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2019.08.13

基礎体温グラフでチェック! 高温期が長い? 線がジグザク? 排卵日は?【医師監修】

婦人科系の悩みをテーマとした不妊治療の名医・杉山力一医師によるカラダの不調解決コラム。妊活や自分のからだの不調に気づくための基礎体温グラフについて。

基礎体温グラフからあなたのからだの不調をチェック!

基礎体温表をつけることで生理周期や自分のからだの不調に気付くことが出来ます。しかし、中には「あまり体温に変化がない…」「高温期がいつかわからない」と、ご自身の基礎体温グラフの読み方に悩んでいる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は基礎体温グラフからわかるからだの不調について、詳しく見ていきましょう。

◆基礎体温グラフの理想的な推移って?

はじめに、基礎体温グラフについて理想的な推移をみていきましょう。基礎体温に関する詳しい説明については、よく聞く「基礎体温」って、きちんと説明できますか? の記事も参考にしてみてくださいね。

基礎体温を記録してみると、およそ25日〜35日、平均して28日のサイクルで繰り返される生理周期を知ることができ、その中に高温期低温期の2相があることがわかります。

理想的な体温としては、低温期が36.4℃前後、高温期がそれより0.3~0.5℃高い36.8℃前後であるとされています。しかし、基礎体温には個人差がありますので、低温期・高温期の体温が必ずしも上記のような数値になるわけではありません。

何度だから低温期・高温期と考えるのではなく、低温期と高温期に0.3~0.5℃程度の温度変化があるかを目安に基礎体温グラフを読み解いていきましょう。

低温期と高温期の温度変化 目安は0.3〜0.5℃
(c)Shutterstock.com

また、理想的な周期は低体温期が14日前後低温期から高温期への移行が1〜2日高温期が12日〜15日ほどであるとされています。

ここからはこれらの日数を目安として、基礎体温グラフからわかるからだの不調をみていきましょう。ご自身のグラフと照らし合わせながら確認してみてくださいね。

◆こんなグラフは不調のサインかも?

不調のサイン
(c)Shutterstock.com

高温期がない(低温期がずっと続いている)→無排卵月経の可能性

正常に排卵された場合、卵胞は黄体に変化し、それに伴って黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増え、体温が上昇します。そのため、36.4℃前後の低温期がずっと続いていて、グラフが2相になっていないというような状態の時には、排卵が起こっていない可能性が考えられます。

月経があっても排卵はされていないという場合もありますので、月経があるから大丈夫だ、と思わずに病院へ行かれることをおすすめします。

低温期が長い→排卵障害の可能性

低温期と高温期の2相にはなっているものの、低温期が3週間以上と一般的な日数(14日前後)よりも長く続いている場合、排卵させるまでの過程に異常が起きている可能性が考えられます。

低温期とは質の良い卵子がつくられる時期です。そのため、低温期が長く続いていると、卵子の成熟が悪く、質の良い卵子が育っていない可能性が考えられます。そのため、2相になっていたとしても排卵されていなかったり、排卵していても卵が成熟していなかったりすることもあるのです。

高温期は来ているけど、本当に大丈夫かな? と思った方は、基礎体温グラフを持参し、専門医に一度相談してみてもいいかもしれません。

専門医に相談
(c)Shutterstock.com

高温期が短い・安定しない→黄体機能不全の可能性

高温期の期間には10〜15日と個人差がありますが、10日未満と短い場合には注意が必要です。高温期が短い場合、受精卵が着床するために必要な黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されていない、黄体機能不全の可能性があります。

また、高温期が安定せずに途中で体温の下がる日がある場合も、黄体機能不全の可能性が考えられます。

基礎体温グラフ以外から黄体機能不全を知る症状としては、不正出血乳房の張り体のほてりなどがあげられますので、短い高温期とともにこれらの症状がみられる場合は、黄体機能不全の疑いがないか専門に相談してみましょう。黄体機能不全と診断された場合は、黄体ホルモンの補充や排卵誘発法の治療がおこなわれます。

全体的にグラフがガタガタしている→無排卵・婦人病の可能性が

体温が2相に分かれず、低温期と高温期が不安定に繰り返されている場合には、多くのリスクが考えられます。代表的なリスクとしては、高温期がない場合と同様に無排卵の可能性があります。排卵が起こっていないので高温期と低温期の区別がつきにくくなっている場合があるのです。

そのほかには体内のホルモンバランスが乱れるような病気を患っている可能性もあります。代表的な病気としては「下垂体腺腫」や「子宮内膜炎」などがあげられます。

◆おかしいな、と思ったら相談を。

診察
(c)Shutterstock.com

基礎体温グラフが理想的な推移にならないその他の原因としては、基礎体温が上手く測れていない場合も考えられます。睡眠不足が続いていたり、毎日の起床時間に差があったりしませんか? 基礎体温の測ったときの状況を振り返りながら、2・3周期計測し続けてみましょう。

また、基礎体温を記録する方法としては、専用のアプリをご活用されることをおすすめします。妊活・生理・排卵管理アプリ「eggsLAB」では毎日の基礎体温を管理するとともに、排卵日・生理開始日を専門医からのコメント付きで予測することができます。妊活をはじめられたばかり、という方にも生理不順で予測がなかなか当たらない… という方にもおすすめですよ。

基礎体温グラフは自分のからだのリズムを知ると同時に、自分が赤ちゃんを迎えやすいからだであるかどうかを知る大切な手掛かりになります。しかし、基礎体温グラフが理想的な推移になっていないからといって、妊娠できないというわけではありません。私は基礎体温が乱れているからダメだ、と考えずに、基礎体温グラフをつけてみて少しでも「おかしいな」と思ったら専門医に相談してみましょう。

TOP画像/(c)Shutterstock.com

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医師 杉山力一

杉山産婦人科院長。不妊治療の名医。日本における生み分け法の権威・杉山四郎医師の孫。

東京医科大学産科婦人科医局では不妊治療・体外受精を専門に研究。その後、1999年より杉山産婦人科勤務。

監修する女性向けアプリ「eggs LAB」では、独自ロジックにより、アプリでの問診で自身の情報を入力することで、これまでにない高い精度での生理日・排卵日予測を実現。不安定な生理周期にも対応した適切なアドバイスや、妊活に関する情報まで、個々の身体の状態にフィットした「あなただけの/あなたのための/今欲しい情報」を発信中。


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