メールの宛先の順番ってこだわるべき?
メールを受信した際、宛先をじっくり見ることがありますか? メールの内容によっては、どういう範囲の人たちに向けて送信しているのかなと確認することもありますよね。その時に、どういう順番で並んでいるだろう… と疑問に思ったことはありますか?
◆メールは役職順が安心な理由
メールの宛先の順番を役職順にするというのは送信者からすると手間。しかし、宛先の順番を気にする方がいることも事実なんです。
また、会議の座席や名刺交換の順番など、役職に配慮して位置を決めることはビジネスシーンにおいてはとても多く、それがスタンダードでもあるのです。
メールを受け取った方が不快な思いをしないようにするには、役職順での送信が無難と言えるのではないでしょうか。また、自社および相手先の組織をしっかり理解しているからこそできる対応でもありますよね。
◆同じ役職者がたくさんいる場合はどうする?
時に、同じ役職者が複数いることもありますよね。そんなときは同じ職位の中で年次順に並べる方法が思い浮かびますね。しかし、年次がはっきりしないこともあります。中途半端に(見た目などを参考に)年次順に並べると、間違っていた時に深く傷つけてしまうことも起こり得ます。
そのため、当該メールの内容について関係が深い順が誰の目から見ても明らかな場合は、同じ役職内で関係の深い順にしても良いです。わかりやすく役職毎に、あいうえお順やメールアドレスのアルファベット順にしてしまうのもオススメです。
◆社外の宛先はどうすべき?
社外の方へのメールも、原則は役職順です。一社ならば宛先の会社内で役職順にすれば良いのですが、複数社に送る場合には困ってしまいますね。
複数社に送る場合は、メールの内容に関わりが深い会社順とし、会社毎に役職順にします。例えば、会議のメンバー企業とオブザーバー企業が宛先ならば、メンバー企業を先にします。
複数社の関わりが同程度の場合は、会社名のあいうえお順とし、会社毎に役職順にしましょう。なお、自分の会社の社長であっても、社外の方のうしろにきますよ!
メールの宛先の順番は役職順を基本として、そうしない場合はどういう理由でこの順番にしたかが説明できるようにすることがポイントです。そうすることで、もし、宛先の順番が気にいらない方から問い合わせがあっても動じることなく説明できますし、ちゃんと考えあってのことと示すことができます。
宛先の順番なんて誰が気にするのー! と思ってしまうところですが、備えあれば憂いなしですよ。
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鶴田初芽
都内在住のOLライター。日本語教師の母からの厳しい指導や幼少期より読書好きだったことが影響し、現在マナー、教育、ライフスタイルなどの執筆に携わっています。丁寧な暮らしに憧れ、断捨離修行中!
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