秋元里奈さんってどんな人?
オーガニック野菜をはじめ、生産者が品質にこだわった食材を消費者に直接届けることができる直売サイト「食べチョク」。生産者が自ら価格を決めて出品し、利用者は450を超える農家から選択することが可能。
このサービスを立ち上げ現場を走り回る女性が、今回ご紹介する秋元里奈さん(28)。
−−食べチョクの社長になった理由は?
神奈川県相模原市の農家に生まれ、幼い頃から畑と野菜に囲まれて育った秋元さん。大学卒業後は、大手IT企業ディー・エヌ・エーに入社。農業とかけ離れた生活を送っていた。
しかしある時実家に帰省すると、廃業して荒れ果てた畑を目の当たりに。「自分が好きだった畑がもうないんだと思ったとき、圧倒的な悲しさを感じた」という。
そして、〝農家が稼げる世の中にしたい〟と思い始め、入社4年目でディー・エヌ・エーを退職。前職で培ったITの力を使い、「食べチョク」を運営する会社を立ち上げた。
現在では、3年前にたった一人で始めた会社が社員数10人にまで増えた。
秋元里奈さんの「7つのルール」
さて、そんな秋元さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.365日オリジナルTシャツを着る
秋元さんの着る服は、365日決まって「食べチョク」と書かれたオリジナルTシャツ。仕事中はもちろん、プライベートでも宣伝のために着ることを徹底。
■2.土日は農家を見学する
商談など東京での仕事も多いなか、土日は休みを返上して農家を見学することにこだわる秋元さん。平日は社員と、土日は農家とのコミュニケーションを大切にしている。
■3.出張は夜行バスで移動
出張時は、新幹線ではなく夜行バスで移動することが多いという秋元さん。経費を削減するため、格安ゲストハウスや漫画喫茶に宿泊することもあるそう。
■4.ランチの味付けは塩コショウだけ
秋元さんの会社では、ランチは当番制で料理をするのがお決まり。その際、素材の味を活かすため、味付けは〝塩コショウだけ〟が秋元さん流。
■5.疲れたら1人でQUEENを歌う
深夜2時頃までPCに向かっていることも多い秋元さん。疲れたときのストレス発散法は、一人でカラオケに行ってQUEENの曲を歌うこと。
■6.領収書は切らない
仕事仲間と食事に行く際、領収書は切らないのが秋元さんのポリシー。会社のお金より自分のお金で支払ったほうが、相手に覚悟が伝わるという考えから。
■7.上場するまでオシャレはしない
高齢化が進み後がない農家のために、5年以内に株式を上場するのが秋元さんの目標。だからこそ、上場するまではおしゃれをせず20代を捨ててでも突き進むという覚悟。
次回の「7ルール」の放送は、9月30日(火)よる11時00分~。主人公は、USJハロウィーンの仕掛け人・廣畑直子さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! 次回もぜひチェックしてみてくださいね♡