タニタ社員食堂に学ぶ、ヘルシー調理のコツ
■タニタ社員食堂のメニューの特徴って!?
タニタでは社員の健康に配慮して、カロリー・塩分控えめのバランスのとれた食事が提供されているのだそう。このメニューは、おいしさと満足感がありながら一定食あたり500kcal前後・塩分量が3.0g以下と、とてもヘルシーなところが魅力。
普段、特に意識をしないで食事をすると一食で800~900kcalほど摂取してしまっていることもあると思います。これは、タニタ社員食堂の食事と比べると1食で300~400kcalほどの差。
ちなみに、脂肪1kgはエネルギーに換算すると7200kcal。いままでより1日に240kcalの摂取エネルギーを減らすことができれば、計算上1カ月で1kgの脂肪量が減らせるということに。
※食事のコントロールによるダイエットには限界があります。適度な運動を組み合わせ、摂取エネルギーと消費エネルギーのバランスをとることが重要です。
■私たちが取り入れられることは!?
タニタ社員食堂で実際にされている調理の工夫を参考に、普段の食事から余分なカロリーと塩分を減らしましょう!
Point1:まずは簡単なことから… 食材や調味料をきちんとはかろう!
まず簡単なことですが、カロリーや塩分を抑えるコツとして、「はかる」ことをオススメします。料理をつくるときには、クッキングスケールや計量スプーンなどで食材や調味料をはかってみましょう!
目分量ではなくきちんと計量することは、意外と余分なカロリーや塩分の摂り過ぎ防止につながります。
Point2:一工夫でカロリーダウン! 余分な「あぶら」「塩分」を抑える
タニタの社員食堂では、カロリーを抑えるために特に「あぶら」の量に注意しています。あぶらを抑えるコツをピックアップしてご紹介します。
【あぶらを抑えるコツ】
・鶏肉は、皮を取り除いて使う
・フライやソテーは、グリルや電子レンジなどで焼き、余分なあぶらを落とす
・テフロン加工のフライパンやオーブンを使用し油を使わずに焼く
・クッキングシートを活用して余分なあぶらを除く
・揚げるときは、衣を薄くつける
また、高塩分で濃い味付けのおかずは、ごはんなどの主食が進み、カロリーの過剰摂取につながります。塩分の摂取量が多いと高血圧などの生活習慣病の原因になるうえ、「むくみ」を引き起こすので美容にもよくありません。
塩分の摂取量を減らすためには、「塩味」の代わりに味のアクセントになる素材をうまく取り入れることがカギ。
たとえば、穀物酢・バルサミコ酢・レモン汁などで「酸味」を利かせたり、みりん、ハチミツなどを使って「甘味」を加えてコクを出したりします。そして、昆布とかつお節でだしをとって「うま味」を生かすことも塩分カットに役立ちます。
必要以上に塩分を摂らなくても、満足感のある彩り豊かな食卓になりますよ。
誰でも手軽にできそうなちょっとした工夫で、無理なくヘルシーな食事を実現できそう! みなさんもぜひ、日々の生活に取り入れてみてくださいね。
情報提供/TANITA(タニタ)
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