講座」にご参加ください♪

詳しくはこちらから

小島ひろ美 一般社団法人 女性のための快適住まいづくり研究会 代表

1957年福岡県生まれ。関西学院大学商学部卒 ライフスタイル・コーディネーター、宅地建物取引士、相続診断士。26歳の時にマンション購入で苦労した経験をいかし、“女性がマンション購入の夢を実現できる世の中にしたいと”と1991年に研究会を設立。以降、「女性のためのかしこいマンション購入術講座」で、今までに9万人以上の女性たちに970回以上の講演を行いながら、28年間に渡り女性のマンション購入を応援し、第一線で活躍中。著書「シングル女性の(特)マンション選び」(講談社)、「元気になる! 幸せマンション購入術」(アスコム)、他多数。

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