知っているとゴルフ場で鼻高な、ゴルフボールのアレの名前!
ゴルフボールってそもそもなんで凸凹しているか、知っていますか? 実はあの凸凹がボールが飛ぶ時に空気の乱流を起こし、飛距離を伸ばすためだそうです。では、あの凸凹の名前、ご存知ですか?
【問題】
ゴルフボールの表面にあるたくさんの小さなくぼみの名前は何?
1.クレーター
2.ディンプル
正解は?
2.の“ディンプル”が正解!
ゴルフボールの表面にある多数の小さなくぼみのことをディンプルといいます。英語で「えくぼ」を意味します。これは単なる飾りではなく、ボールを高く上げようとする揚力を高め空気抵抗を減らすためにあります。
ゴルフボールはもともと堅い木を丸く磨いたものでした。15世紀中ごろからフェザー・ボール(革の中へ羽毛を詰めたもの)が現れ、19世紀中ごろ熱帯植物の樹脂からとったゴム様のグタペルカ(ガッターパチャ)を丸めたものが出現しました。さらに、ボールの表面に刻み目をつけることによって、高くまっすぐ飛ぶことが発見されました。これが現在のディンプルの始まりです。
ボールの飛距離は滞空力と関係があり、その鍵を握るのがディンプルです。ボール・メーカーによって彫り方が異なり、ボールの弾道に影響を与えますが、ディンプルの数は300~500個が一般的とされています。クラブだけでなくボール選びまで慎重さが必要とされるゴルフは、本当に奥が深いスポーツですね。
【ディンプル(dimple)】
1.えくぼ。
2.小さなくぼみ。特に、ゴルフボールの表面の小さな丸いくぼみ。
(小学館デジタル大辞泉より)
【もっとことばの達人になりたいときは!】
ジャパンナレッジ 知識の泉「これ何?図鑑」