京谷侑香さんってどんな人?
真っ赤な缶に、キリンビールお馴染みのシンボルマークが目を引く「本麒麟」。2018年3月にキリンビールが発売したこの新商品は、販売開始からわずか1年半で累計5億本を超える空前のヒット商品。
その「本麒麟」の開発チームに大抜擢されたのが、今回ご紹介するキリンビール・マーケティング部の京谷侑香(29)さん。名前・味・パッケージや広告戦略にいたるまで開発に携わっている。
−−現職に就いた理由とは?
学生時代から大のお酒好きだったという京谷さん。大学生の頃、バーでアルバイトを経験。特にビール愛が強かったことから、卒業後はキリンビールに就職。
営業部に配属され、1年目にして売上目標を達成。しかし、そのことによる慢心がお得意先の取引停止を引き起こす事態を招いてしまう。
その後、商品開発などを行うマーケティング部に異動するも、そこでも浮かれた気持ちがあったといい、異動当初に開発した新商品はたった1年半で販売終了。
キリンビールは、一昨年までの過去10年で、新ジャンルのビールにおける新商品が12回連続で市場に定着せず、停滞していた。
そんな状況のなか、京谷さんは並々ならぬ情熱と行動力で「本麒麟」を世に送り出し、大ヒットに導いた。
京谷侑香さんの「7つのルール」
さて、そんな京谷さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.試飲は思いっきり飲み干す
新商品開発にあたっての大切な鍵となるのが、試飲会。その試飲会の際、京谷さんは少量ではなく思いっきり飲み干すことを徹底。お客さんが実際に飲むときに近い状況にすることが目的。
■2.大事なことは手書きで残す
仕事をするうえで京谷さんがこだわっていることは、お客さんの声など大事なことを手書きで残すこと。手書きで書いたほうが頭に入るのだそう。
■3.毎週 金曜日はゴミ置場を見回る
毎週金曜日の朝は、通勤中にゴミ置き場を見て回るのが京谷さんのルーティーン。なぜなら、金曜日は缶ゴミの収集日だから。近所での売れ行きをチェックしてから会社に行っている。
■4.「何を飲みたいか」で食事を決める
プライベートでは、大学時代に働いていたバーのバーテンダーと2年前に結婚した京谷さん。2人揃って大のお酒好きなので、外食に出かける際は「何を飲みたいか」でお店を決定。
■5.考え込みたいときは会社に行かない
京谷さんは、プレゼンの練習や資料の読み込みなど考え込む作業をするときは、会社に行かず自宅で仕事をする。リラックスした状態だと柔軟に考えられるそう。
■6.一日の報告は飲み会で
チームのメンバーと頻繁に飲むに行くという京谷さん。仕事中には言えないことも話してコミュニケーションを取っている。
■7.乾杯は自分の作ったビールで
同僚とも友人とも夫とも、乾杯するときはいつも自分の作ったビールでするのが京谷さんのポリシー。京谷さんにとって、お酒は置かれている立場やしがらみを脱ぎ捨て本音で人と向き合える必要で大好きな存在。
次回の「7ルール」の放送は、8月20日(火)よる11時00分~。主人公は、神戸アジアン食堂SALA店長・黒田尚子さん。
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