立川こはるさんってどんな人?
立川こはるさんは、天才落語家・立川談志を頂点とする一門に女性として初めて弟子入りした落語家。
23歳で入門し、今年で13年目。いまでこそ落語家を志す女性は増えたものの、入門当時、女流落語家はほとんどいなかったそう。
そんな男性が大多数を占める落語界で“立川こはる”という唯一の世界観を作り上げてきた。
−−落語家になった理由は?
生まれは東京・表参道という絵に描いたような都会っ子。大学時代に誘われて入った落語研究会に入ったことが大きな転機に。
「聴くだけでこんなに笑っておもしろいものがあるんだと初めて知った」という。
その後、現在の師匠である立川談春の落語に衝撃を受け、弟子入りを希望。思いの丈を原稿用紙28枚にしたため、立川一門への入門が許された。
立川こはるさんの「7つのルール」
さて、そんな立川さんが「いつもしている7つのこと」=「セブンルール」とは…?
■1.着物は男物
立川さんが追い求めるのは、談志師匠や談春師匠の姿。そのため、着物は女物ではなく男物を着るのがこだわり。弟子入りを機に髪も短くした。
■2.お客さんを見てからネタを決める
立川さんが覚えている演目は、100を超える。その中でどの演目にするかは、お客さんの反応を見決める。お客さんに寄り添うことを大切に。
■3.落語に女性らしさを1割入れる
男性に負けない語り口で笑いを生む立川さん。しかし、その中にも立川さんらしさ、女性らしさを取り入れるのがポリシー。
■4.春は週一で野草を摘む
休日は、河川敷に行って野草を摘むこともあるという立川さん。お金がない前座のときに始めたことが発端。いまでは束の間の癒しに。
■5.枕は盛らない
お客さんに共感してもらえるように、自分の自然な日常に沿った形でエピソードを話すのが立川さんのポリシー。笑わせるために嘘をついたり盛ったりしない。
■6.落語好きのオファーはすべて受ける
落語好きの主催者からのオファーであれば、すべて受けることにしている立川さん。落語を知らないお客さんにもその魅力を広めるため、いろいろな場所でやっていきたいという。
■7.目の前のお客さんを楽しませる
立川さんの目的は、目の前のお客さんに楽しんでもらうこと。そしてそのお客さんの数を増やすこと。そのために、師匠たちの姿を胸に舞台にあがり続ける。
次回の「7ルール」の放送は、7月23日(火)よる11時00分~。主人公は、辞典編集者・田沢あかねさん。
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