令和カップルの悩み! 結婚式で言いたくない馴れ初めをどう説明する?
こんにちは、Oggi.jp’sの長縄由実です。私がブライダルコーディネーターをしていたとき、結婚式を挙げる2人が出会ったきっかけにとても興味がありましたが、結婚式の披露宴でも2人の馴れ初めを紹介することが一般的です。
しかし、その出会い方が多様化した現代では、馴れ初めを結婚式で話したくないと悩む人が増えてきています。今回は、結婚式での馴れ初めについて上手な対応の仕方についてご紹介します。
◆結婚する2人の出会いは?
結婚する2人の出会いは人によってさまざま。私の祖母の時代はお見合いが一般的で、母の時代ではナンパや合コンが多かったそうなので、時代によっても変化しているといえますが、現在ではSNSで知り合ったというカップルが増加しています。特にマッチングアプリは結婚を考えている利用者が多く、プロフィールなどで自分が相手に求める条件を明確にできるので、結婚相手を見つける近道になるのかもしれません。
しかし、結婚式で「2人はSNSで出会った」と紹介したら、親族や職場関係、そして年配の方には理解されにくいのではないかと心配になりますよね。それでは結婚式の馴れ初めを言いたくない場合は、どうしたらいいのでしょうか。
◆結婚式の馴れ初めで嘘をつくのはアリ?
結婚式の馴れ初めで、嘘をつくのはアリです。逆に、全く話さないということになると、「何で?」と不自然な空気になることがあるので、嘘をついても話したほうがベター。そして、嘘をつくより言い方を変えるという対応がベストです。
◆言い方を変えるとは?
言い方を変えるとはオブラートに包んでしまおう! ということ。実は結婚式では、馴れ初めを正直に話すことのほうが珍しく、オブラートに包んだ表現をするのが一般的。SNSで出会っていても、「SNSで出会った」とは言いません。どんな風に表現が変えられるのか、紹介します。
◆SNS(マッチングアプリやゲームなど)での出会いは「共通の趣味を通じて」
・合コンで知り合った場合は「知人との食事会」や「知人の紹介」。
・婚活パーティーや結婚相談所での出会いは、「イベントを通じて」。
・ナンパであれば「○○で運命的な出会いをした」と運命を強調する。
などがあります。なるほど! うまくオブラートに包んでいると思いませんか?
◆さらにうまく乗り切るために注意したいこと
プランナーには正直に話しておくが一番安全です。どんな出会いであってもプランナーには全てを正直に話しておくことをお勧めします。親戚や友人、職場関係の誰が知っていて誰に知られたくないのか。馴れ初めを正直に話していない人にはどのように話したかも伝えておくと、全てがオブラートに包まれたベストな対応をしてくれるはずです。
◆少しは事実も混ぜておく
事実を知る親しい間柄の友人もいる結婚式で、全てを嘘で固めてしまうのも違和感があります。2人に共通の趣味があれば、その事実が交えられれば自然な流れに近づけられます。少しの事実とオブラート表現をうまく使って、不自然にならないように注意しましょう。
出会ったきっかけなんてロマンチックである必要はありません。そもそもロマンチックな出会いなんてそうそうないものだと思っています。結婚式は2人が共に生きる人生の通過点。これからどうやって幸せになるか、それが一番大切なことではないでしょうか。あまり馴れ初めにこだわりすぎずに、これからの2人のことをしっかり考えていってくださいね。
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Oggi.jp's 長縄由実
外国人向けの物件を扱う不動産会社で勤務する傍ら、Oggi.jp’sとしても活躍。趣味はカメラ。休日はインスタジェニックな場所を求めて話題のスポットへ繰り出すことも。特技は外国語(英語・韓国語)。