森朝奈さんってどんな人?
愛知県名古屋にある鮮魚の卸売り「寿商店」。昭和55年の創業以来39年、鮮度抜群の魚介を取り揃え、地元の街で愛され続けている魚屋である。
さらに、併設された飲食店では市場で仕入れたばかりの新鮮な魚介料理を楽しめたり、名物でもあるマグロの解体ショーが開催されたりするなど、活気に溢れている。
そんな魚屋の長女として、家族と共に店を切り盛りする女性が、今回ご紹介する森朝奈さん(32)。
−−現職に就いた理由は?
小さな頃から、大きな魚を解体する父の姿に憧れていたという森さん。小学生の頃から「家業を継ぐ」と決めていた。
しかし、一度は社会勉強がしたいと上京して大学に進学。卒業後は、インターネットを利用した小売ビジネスのノウハウを学び、家業に取り入れたいという思いで、楽天株式会社に入社。
その後、24歳で実家の「寿商店」に。寿商店は、経営する店舗で小売りも行っているため、森さんは市場での鮮魚の仕入れから下処理・加工、取引先への卸し、そして店舗での接客まで何でもこなす。
森朝奈さんの「7つのルール」
さて、そんな森さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.仕入れる魚は美男美女を選ぶ
森さんが魚を選ぶ上で大切にしている基準は、かわいいかイケメンであること。目力がある魚や小顔な魚は、脂のりがよくおいしい魚が多いという。産地や価格よりもまず顔立ちの美しさで仕入れる魚を選定。
■2.昼休みにお風呂に入る
昼休みは決まって一旦自宅に帰るという森さん。打ち合わせなど人と接する午後に備え、お風呂に入って魚の臭いを取ることを徹底。
■3.受注はデータで管理する
森さんは、IT企業での経験を生かし、インターネットを利用した受注システムを導入。取引をネットに移行することで、父の負担を軽くすることにも配慮。
■4.父がイライラしたら矢沢永吉の曲をかける
共に働く父がイライラし出したときの森さんの対処法は、矢沢永吉の曲をかけること。そうすると、だんだん機嫌が良くなるそう。父をよく知る森さんの機転で職場の雰囲気は明るく保たれる。
■5.月に1回、姉妹営業日を作る
ぶつかり合うこともあるけれど、誰よりも妹を想う森さん。月に1回は姉妹で一緒に接客するというルールを設定。妹との関係を良好にすることに注力。
■6.両親の結婚記念日は家族揃って祝う
一年中忙しい家族経営の森家では、家族の誕生日も集まることが難しい。そのため、閑散期にあたる両親の結婚記念日は、森さんが家族を招集。ただの家族に戻れる時間を大切に。
■7.家族でマグロの解体ショーを続ける
子どもの頃から憧れ続けた大きな魚を解体する父の姿。父から受け継いだいま、技術は足りないところはあるけれど、父が近隣の方への感謝の想いから始めたイベントなので、これからもずっと続けたいと思っているそう。
次回の「7ルール」の放送は、9月23日(火)よる11時00分~。主人公は、野菜・肉・魚の直売サイト「食べチョク」社長の秋元里奈さん。
Oggi.jpでは、番組を振り返り、仕事をする女性たちへのヒントを見つけていきます! 次回もぜひチェックしてみてくださいね♡